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  • 影の銀行 もう一つの戦後日本金融史
    4.0
    1巻946円 (税込)
    「影の銀行」は金融当局の規制や監視を受けない運用機関のことで、伝統的な銀行と手を組んで収益を拡大した。高度成長期の日本では、銀行は貸出先に事欠かなかったが、70年代以降は不動産融資や有価証券投資で利益の増大を図った。そこに登場したのが影の銀行だ。銀行の別働隊であるノンバンクやヘッジファンドが生まれ、いまや世界経済を揺るがすに至った。戦後日本金融史をふまえ、知られざる影の銀行の全貌を明かす。

ユーザーレビュー

  • 影の銀行 もう一つの戦後日本金融史

    Posted by ブクログ

     以下の点を知ったことが特に有益であった。
    ・70年代初頭の時期、長プラの適用先は社債の発行条件が最優遇の数十社に限定されていた。
    ・規制時代、信託銀行は大蔵省の指導によりコールの取り手になれなかった。
    ・都銀の女子行員はピーク時に比べ半減した。
    ・特金・ファントラの株式売買手数料のうち、20%が証券会社から信託銀行にキックバックされていた。
    ・バブル期の株式投信は銀行預金利率を上回ることが目標だった。

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    2010年10月19日

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