BL営業担当・スギノpresents 男が推す♂推しBL特集

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ブックライブBL営業担当・スギノです!
日ごろからBLマンガに親しみ、BLのトレンドを知るスギノが、実際に読んで面白かったBLマンガから、毎月【推しBL作品】を紹介していきます。
今月は梅雨時を楽しくしてくれるようなBLを3作品紹介します☆

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今月のスギノ☆イチ推し作品

      • ライオン如きの国から【電子限定描き下ろし漫画付き】

        ライオン如きの国から【電子限定描き下ろし漫画付き】

        「異国のモテ男がいらっしゃる」クラスで少し浮いた存在の動物好きな高校生・マコトはある...

        留学生はマサイ族出身…!?異文化交流BL

        【カップリング属性】褐色部族男子ワンコ×天然不思議系ワンコ

        『ライオン如きの国から』はケニアからやってきたマサイ族出身のルカと彼を受け入れるホストファミリーのマコトのお話。

        まず、ルカがいいですね!

        でかくて、明るくて、褐色で、筋肉質な身体つき。萌え要素がつまっています…。
        挨拶の直後にペットのウサギをみて「太ってておいしそう」なんてジョーク(??)をかますなど、つかみはバッチリです。
        そのあとも「やたら近い」とマコトに気付かれてしまう程アプローチをかけるルカ。
        シャイな部族だと聞いていたマコトは大胆なルカに面食らってしまいます。

        今思うと、初対面でマコトのことが好きになっちゃっていたんだろうな…。
        好き!と思ってからの態度がわかりやすくてグーね。
        めんこいワンコくんだわ。

        初対面の時点ではルカはマコトのことを女の子だと勘違いしていたわけですが、マコトが男であることが発覚してからもルカの好意には変化がないところが良い。
        その日のうちに眠る直前のマコトに声をかけ「(マコが男でも好きって感じる)この感覚を大事にしたい」と伝えてキス。

        こんなことされたらマコトもドキドキしちゃいますね…。

        ここまでが結構あっという間なので、見方によってはマコトがチョロく流されているようにも見えてしまうかも…?
        でも、ふわふわしていて不思議ちゃんなわりに空気を読んじゃうところのあるマコトは、きっとルカを通して触れた異文化の中に何か光を感じたんじゃないかなと思うのです。

        くすっと笑ってしまうようなやりとり、綺麗な絵柄、素敵なキャラクター。
        そして、過ごしてきた国も環境も違うふたりの出会いと成長を描くストーリー。
        そのどれもがレベルが高く、さすがの博士先生です。

        スギノ的イチオシポイントは何と言っても、ルカとマコトの身長差!

        ふたりのその後を描いた『ライオン如きの国から after story』と『ライオン如きの国から@ジェラシー』もあわせてお楽しみください。
      • はだしの天使【電子限定かきおろし付】

        はだしの天使【電子限定かきおろし付】

        舞台は現代イギリス。 靴職人のターナーは、ある日“元・天使”を名乗る不思議な青年・ベ...

        良い映画を観た後のような読後感。やさしい時間が流れる、外国BL

        【カップリング属性】黒髪靴職人×元天使

        世間知らずで、顔が良くて、歌声がきれいで、はだし。
        天使様が地上に現れたとしたら、こんな感じなのでしょう。

        『はだしの天使』は掟を破り天使でいられなくなったベンジャミンと靴職人の青年ターナーの物語。
        息が白くなるような冷えた冬の日、天界を追放されはだしのまま公園のベンチに座る青年を保護したターナー。(いいやつだな…。)

        天使を自称し世間知らずな彼は、お金も、靴も、シャンプーも知らない。(しかも105歳らしい)
        ターナーは、そんな彼にベンジャミン(以下、ベニー)という名前を与えます。

        ターナーの家に訪れたべニーは思いついたように「旅をする」と言い出す。
        なんてマイペースな天使様…。
        そんなベニーにターナーのかけたひとことが素晴らしい。

        「キミの靴を作らせてほしい」

        このままタイトルになりそうな響き!

