あらすじ
賢い人づきあいの智恵151。ヨーロッパで百年以上、読み継がれてきた本書が、あなたの人づきあいを楽しく愉快で負担のないものにすることでしょう。
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Posted by ブクログ
森鴎外の愛読書。いつの時代も人間は人間関係に悩んでいたのだと思う。面白かったが私には細かすぎるような印象。西原理恵子のような豪快なタイプか、Phaのようなゆるい方が私には向いていそう。
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よかったことは、”おかげ様”だと考える。悪いことは、”自分のせい”と考える。
自分の苦境は訴えない。
相手を立てるとは、相手の話したがっている話題に振ること。
自分に厳しくあれ。
自分に関心を持ってもらいたければ、相手に関心を持つ。
他人の行動は、どうでもいいこと。
良い結末を迎えたければ、良心に従って行動すること。
愉快な気分で、美点を褒める。
言葉や知識は小出しにする。
記憶力を研ぎ澄まして、同じ話をしない。
自分をよく研究する。
自分の話しに退屈している人がいるかもしれない。
期待や要求が少なければ、不幸にならない。
自分より賢明な人と良く話す。
自分自身を尊敬する=追いつく努力をする。
人に情けを掛けると感謝される。しかし感謝されない場合でも、愛のみから行った、という崇高な満足感を得られる。いずれにしても親切にすることは損ではない。
無理して若作りをしない。
清潔で趣味の良い服装は女性のお気に入り。
女性は好奇心が強い。だから秘密を打ち明けるとよい。
道は狭く厳しい方を選ぶ。失望することがないし、長続きする成功が手にできる。
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人間社会で暮らしている中で避けられないのが、対人関係の悩み。
特別に困難な悩みが無い時でも、備えはしておかなければいけないと思い、関係する本を読むようにしています。
この本は18世紀後半に出版されたドイツ人作家の著作の新規翻訳版。
「人づきあいを楽に」「愉快になる」「一歩抜きん出る」「こんな人とは・・」「身近な人と」という5章に分けて、交際術のポイントをアドバイスしています。
見開き右のページに格言、左ページにその説明という形で構成されていて、どのページからも読み進められるようになっています。
18世紀の貴族の生活がベースになっているので、ピンとこない部分もありましたが、人間関係の本質について深く考察して書かれたのだなあと、感じました。
話題は広範囲に及びますが、全体を通じて書かれているのは、「相手をよく観察し、慎重に対すること」「相手を選び、自分の態度を選ぶこと」といったことではないかと、理解しました。
僕は特に、相手に関心を持つこと、幅広い世代の人と、適切な交流を持つこと、といったあたりが、参考になりました。
「こんな人とは・・」の部分などは、現代社会、たとえば会社の中での人間関係にも、すぐに応用できるのではないかと思います。
生きていく上で、他者との交流はなくてはならないもの。
この本を参考に、より充実した人間関係を築いていきたいと思います。
Posted by ブクログ
当たり前のことを当たり前に述べてる本だが、それが全てできているかというと…。人間関係を見直したい時に読むと、151の項目の中にいくつかは気になるものがあるのでは。定期的にパラパラ読みなおしたい本。