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  • ヒトの進化七〇〇万年史
    3.8
    1巻880円 (税込)
    二一世紀に入り先史人類学をめぐる状況は大きく変わった。画期的な発見が相次ぎ、人類の起源が従来より七〇〇万年遡るとともに、進化の道筋も見方の変更が迫られている。人類は、複数の人類種が複線的に生まれては消え、現生人類はそのうち生き残った一つでしかないとわかってきたのだ。最新の発掘成果と学説を解説する。

ユーザーレビュー

  • ヒトの進化七〇〇万年史

    購入済み

    人類史のリスキリング

    篠田謙一さんの「人類の起源」とあわせて読んで、昔習った内容をリセットできました。DNA 解析の進化と地道な発掘が結び付いた偉大な発見がここにあると思います。ネアンデルタール人の遺伝子がアジア人にも入っていることに感動します。

    #深い #タメになる

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    2024年11月20日
  • ヒトの進化七〇〇万年史

    Posted by ブクログ

     本書は、夢とロマンにあふれた本であると高く評価したい。ヒトはどこから来たのかという問いは誰しもが一度は抱いたものだと思うが、そうか、ここから来たのかとここまでわかっているとは驚いた。ヒトの知識はここまで広がっていたことにと驚愕するとともに誇らしくも思えた。
     本書はいう「ホモ・サピエンスというホモ属の種は、ほんの20万年前アフリカのわずか数百~数千人から拡大したと言う見方が有力」であると。化石の発掘を中心とした古人類学とDNAの研究の分子生物学の結果がクロスして来ることによって、さまざまな事実がわかってきていることが本書でわかった。
     筆者は「これまで現れては消えた人類全体を300ほどのジグ

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    2011年12月09日
  • ヒトの進化七〇〇万年史

    Posted by ブクログ

     電子書籍で購入。
     ホモ・サピエンスに至るまでの進化過程には、さまざまな人類が存在していたことは、折に触れ放送されるドキュメンタリーで知ってはいても、名前は複雑だし時代の前後関係がわからないので、手元で確認できるレビューが欲しかったのだか、まさしく本書は最適で、2010年に発表された論文も網羅しており、新書としての特長も十分に生かしている。
     自分の理解としては、人類進化の大きなターニングポイントは直立二足歩行と石器であったようだ。本書ではさらっとしか触れられていないが、直立二足歩行はナックル歩行から進化したものではなく、人類へと舵をきった大きな分かれ目であった。
     もう一つのポイントは石器

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    2011年08月27日
  • ヒトの進化七〇〇万年史

    Posted by ブクログ

    ある程度予備知識があって読むともっと楽しめたかもしれない。人類史は今後もどんどん新しい発見がされて、定説が塗り替わっていくんだろうということはよく分かった。

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    2025年02月10日
  • ヒトの進化七〇〇万年史

    Posted by ブクログ

    歴史の教科書の第一章は、必ず私達の祖先がどうやって進化していったかを解説している。そこから私達の歴史がはじまる。
    学校で人類の進化を最後に習ったのは十年前ぐらい、そのうろ覚えの歴史観が覆された。
    確か猿人→原人→旧人→新人という進化を遂げたと習ったと思う。今はこの説よりも、より複雑に系統が分かれ、旧人と新人が同時代に生き、交易すらしていた可能性があるらしい。

    教科書第一章の歴史は、一番書き換えられやすい。

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    2012年10月30日

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