        止めるでもなく、諭すでもなく「靴を作らせてほしい」というのが良き。

        靴というのがグッドですね!
        はだしのまま人界に堕とされたベニーが、人間として生きていくための一歩を踏み出すことを象徴しているかのようです。

        そして同時に、別れを表しているようで切なくもあります。
        靴が完成するまでの間ふたりは共に生活するのですが、この時間が終わってしまえば、ベニーは旅に出てしまう…。

        この二律背反。なんというエモさでしょう。

        作中のふたりの時間は、大きな事件が起きることもなく、緩やかに、優しく進んでいきます。

        ターナーとの出会いは、ベニーを天界から追放する天使たちが最後に与えた餞別だったのでしょうか?
        そう思ってしまうほど、ふたりはいいカップルです。

        野ノ宮いと先生、なんとこれが初めての単行本。
        本作の続編も進行中ということで、非常に楽しみです!

        ベニーが最初に身に着けていた翼を通す穴の開いたシャツのデザインにもご注目ください。
        ロマンティックな作品をお探しの方におすすめです。

        「BLアワード2022」表紙デザイン部門1位に輝いた繊細な作画も光る本作品、
        ぜひ続編を待ちわびながら、一読してみてはいかがでしょうか。
      • アンダードッグ・パピーラブ【単行本版】

        アンダードッグ・パピーラブ【単行本版】

        完結

        お笑い芸人の成瀬(なるせ)は、長年片思いしていた相方に振られた上、ゲイだと広められた...

        不純かつ純真!ハイブリッド年の差BL

        【カップリング属性】年下美男子×長髪細身芸人

        片思いしていた相方に振られた芸人の成瀬(ナル)。
        ゴシップによってゲイだということまでバレてしまい、仕事も干され気味…。
        気晴らしに訪れたゲイバーで美青年のヒカルに出会い、
        そのままお持ち帰りされ、一夜を共に…。
        しかし、翌日ヒカルが高校生であることが発覚!?
        ヒカルは再会したナルをあの夜に撮影した全裸写真をネタに脅し、さらに関係を迫る…!
        「…僕にセックスを教えて欲しい エッロいやつを」

        ここまでが1話。
        なんという不幸体質…。
        ゴロゴロと音を立てるような勢いで転落していくナルに同情してしまいました。

        でも安心してください。文章にしてみると散々な印象ですが、ヒカルはいいやつです。
        まっすぐに、ただキラキラとスケベな美青年なのです。

        そしてこのお下品な美青年がワガママな美形キャラで終わらないところこそ、この作品のイチオシポイント。

        身体だけの関係ではなく(やることはやっているけど)本気でナルのことが好きになってゆくヒカル。
        子供であるが故に自分だけの力でナルを助けられないことにもどかしさを感じる姿など、年の差カップルの趣深さ溢れる展開も良き&良きでした。

        ヒカルの好奇心をきっかけに、ナルからしてみれば不本意ながら始まったこの関係。
        次第に打ち解け、お互いがそれぞれを想いあう姿を見て、気づけばじんわり感動していました。

        ゲイだということを隠して、相方への気持ちに嘘をついてきたナルにとって、自分の気持ちに正直なヒカルは眩しく映ったのでしょう。
        転落しているように見えて、ナルはヒカルに救われていたのかもしれない…。

        はちゃめちゃに不純な幕開けからは想像できなかったエモさ。

        これは、…純だ。
        心の中の田中邦衛が純を呼ぶ声がきこえました。

        『アンダードッグ・パピーラブ』
        スケベ展開もストーリーも両方楽しみたい欲張りなあなたにとってもオススメです。

        ネイティブ関西人による監修が行われた方言の自然さにも注目!

こちらもオススメ!!

今月オススメの作品をご紹介!

BL営業担当・スギノ

学生時代は某テーマパークでゴンドラを漕ぎながら、大型中古書店の女性向けコーナーでアルバイト。
印刷会社勤務を経て現在ブックライブでBL出版社の営業担当。身長183センチ、元バレーボール部。
好きなマンガのキャラクターは跡部様(『テニスの王子様』)

男性目線で感じたBLの面白さをご紹介!
「男が推す♂推しBL」が、新たなBL作品との出会いのきっかけになれたら嬉しいです!

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