佐藤紅緑の作品一覧
「佐藤紅緑」の「ああ玉杯に花うけて」「ああ玉杯に花うけて」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「佐藤紅緑」の「ああ玉杯に花うけて」「ああ玉杯に花うけて」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。
Posted by ブクログ
政治活動に行き詰まって落ちぶれた家の息子が
かつての同輩に軽蔑されながら豆腐屋の手伝いをやって
毎日のように不良少年から恐喝を受けつつも
私塾に通い、やがて高等学校の入試に合格するという話
昭和2年である…田中義一の機密費流用疑惑が取り沙汰され
芥川龍之介が自殺した年
非常に厭世的な空気のある中、連載されたこの小説は
個人主義、自由主義、快楽主義を強く批判して
勤勉克己をうながし
天下国家への忠節の大切さを人情味あふれる筆致で説いている
根本にあるのは天皇のもとの平等
シンプルな世界観で全ての雑音をシャットアウトするようなところはある
だが汚い現実を排除しつつ
少年たちの承認欲求を充分に満たし
Posted by ブクログ
現代の熱血少年漫画のような王道シナリオを確立した小説だということで読んだのですが、中々に強烈で度々「いくらなんでもこれは…」と驚いてしまいました。
内容自体は読んでいて恥ずかしいくらいの改心と友情の話で、個人的にはこういったお話は大好きなので全体としては面白かったです。
千三と光一の互いに尊敬しつつも馴れ合わない友情が、なんとも青臭くさっぱりとしていて印象的でした。
星四つつけたいくらいには気に入ったのですが、時代背景的にどうしても今の自分には根底として理解というか共感できない部分があったのと(この時代はこうだったとしてもやはり強烈すぎる)、いくら悪役の同級生設定だとしても悪戯やからかいが