カーブドッチに行きたい!
日本で本格的ワイナリーをつくった落氏の自伝と会社(ワイナリー)について歯切れ良く書かれている。
日本のワインが
・輸入ワインを混ぜて、日本で瓶詰めして「国産」を名乗っている
・海外からぶどう果汁を輸入して、それを発酵させ瓶詰めして「国産」を名乗っている
少しマシなのは
...続きを読む・食用ぶどうの残り物をワイン醸造に使っている
著者が書いている様に、日本のワインは税金を取る法律はあるが、欧米の様に品質を高める法律はない。
これはウィスキーも同様で、日本の「メジャーな酒」は粗悪品、まがい物で、欧米なら禁固刑になる様な事を平気でやってきた。
その様な悪癖に立ち向かう姿勢は、日本ワイン界の竹鶴正孝の様だ。
また、「お客様は神様ではない」という姿勢には大拍手だ。
良い商品を、理解しているファンに、良い状態で提供する為には、お客様を選ぶという姿勢は、過剰サービス大国日本でも浸透していくことだろう。
文章から若々しさがほとばしっていて、30〜40歳位の人かと勘違いするくらいだ。