作品一覧
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-OJT(On the Job Training)が日本に紹介されてから久しいが、近年、大きく様変わりしてきた。その背景にあるのは、企業環境の大きな変化である。1950年代以降、OJTが導入された当初からしばらくは、どちらかと言えば集団主義による従業員教育が中心だった。しかし1980年代以降、個人主義が主流になると、企業では自立型のキャリアアップが叫ばれるようになった。そこでは、上司から部下への一方的な「教える」指導から、むしろ上司と部下の「相互啓発」による指導へと大きな価値観の転換が見られた。さらに近年では、コンピテンシーやコーチングといった新しい概念が登場し、個人重視の傾向はますます加速している。本書は、そうした自立型キャリア時代のOJTのコツを詳しく解説したものである。著者が丹念に集めた企業の実践事例が多数紹介されていてわかりやすい。自立できる部下を育てるための必携テキストである。
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3.0部下指導といえば、OJT(On the Job Training)すなわち日常の仕事を通じての教育が主流であることに変わりはない。真に人材を育てようと思えば、こうした日頃の地道な努力がものをいうのである。本書は長年、企業のOJT指導に携ってきた著者が、多数の実例をもとにしながら、これからのOJTのあり方について解説したものである。いま時代の移り変わりと共に職場環境も大きく様変わりしている。これまでのように単に仕事の知識・技能を教えるだけのOJTでは、決して「使える人材」は育たない。今後必要なのは、まず良好な人間関係とコミュニケーション能力、そして部下の自立を促す指導である。本書では各業態における22の具体事例を示し、このような時にはこう指導せよという方策をポイント・教訓・アドバイスという形で示してある。すぐ仕事に役立てられる実践的なつくりで、部下を持ったらぜひ読んでおきたい本である。
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-今日、組織と個人の関係は大きく様変わりしてきた。一人ひとりが自立してこそ仕事で大きな力を発揮できる時代になり、いかにしてそうした人材を作り上げるか、そのための「自立・成長・巣立ち」のバックアップをどのようにしていくかが、企業内教育の主要な課題になったのである。その中で、OJTのあり方も「一方通行」の知識伝達から「双方向」へと変わってきた。すなわち、上司と部下が互いに教え、教えられながら共に成長していくという「相互啓発」である。本書はこうした流れを踏まえ、上司として日頃どのような指導をしたらよいか、効果的なOJTの手法とは何かを解説したものである。特に、実際に現場で起こったさまざまな問題を網羅した生々しい体験談が多数掲載され、実践に即した事例で学ぶことができる。「やる気のある部下を育てたい」と願うすべての上司にとって、常に座右において使いたい基本的なテキストといえる一冊である。
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-いま、多くの病院では看護師の慢性的人手不足に悩んでいる。そこで求められているのは、いかにして新卒看護師の即実践能力を高めていくかである。そこで本書は、医療機関でのOJT研修のスペシャリストである著者が、病院に特化してそのOJTのノウハウを詳しく解説した。これまでのOJTというと、上司・先輩から部下・後輩へと一方通行で指導するというのが普通だった。しかし、今日の組織と個人の関係というのは、一人ひとりが自立・成長・巣立ちしてこそ仕事で大きな力を発揮できる時代へと変わった。そこで上司・先輩に必要なのは「互いに学ぶ」相互啓発の発想であり、同時に部下・後輩に必要なのは、「自ら学ぶ」自己啓発の発想である。本書はこうした視点から、OJTのさまざまな実例と体験談を盛り込みながら、看護師のモチベーションを高め、実践能力を高めるための指導法を解説。さまざまな場面を網羅し、すぐに役立てることができる。