早川暢子の作品一覧

「早川暢子」の「貧乏サヴァラン」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 貧乏サヴァラン
    4.0
    1巻605円 (税込)
    家事がまるきりダメな茉莉のたった一つの例外が料理。父森鴎外が留学先で覚えたドイツの下宿屋料理と生まれ育った東京の家庭料理を出自に、ブリア・サヴァランばりに食べ続ける。オムレット、ボルドオ風茸料理、白魚、独活、柱の清汁……。得意料理をとくとくと語る食いしん坊エッセイにして、精神の貴族の貴重さを述べ贅沢を愛する心を説いてやまぬ芸術談義という自在さ。江戸っ子らしい口とパリジェンヌの舌に奏でられ、どのページからも芳醇な香りがたちのぼるマリア流『美味礼賛』。

ユーザーレビュー

  • 貧乏サヴァラン

    Posted by ブクログ

    好きすぎて冷静に評価できない
    再読しすぎてボロボロになってしまった
    己の審美眼を揺るぎない言葉で言い切ってくれる
    森茉莉の中の乙女と食通の部分が芳醇な香りを醸し出しマリアージュしている、陳腐な例えになっちゃったけど。
    本の中のレシピでうちの定番になっているのは枝豆とハムのお寿司 夏によくやります
    私の人生の友達

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    2025年09月12日
  • 貧乏サヴァラン

    Posted by ブクログ

    森茉莉の世界から抜けられない。抜けたくない。貧乏な、ブリア・サヴァラン。一行目からひきこまれてしまう。食べ物の描写は独特のカタカナ使いもあって、食べたくなること間違いなし。明治大正の日本を体験してみたいと思う。森鴎外が飲んでいたチョコレエト。ロシア・サラダ。トマトをバタアを入れて煮て、ご飯にかけて食べる。トマト好きなので、試してみたい。ご飯にかけず、そのままを白葡萄酒でいただきたい。そう、ワインも葡萄酒と言われた方が、幸せなのでは?と思ってしまう。バラも薔薇の方が素敵。独りよがりな世界と言われればそれまでだけど、どんどん独りよがりになりたいと思う。年表まで作り、森茉莉のいた時代を感じたい今日こ

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    2023年02月26日
  • 貧乏サヴァラン

    Posted by ブクログ

    家事はまるきり駄目だった茉莉の、ただ一つの例外は料理だった。オムレット、ボルドオ風茸料理、白魚、独活、柱などの清汁・・・江戸っ子の舌とパリジェンヌの舌を持ち贅沢をこよなく愛した茉莉ならではの得意料理。「百円のイングランド製のチョコレートを一日一個買いに行くのを日課」に、食いしん坊茉莉は夢の食卓を思い描く。垂涎の食エッセイ。
    こないだEテレでお金が欲しい時に読む本で森茉莉が紹介されていて、若い人にも茉莉さんの素敵な文章が広まればいいなと思ったばかりです。何度読んでも、やっぱりいいな。空腹のときには決して読んではダメですが(笑)彼女の過激だけれど愛にあふれた言葉の数々が私にとってはまぶしくて、豊か

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    2022年10月16日
  • 貧乏サヴァラン

    Posted by ブクログ

    すぐに森茉莉さんの大ファンになった。こういう熱量が高くて無駄な動きが多い人って大好き。

    彼女のように、みんなで自分の気持ちよさをとことんまで追求すれば、一周回って世界は平和になるかもしれない。

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    2021年10月09日
  • 貧乏サヴァラン

    Posted by ブクログ

    森茉莉さんの著作は初めて読んだのだけどすっかりファンになってしまった。贅沢とは高価なものを持っているということではなくて贅沢な精神を持っていることであるという筆者は食いしん坊\(^o^)/親近感湧くのー。私は卵料理あまり得意じゃないのだけど、本書を読んで研究したくなってしまった(笑)サーディンと胡瓜のサンドイッチも美味しそう♡ブリア・サヴァランの美味礼賛も読みたいのだが、住んでるところで見つからず、、、

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    2016年07月25日

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