人間社会で暮らしている中で避けられないのが、対人関係の悩み。
特別に困難な悩みが無い時でも、備えはしておかなければいけないと思い、関係する本を読むようにしています。
この本は18世紀後半に出版されたドイツ人作家の著作の新規翻訳版。
「人づきあいを楽に」「愉快になる」「一歩抜きん出る」「こんな人とは・
...続きを読む・」「身近な人と」という5章に分けて、交際術のポイントをアドバイスしています。
見開き右のページに格言、左ページにその説明という形で構成されていて、どのページからも読み進められるようになっています。
18世紀の貴族の生活がベースになっているので、ピンとこない部分もありましたが、人間関係の本質について深く考察して書かれたのだなあと、感じました。
話題は広範囲に及びますが、全体を通じて書かれているのは、「相手をよく観察し、慎重に対すること」「相手を選び、自分の態度を選ぶこと」といったことではないかと、理解しました。
僕は特に、相手に関心を持つこと、幅広い世代の人と、適切な交流を持つこと、といったあたりが、参考になりました。
「こんな人とは・・」の部分などは、現代社会、たとえば会社の中での人間関係にも、すぐに応用できるのではないかと思います。
生きていく上で、他者との交流はなくてはならないもの。
この本を参考に、より充実した人間関係を築いていきたいと思います。