作品一覧

  • 最後のロシア皇帝

    最後のロシア皇帝

    ビジネス・実用

    3.5
    1巻715円 (税込)
    皇帝ロマノフ二世とその家族が西シベリア・エカテリンブルグで革命派によって銃殺されたニュースは当時世界を震撼させるものだった。だがこの事件は、その後七十年もの間なぜか歴史の闇の中に置き去りにされたままにあった。皇帝一家の遺骸発掘を契機に次々と明らかにされるロシア史の真実。
  • ロシア民族精神の深淵

    ロシア民族精神の深淵

    ビジネス・実用

    -
    1巻5,720円 (税込)
    ウクライナ戦争を支えるロシアの民族精神への視線! ロシア革命による内戦と第一次世界大戦の対ドイツ戦の最中に書かれたロシアの精神を解き明かす古典中の古典の新訳。(旧訳『深き淵より ロシア革命批判論文集2』(ベルジャーエフほか 著、長縄光男、御子柴道夫 監訳、現代企画室、1992年)) ロシアの代表的な思想家11人による革命の“陰の部分”を指摘するとともにロシア人の新旧の精神世界を冷徹に分析、国家と民族の運命に思いをめぐらせる。 革命派(ボリシェヴィキ)がロシア人以外のウクライナ人やグルジア人などの異民族に“民族自決”を認め、旧ロシア帝国の版図を分解、縮小したことに対する民族主義者の立場からの憤激の感情が述べられている。それから70年、ソ連邦として再び寄せ集めた版図(構成共和国)が解体された時(1991年)に、分離・独立した共和国に対して、ロシアの民族主義者たちは全く同じように嘆き憤激、激昂した。そうした大ロシアの民族主義の感情は、そのまま今般のウクライナ戦争に投影されている。 そして本書には「ロシアには何故、今日に至るまで独裁的な指導者や権威主義的、強権、全体主義的政治体制がくり返し出現するのか」「何故、国民はそれらの指導者や体制を受け容れるのか」などの疑問への答えも含まれている。

ユーザーレビュー

  • 最後のロシア皇帝

    Posted by ブクログ

    最後のロシア皇帝ニコライ2世の生まれから最後、そして彼の死後のことまで詳しく述べられており、リアルな描写はまるで自分が帝政時代のロシアを生きているような錯覚すらさせる。

    0
    2010年11月26日
  • 最後のロシア皇帝

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    この本を読んでかなりびっくりしたことは、ロシア革命(というよりはロマノフ王朝滅亡)のまさにその時に、ニコライ二世は一番の当事者であるにも関わらず首都にはいなかったという事実と、醜聞まみれのラスプーチンは実は第一次大戦へのロシア参戦に大反対し、革命運動激化を考慮して農民層の減税などを皇帝に進言するような一面をも持った人物だったということでした。  

    ま、逆説的に言えば、それだけロシアの政治に口を出していた人物だったとも言えるわけだけど、少なくともニコライ二世はその進言に動かされたことはなかったようだし、だからと言ってラスプーチンが何かをしたということもなさそうだし、要するに KiKi が手前勝手に思い描いていた権勢欲みたいなものがあった人物というわけではなかったみたい・・・・・。  しかも金銭的にも決してゴウツクバリというわけではなく、個人財産を溜め込むことにはまったく無頓着だったとのことなので、要は皇帝一家に近づきすぎた普通の人(まあ、新興宗教の教祖みたいな人だから普通ではないけれど ^^;)だったのかもしれません。

    ラスプーチンを稀代の悪人にしたてあげたのは当時のロシア宮廷と革命政府、そして図らずもその遠因を作っていたのは彼を信頼していたアレクサンドラ皇后ということなのかもしれません。

    いずれにしろ最後の皇帝一家惨殺の模様は陰惨を極め、その後の一家の遺骸の扱い方を見ると、それまでの圧政に対する報復という面もあるかもしれないけれど、それ以上に人間性の欠如みたいなことを感じずにはいられません。  否、人間というこのどうしようもない生き物は本来残虐性に満ちた生き物なのかも・・・・・。  

    個人的にはニコライ二世もアレクサンドル皇后もあの大国ロシアの絶対統治者としての器ではない人物(よき家庭人という感じ?)だったと感じられました。  いずれにしろ、一家の死の後にあの「得体の知れない、秘密主義の、謎のヴェールに包まれたソ連」ができあがったことはまぎれもない事実で、その原点がこの一家の惨殺事件にあったようにも感じられました。

    (全文はブログにて)

    0
    2012年06月06日

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