作品一覧

  • 液状不安
    3.0
    1巻4,400円 (税込)
    確実性・安定性・計算可能性を喪失して流動性が高まった現代社会で、不確実性を象徴する「不安」は多様な形で、多様な場面で私たちの生活とともにある。死・悪・自然災害・テロ・世界経済・金融市場などを素材に不安の源泉を明視し、不安に抗する思考を描き出す。

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  • 個人化社会
    -
    1巻5,500円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 高度に情報化され、個々人の選択と責任がきわめて重視される現代社会を生き抜く人々のありようを「個人化」という視角から読み解き、家族や宗教、貧困、労働、自由、愛、セックス、暴力など多様な素材をもとに流動性が高まり不安定で不確実な社会状況を透視する。

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  • 死と死別の社会学 社会理論からの接近
    3.5
    1巻1,760円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「自分らしい死」への志向と専門職に管理される死という現状は、一見相反していながら実は相補的な図式を形成して死の共同性を生起させ、同化と排除の構造を駆動していることを、ウェーバーやパーソンズ、ギデンズ、バウマンなどの社会理論から解明する。

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ユーザーレビュー

  • 死と死別の社会学 社会理論からの接近

    Posted by ブクログ

    大学の講義で扱った本。教授の著書であるが、自分の興味ある『死』という概念について、社会学的視点から考察している。

    0
    2009年10月04日
  • 死と死別の社会学 社会理論からの接近

    Posted by ブクログ

    著者はいわば「死別の作法」というべきことごと(看病の仕方、告知の仕方、臨終のまさにそのときの迎え方、葬送の仕方など)が宗教的なものにせよ非宗教的なものにせよ常に型にはめられたものへと回帰していってしまうことを執拗に指摘しています。これは「自由」に関するナイーブな態度と言えるでしょう。

    死別に関することに限らず、ひとの行う差異化とは完全新規で独特のやり方を発明することではなく、所与のあるカテゴリと別のあるカテゴリとを対照させることで行われるものではないでしょうか。その差異化の過程で所与のカテゴリが解体されて複数に分けられたり、統合されたり、忘れ去られたりする。あるいは誤差が生じてふいに新たなカ

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    2018年06月10日
  • 液状不安

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    現代社会の不安は、外部に実在する(Solidな)ものではない。人の内側から湧き上がる(Liquidな)ものである。

     かつての社会不安はもっぱら、自然災害や敵国の侵略など、人間の手の届かない外部の事態に向けられていた。たしかに存在する不確実性、だからSolid(固形)なものといえる。人は自分の手ではどうしようもないので、神に祈っていたのだろう。
     しかし、科学技術の発展、社会の官僚的発展によって人間はあらゆる事態を管理可能になりつつある。気象予報、火山活動の予測、地震速報など自然災害も予め備えることができる。冷戦後の世界の連携をみると戦争という手段ももはやほぼ存在意義をなくしている。では、こ

    0
    2014年04月08日

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