作品一覧

  • ヤマケイ文庫 穂高に死す
    4.3
    近代アルピニズム発祥の地、穂高連峰では、数々の輝かしい初登攀記録の陰で凄惨な遭難事故が起きていた。 加藤文太郎(北鎌尾根)、大島亮吉(前穂北尾根)、松濤明(北鎌尾根)、茨木猪之吉など、名だたる登山家が槍・穂高の露と消え、前穂高岳のナイロンザイル切断事件、「松高」山岳部の栄光と悲劇など、登山史に影を落とす事故も穂高を舞台に繰り返されてきた。 穂高における山岳遭難の歴史を振り返り、連峰に若くして逝ける登山家たちの群像を描いた話題作を文庫化。 昭和初期から第2次登山ブームの30年代まで、穂高連峰で起きた遭難を、歴史を軸に紹介する。
  • われわれはなぜ山が好きか ドキュメント 「日本アルプス登山」70年史(小学館文庫)
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    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 山好きな日本人の登山観はどのような変遷をたどり今日にいたるのか。江戸末期に来日した外国人が日本アルプスを初めて踏破し、スポーツ登山が認知されるようになった昭和初期までの歴史と思想を描く、近代日本登山史。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • ヤマケイ文庫 穂高に死す

    Posted by ブクログ

    本人も登山に親しみ、井上靖の名作「氷壁」の資料提供者の一人でもあった安川茂雄がものしたドキュメント。
    遭難した山男たちのエピソードを集めたうち、明治~昭和、終戦後までの、日本の冬山高峰登攀黎明期の中にあって穂高で起こった遭難を扱っています。
    中には加藤文太郎など著名な山男の記録もあり、彼の「単独行」読書の前に触れられたのはよかったと思います。

    印象としては、WW2の戦前と戦後では(戦後の遭難エピソードは少ないので比較しづらいことは確か)、遭難の内容がちょっと違うということ。
    著者も本文中に書いているけれど、高峰登攀についての基礎訓練・心構えなどが違うこと。
    おそらく、一つずつ積み上げてきた登

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    2016年11月18日
  • ヤマケイ文庫 穂高に死す

    Posted by ブクログ

    山に行ったことのある人ならば、単独で山に入ったことがある人ならば少なからず「これはマズい状況なのでは?」という経験はあるのではないだろうか。
    ガスっている雪渓を降るこの先に、もしかしたら巨大な氷穴があるかもしれない。
    どうやって降りるんだ。
    とにかく情報量の少ない中で行動を選択しなければならない時がある。

    巻末に書かれているように登山黎明期と現代ではあまりにも状況が違う。

    まぁいいや、あの尾根を歩いた日々もあの国境越えた夜もずいぶん昔のことになってしまった。まぁいいのだ。

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    2015年11月03日

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