作品一覧

  • ぜんぶ 愛。

    ぜんぶ 愛。

    小説・文芸

    4.3
    1巻1,485円 (税込)
    5歳の娘に撮影の特訓を課す父、奥田瑛二。娘の窮地にどこにでも駆けつける母、安藤和津。著名な両親のもとに生まれたコンプレックスゆえ、15歳で単身イギリスに留学。人種差別と金欠に翻弄されながらアート制作に明け暮れる日々。父の仕事を手伝ううちに、最初は遠ざけていたはずの映画と恋に落ちる。見習い、助監督と「なりふりかまわず」映画に没頭、やがて自ら脚本を書いた『0.5ミリ』を監督する。この映画を上映するために高知に特設劇場を、さらには常設映画館を作ってしまう。そして、おおらかな自然と心優しき人々に恵まれた南国土佐の輝くような日常。誰も真似することなどできない、「七光り八起き」の半生を描いたエッセイは、生きることの喜びと驚き、そして愛に満ちている。日経新聞の人気連載に大幅加筆。
  • 0.5ミリ

    0.5ミリ

    小説・文芸

    -
    1巻679円 (税込)
    介護ヘルパーとして働くサワはある日、派遣先で老人との添い寝を頼まれたことがきっかけで職を失ってしまう。住み慣れた街を離れた彼女は、見知らぬ土地土地で見つけた老人の弱みにつけこみ、おしかけヘルパーを始めるのだが……。死を見つめることで「今を生き抜く」ことが見えてくる。老人と女性との魂の交流を描いた至極のヒューマンノベル。
  • 変愛小説集 日本作家編
    値引きあり

    変愛小説集 日本作家編

    小説・文芸

    3.6
    1巻616円 (税込)
    変てこだったりグロテスクだったり極端だったりする、究極に純度の高い愛のアンソロジー。人気作家勢揃い! ●川上弘美●多和田葉子●本谷有希子●村田沙耶香 ●吉田知子●深堀 骨●安藤桃子●吉田篤弘●小池昌代●星野智幸●津島佑子

ユーザーレビュー

  • ぜんぶ 愛。

    Posted by ブクログ

    安藤桃子さんの人間性が素敵すぎる。
    これまでの経験から得た感性を大切にしていることや、移住先の高知で出会った人達との関わり方を読んでいると自分もそんな大人になろうと思えました。

    0
    2022年07月22日
  • ぜんぶ 愛。

    Posted by ブクログ

    安藤桃子さん著、ぜんぶ愛。読み始めたら止まらなくなり一気見してしまった。高知への移住するきっかけから始まり、映画も交えた様々なエピソードが描かれていたけれど、笑えたし、共感もできた。
    それと何と言っても、ページ数も手頃で、とてもわかりやすくて面白かった。
    高知は昔から他県から移住してきた人々に対してはオープンだら、安藤桃子さんも地域性に惹かれたんじゃないかな。
    本当に映画好きなんだなと思った。
    キネマM素敵な映画館だったからまた見に行きたいな。

    0
    2021年11月09日
  • 変愛小説集 日本作家編

    Posted by ブクログ

    さまざまな形の「愛」が収められたアンソロジー。どれも一般の恋愛観からは少し外れた愛で、しかしそんな奇妙な愛こそが恋愛であるような気がする。どこか変でなきゃ恋愛なんてできないな、と感じた。

    0
    2019年09月14日
  • 変愛小説集 日本作家編

    Posted by ブクログ

    変と恋愛を混ぜると不気味という感覚が残るんだなあと思いました。どこか歪んでるのにその愛というものがあったことをみんな信じている。こんなにも不確かなものはないのにこれだけは言える、みたいな感じで。
    変。変わる。
    人と交わるとどうしても変わっていってしまう。想像のつく未来なんてひとつもない。

    0
    2026年09月27日
  • 変愛小説集 日本作家編

    Posted by ブクログ

    岸本佐知子さんの編んだ書き下ろしアンソロジー、タイトルに惹かれてまず読んだ津島佑子の短編「ニューヨーク、ニューヨーク」が素晴らしかった。読みながら、読み終わってから、幾つものことを思った。
    「ニューヨークのことなら、なんでもわたしに聞いて。それがトヨ子の口癖だった、という」冒頭のセンテンスを読んで、わたしも数年前の夏に数冊の本を読むことで行ったことのない「ニューヨークのことはもう分かった」と嘯いたことを思い出す。そこには彼女がニューヨークを思うのと同じように個人的で特別な理由があったのだけど。
    その後に元夫と息子がこの世にいない彼女について語り合うことで明らかになり“発見”される、今まで知り得なかった「彼女の孤独や哀しみやささやかな矜持や希望」あきらめ、恨み、失望は、編者あとがきで岸本さんが書いているように「私たちみんなが心の奥に抱えているもの」なのだと思えた。少なくとも、わたしは同じようなものを抱えていた。改めてそれらを見つめることになる。さらにその語り合い、解釈を通して「なにか肝心なものが欠けた存在」では、と思いはじめる元夫、名無しの“男”の人生に自分を省みて、思い出し落ち込み、わたしも「少し涙ぐむ」。
    そして、もういない人を語りあうこと、あるいは不在になったときに語られることについても考える。別の方向からの印象を聞き、ぶつかり合いすり合わされることで、新しい印象が浮かび上がる。それは勿論“正解”ではないのだけど、新たな、あなた、わたしが描き出される。何処までいっても憶測でしかないそれを、真実とその人自体だと思い込む、そうせざる得ないことは、実はとても恐ろしいことなのではと思い至る。しかし、人も含めた世界はそうやってしか捉えることが出来ないのなら、それは真摯に語られるべきだ。この小説のように。そんなことを少しこじつけて思う。とても素晴らしかったけれど、予想していなかった怖い思いもした短編小説だった。太宰治の娘だということはさっき知った。「電気馬」も読んでみたい。

    0
    2024年11月13日

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