作品一覧

  • ポルノ雑誌の昭和史
    3.6
    エロ本屋は永遠に勝てない闘いを続けるゲリラである。松尾書房「下着と少女」、アリス出版「少女アリス」、ギャル出版「SISTER」……。独自の販売ルートを開拓しベストセラーも誕生したポルノ出版界。法規制の裏をかいた表現の工夫、ロリコンブームの背景、美少女モデルの素顔まで。伝説の編集者によるポルノ文化史。

ユーザーレビュー

  • ポルノ雑誌の昭和史

    Posted by ブクログ

    吾妻ひでおが「少女アリス」で連載していたとは・・・。自販機の規格による制限など、流通面のネタも面白い。

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    2012年02月05日
  • ポルノ雑誌の昭和史

    Posted by ブクログ

    川本耕次氏が身を置いてきた昭和(戦後)のエロ本出版業界の歴史をまとめたもの。同じような内容が繰り返されたり、文章が独特でじゃっかん違和感を持ちながらも、普通には見ることの出来ない世界の事が書かれており、面白かったです(臨場感があるとも言えますが…)。戦後の風俗史としても、大衆に一番身近だったものなのだと思うので、ある意味重要な位置づけにはなると思うのですが、扱っている内容だけに誰もまとめてないようですね。関わっていた人たちがいなくなってしまう前に誰かまとめたりしないかな。

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    2018年05月06日
  • ポルノ雑誌の昭和史

    Posted by ブクログ

    自販機本『少女アリス』について、多くを割かれて書かれている。この雑誌が70年代後半から80年にかけて写真、漫画の世界でサブカルチャーを牽引してきたことは事実だ。桜沢エリカ氏のコラムと漫画はなかなかの秀悦なのであった。発売日に自販機の前に列が出来たという伝説がある。まさか、そんなこともあるまいと思うが(´・_・`)

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    2020年02月02日
  • ポルノ雑誌の昭和史

    Posted by ブクログ

    およそ資料などが残らない業界なので、そこで働いていた筆者による貴重な記録。一般的な認識とは異なり、ヤクザ屋さんは儲からないからビニ本には手を出さない、ヤクザ絡みの裏本はどこで出しているのだかまったくわからないが、ビニ本は奥付に責任者の住所氏名まで出しているのだから、取り締まってくださいと言っているようなもの。猥褻物陳列より児童福祉法違反の方が罪が重いので、モデルの年齢確認には気を使ったという。
    のちにAVに進出するKUKIの中川徳章社長は劇団天井桟敷の文芸部に半年くらいいたとか、モデルの寺山久美(もちろん寺山修司から芸名をつけた)、エロジェニカ編集長の高取英 など、天井桟敷出身者がけっこういた

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    2011年12月17日
  • ポルノ雑誌の昭和史

    Posted by ブクログ

    一つの通史としては抜けが多くて首をひねるけれど、当時の雰囲気や状況がわかるのは良い。
    ジャンルがジャンルだけに大っぴらに語ることは難しいんだろうけど、その道の専門家が集まって、よりしっかりとした歴史を残してほしい。

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    2024年11月21日

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