カーター・ディクスンの作品一覧

「カーター・ディクスン」の「ユダの窓」「黒死荘殺人事件」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 黒死荘殺人事件
    -
    1巻660円 (税込)
    「黒死荘」と呼ばれるまがまがしい因縁つきの邸宅を舞台にしての心霊実験…その主催者が密室のなかで惨殺死体となって発見される。扉にはかんぬきがかかり、窓には鉄格子がはめられ、雨夜のため、外には足跡も残されていなかった。唯一残されていたのは博物館から盗まれた短剣だ。怪奇・陰惨な犯罪に挑むヘンリー・メルヴェール卿を初めて登場させ、一躍「密室もの」で名を売ったカーター・ディクスンの代表作。
  • 爬虫館殺人事件
    -
    1巻770円 (税込)
    流れ出してきた有毒ガスに全員がたじろぐなか、ヘンリー・メリヴェール卿は部屋の中に突進していった。ストーブから、不気味な音とともにガスが吹き出している。その前には、断末魔の苦悶にさいなまれた動物園長の死体が! しかも、その部屋は内側からゴム引きの紙で目張りされていた。空襲警報が鳴り響く戦時下ロンドンの、有名な爬虫類展示館で発生した奇怪な密室殺人事件をメリヴェール卿が暴く。
  • ユダの窓
    4.1
    1巻1,018円 (税込)
    一月四日の夕刻、ジェームズ・アンズウェルは結婚の許しを乞うため恋人メアリの父親エイヴォリー・ヒュームを訪ね、書斎に通された。話の途中で気を失ったアンズウェルが目を覚ましたとき、密室内にいたのは胸に矢を突き立てられて事切れたヒュームと自分だけだった――。殺人の被疑者となったアンズウェルは中央刑事裁判所で裁かれることとなり、ヘンリ・メリヴェール卿が弁護に当たる。被告人の立場は圧倒的に不利、十数年ぶりの法廷に立つH・M卿に勝算はあるのか。法廷ものとして謎解きとして、間然するところのない本格ミステリの絶品。/座談会 ジョン・ディクスン・カーの魅力=瀬戸川猛資、鏡明、北村薫、斎藤嘉久、戸川安宣(司会)/本座談会と『ユダの窓』について=戸川安宣

ユーザーレビュー

  • ユダの窓

    Posted by ブクログ

    序盤は読み進めるにつれて不可能性が増していく。
    しかし後半はそれがどんどん崩れていく。
    そしてトリック及び犯人の意外性。
    最高に面白かった。

    0
    2025年08月05日
  • ユダの窓

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ミステリ好きの端くれとしてディスクン・カーぐらいは読んどくかぁ、と思い手に取ったら…めっちゃ面白いじゃんコレ!

    法廷弁護士であるヘンリ・メリヴェール卿の(特徴的な)キャラクター、開始数十ページには「解決編」に入っているところ、そして意外な密室トリック…。
    世代としては『逆転裁判シリーズ』に近い構成だと感じたけど、まぁ元ネタがこっちなんだろうね。

    つか『ユダの窓』は単に加害者が知っている穴ぐらいの認識だったけど、ヒューム翁を裏切った犯人が作り出した穴というダブルミーニングだったのだな。このネーミングセンスすごい良い。

    古典と思い侮っていたけど、いや普通に面白かったなぁ。カーの作品は他にも読

    0
    2024年08月18日
  • ユダの窓

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    綿密に作られた法廷劇。
    タイトルがすべてを表していて、とても秀逸。
    HM卿が出てくる作品をもっと読みたくなりました。

    0
    2024年05月29日
  • ユダの窓

    Posted by ブクログ

    本格ミステリ感は薄かったけど、逆転裁判みたいにスリリングですごくおもしろかった。
    法廷ものやカー作品をもっと漁ってみようかなという気持ちになった。

    0
    2022年03月31日
  • ユダの窓

    Posted by ブクログ

    婚約者の父親に会いに行った男が
    出されたグラスに口を付けると
    途端に気を失った。
    気がつくと目の前には父親の死体。
    完全な密室で起きた事件。


    法廷ものはあまり好きじゃない。
    動きが少なく、
    ほぼ法廷の中でのやりとりだけで
    話が進んでいくのはどうもつまらない。
    この作品も序盤はひたすら耐えた。
    そして、中盤、H・Mが
    本領を発揮し始めた頃、
    興奮でページを捲る手が
    止まらなかった。

    英国紳士の常識を覆すH・Mの
    キャラクターが実に愛らしい。

    トリックはいかにも古典的な
    香りのするシンプルなものだったが、
    だからこそ現代ミステリに慣れた
    私には斬新で驚きの仕掛けだった。

    次々に予想外の展

    0
    2017年02月15日

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