作品一覧

  • バブルの経済理論 低金利、長期停滞、金融劣化
    3.5
    1巻4,950円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ■理論経済学者が、世界のバブルを分析、「バブル経済」の本質を歴史と理論から明らかにする。バブルを介して現代のマクロ経済を捉え直す。長期停滞に陥った現在の日本経済の謎を解き明かし、大胆な政策提案も示す、知的刺激に富む独創力にあふれた本格経済書。 ■バブルは流転する: 日本、東アジア、アメリカ、中国と、1990年代以降、経済の主役の交代とともにバブルの重心は移動してきた。バブルは国家や地域を替えながら流転する。 ■バブルはつながっている: 利子率が成長率を下回ればバブルは起きる。低金利の持続のもとで、国境、地域を越え、個々のバブルは、“つながり”を持つ。 ■バブルの本質は「経済の贈与化」: バブル経済とは、財とバブル=“霞(かすみ)”との不等価交換=贈与にほかならない。国債バブルの膨張により、経済の贈与化が進行、市場経済は縮小する。 ■長期停滞の本質: ゼロ金利が続く経済は、デフレと長期停滞が続くバブル経済そのものである。 ■バブルの経済理論: 資産バブルの頻発、長期化するデフレと流動性の罠、拡大する財政と低い国債利回り――。主流派経済学が解決できなかった問題を、バブルの経済理論は統一的に説明できる。
  • 金融立国試論
    3.7
    1巻693円 (税込)
    「オーバーバンキング」(預金過剰)がバブルを起こし不良債権をつくり金融危機を招いた。「カネ余りの不況」世界史的にも稀な現象がなぜ日本で起きたのか? マクロの視点で読み解く。
  • 経済を動かす単純な論理
    3.5
    1巻1,100円 (税込)
    世界経済に何が起きているのか――。世界経済の動きをとらえることは、難しいことではない。本書にある、2つの「単純な論理」を理解すれば、一見複雑そうに見える経済の本質が明解になり、自分の頭で思考し、判断できるようになってくる! 慶應義塾大学経済学部の講義ノートを書籍化。金融専門用語の羅列はなし。金融と経済を支配する考え方が身につく一冊。
  • バブルの経済理論 低金利、長期停滞、金融劣化

    Posted by ブクログ

    日本のみならず世界のバブル経済についての考察についてまとめられた本。
    経済的知識がない私にとっては少し学術的で難しい部分もあったが、
    平易に説明しようとしてくださっていることもあり、概略はすっと理解できた。

    日本の分析の部分だけにおいても、
    最近はやり?のMMTに対する考察、バブル後の失われた20年の考察、財政健全化について、なぜゼロ金利政策がうまくいかないのか等
    勉強になる部分は多かった。経済理論について日本バージョンとして当てはめていくことが肝要というのはまさにいうとおりだと思った。


    0
    2022年05月02日
  • 経済を動かす単純な論理

    Posted by ブクログ

    マクロ経済学の本ですが「複雑そうに見える物事の本質は単純である」とあとがきにあるように専門用語はほとんどなく読みやすいと思います

    気になる小さな点としてP.50の
    「例えば1000万円の預金を複利で1%の金利で5年間回していくと、約1050万円です。
    一方、同じ1000万円を3%複利で回せば、約1150万円です。
    金利の違いで車1台買えることになります。」
    車1台は変わらないけれど複利ならば1%で1051万円。3%で1159万円でしょう?これでは単利です

    面白い点としては「資産価値の決まり方」での株価の簡単な計算式

    今期の株価=配当/国債利回り

    これはかなりザックリとしているが興味深い

    0
    2012年01月04日
  • 金融立国試論

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    [ 内容 ]
    「カネ余りの不況」世界史上稀な現象がなぜ日本で起きたのか?
    「マクロの論客」明日への直言。

    [ 目次 ]
    第1章 オーバーバンキング―預金は余っている
    第2章 長引く不良債権問題―なぜ増え続けるのか
    第3章 BIS規制と会計操作―金融危機はなぜ起こったか
    第4章 デフレ―いったい誰が得したのか
    第5章 ケインズ経済学の破綻―構造改革と景気
    第6章 ペイオフ―預金を減らせ
    第7章 郵貯民営化―国債はどこへ行く
    第8章 金融立国試論―市場を生かせ

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆

    0
    2011年04月07日
  • 経済を動かす単純な論理

    Posted by ブクログ

    キーワード:「バブル」「リスク」

    証券化によってリスク分散はされたが、その回収を誰がするべきなのかが問題になる。また、日本経済が土地バブル→国債バブルに移行した歴史の経緯が分かりやすくて、なるほどと思った。

    0
    2010年07月11日
  • 経済を動かす単純な論理

    Posted by ブクログ

    『経済を動かす単純な論理』は、慶応大学の先生による著作ですが、著者はたったふたつのキーワードで世界経済は説明がつくと言います。それは『リスク』と『バブル』だと言います。リスクを理解するには大数の法則を理解することが鍵であり、それがわかれば証券化の意味が理解できてきます。一方、バブルを理解するには『利子率』と『成長率』の関係を捉えればよいと言います。

    証券化は理想的には信用リスクを低減させるものとして考えられていましたが、結果的には原証券(例えば住宅ローン)の債権回収といった基本的な機能がモラルハザード・情報の非対象性などの問題により崩壊してしまいました。よく言われているように格付け機関の不適

    0
    2010年05月17日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!