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Posted by ブクログ 2023年09月17日
1970年代の読書論であり仕事論・人生論であるが、全く古びていない。読み手を楽しませようというサービス精神に満ちていて、読んでいてとても楽しい。テクニカルな面で参考になったのはメモの取り方と洋書の読み方。ただ、この本の魅力はそのような細部だけでなく、職業を持つこと、そして家庭の重要性を、これでもか...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年01月22日
この本に、早く出会っていたら私の読書スタイルも変わっていたでしょう。
本書で、ケチはいけませんとあります。私は、本書で言うケチな人間でした。
4.本とどうつきあうか
の章にケチはいけないとあります。ケチとは、
・読み始めたら最後のページまで読み通さなければならぬ。
・本を読む以上どの頁も有意味である...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年10月05日
素晴らしい本。
>思想というものを最後的にテストするのは、家庭という平凡な場所であると思う。
~略~
>家庭という平凡な、しかし厳然たるリアリティのテストに堪えた時、思想は恐ろしい力で世の中を変えるであろう。
自分も「借り蛮刀」を振り回しがちだ。思想がツルッとした脳を上滑りしているのだ...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年05月01日
面白くて、すぐ読み終えてしまった。
読み方として、深浅ということを話していて、読書は、人付き合いみたいなもので、すごく深く付き合いが長い事もあれば、段々疎遠になっていくこともある。故に本というのは、後から分かってくることもある。
自分の年齢によって付き合い方が変わってくる本も出てくる。
というのは面...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年06月12日
多くの読書論の中でも人気のある一冊。
教養書と呼ばれる合理的に考えると直接は役に立たない本を読むことの進め。
というよりも、そういう本を読むという贅沢を他の人に教えるといった趣旨の本。
もちろん、本を読むというそのことの楽しさも見逃してはおらず、バランスの良い読書論。
本以外にも様々なマスコミ...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年03月16日
まず全体として、書き方が自伝的なので、帯に昭和を代表する知識人と書かれるような人物でも、このように数々の試行錯誤を泥臭くやってきたのだな、というのが分かって、とても面白かった。
読書論の部分では、以下の二点が印象に残った。
一つは読み方のスピードについての部分。
「そばを食べるように」「相当なスピ...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年03月11日
教養書なんて読む必要があるものではないけれど、
「立派に」生き、「立派に」死ぬために読むのだとする。
この「立派に」というのが、どういうことなのか。
というのは、それこそ読書を通して自分で定義づけることなのかな、と解釈した。
それから本を読んだら、当たり前かもしれないが「考える」ことが大事。
読ん...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年12月27日
みなさんは蕎麦は好きですか? 僕は好きです。駅中でよくみる立ち食い蕎麦のお店によく行きます。忙しくて時間がないときでも、出てくるの速いし、完食するのにも時間がかからないし時短になりますよね。そんな蕎麦が読書と似てるらしいです。
その意味で、読書は、蕎麦を食うのに少し似ている。蕎麦というものは、クチ...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年01月15日
著者の清水幾太郎は、太平洋戦争敗戦から60年安保闘争にかけて、「日本のオピニオン・ リーダー」、「進歩的文化人」の代表と言われた社会学者・評論家。
本書は1972年出版のロングセラーで、著者自らの読書経験と、それを踏まえた「本はどう読むか」の技術が述べられている。
私は60年安保以降に生まれた世代で...続きを読む
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