ブロンズ
レビュアー
  • ウサギ狩り人(上)

    前作はヨーナ登場までに時間がかかり、じれったい思いがあったので(しかも今回のヨーナは刑務所)、どうかと読み始めましたが、じきにサーガ登場で、背筋がピンと伸び、直後ヨーナ登場。
    ヨーナの、冷徹かつ熱い観察力、鋭い感にまたまた魅了されました。躍動感ある展開で一気に上巻読みました。サーガ、ヨーナ、格好いいです。

    #感動する #泣ける #深い

    0
  • MAO 1

    地赤丸の出現で、新しいメリハリのある展開となったような気がします。今回も一気読み。

    犬夜叉もおもしろかったけど、MAO、さすが留美子先生の作品。何回も読み直していますが、全く飽きません。
    そして菜花は本当にがんばりやさん。

    #深い #泣ける #アツい

    0
  • 洗礼 3

    ものすごく残酷な物語なのですが、どこまでも続く心の闇を克明に描いている事に驚き、ドキドキし、
    私自身、この過酷なストーリーを選んで読んでいる事に集中しました。

    ラストに救われました。けれどこのラストにたどり着くまでの、決して単純明快でない道のりが長かった。

    そして、救われるラストとはどんなラストであるかも考えさせてくれる、最後まで素晴らしい作品でした。

    #怖い #シュール #切ない

    0
  • 洗礼 1

    友人が、「洗礼」を、数あるうめず先生の作品ベストワンに選んでいます。
    女性の美への執着をこれ程こだわって描ける人はいないと言っていました。
    私はベストワンなら、まとまりのよい「おろち」シリーズをあげますが、小さな作品にしても、長編にしても、究極の恐怖、究極の孤独、究極の追及、究極の執着の描き方がもう究極的です。

    感性の奥深さも先生ならではです。

    #切ない #深い #怖い

    1
  • つけ狙う者(下)

    犯人がわかってからのラストは、ほっとするやらがっかりやら。
    ヨーナ、これからどうなるの?
    内容は満足しましたが、ヨーナの出番が少なく、物足りなくて不完全燃焼。次作に期待します。でもこのシリーズは本当におもしろいです。☆はもちろん五つ。

    #切ない #怖い #感動する

    0
  • つけ狙う者(上)

    序盤、ヨーナの追悼式という文でびっくりしましたが、サーガやニルスが登場、ひとまず安心しました。ヨーナを愛する人々がいる。
    ヨーナが愛する人々がいる。

    いろいろな謎が少しずつ明かされてきていても、ヨーナのイメージはやはりミステリアスです。読み手の先入観かもしれませんが、北欧の文化、風土も重なりあって、魅力的。

    内容も即座に引き込まれました。前作同様、精神医学的なテーマも含んでいて、これがまた、ぐいぐい引き込まれます。エリックが気になります。
    下巻が楽しみです。

    #深い #切ない #泣ける

    0
  • シャイロックの子供たち

    短編かと思っていたら、一話一話に関係があり、想像以上に緊迫感あるミステリーの流れでびっくりしました。
    ともかくおもしろく、切なく、つらく、途中から止まらなくなって、ひたすら読み。
    最後の謎もすごかった。
    働くしんどさ、尊さも共感できます。小説ではあるけれど、著者の体験、感性が生きている名作。

    #深い #泣ける #切ない

    0
  • 高橋留美子劇場 2

    日常の機微、悲喜こもごもを、こんなにすがすがしく巧みなストーリーとして展開する留美子先生、さすがとしか言いようがありません。
    おもしろいだけじゃなくて、こんな事が自分の身に起きたらどうしよう? そう思うと、人生の教科書みたいに感じもします。

    この巻、どれか一つと選べないほど、すべての作品が最高でした。ぜひ読んでみてください。

    #アツい #笑える #感動する

    0
  • ポーカー・レッスン

    「恐怖」が面白かったです。実際こんな事があったらと想像すると、どうすればいいのか、、、。万が一、筋書き通りにいかなかった場合を想定すると、本当はやっちゃいけない事だとは思いますが、、、。読む分には楽しめました。

    #怖い #ドキドキハラハラ #ダーク

    0
  • 高橋留美子劇場 3

    笑って読んだし、しみじみ読んだし、泣いて笑って、そこには笑いの中にも真に鬼気迫る課題もある。いろいろ感じた作品集でした。

    「ヘルプ」、もうそれは大変だったのだ、という登場人物の言葉通り、介護の重さがさりげなく描けていました。

    「赤い花束」、自分が死んだ時もこうなのかなあと、笑いながら真剣にシュミレーションしたりしました。何度も読み返しましたが、何度読んでも圧巻。

    留美子劇場、傑作です。

    #笑える #感動する #泣ける

    0
  • 極主夫道 8巻

    相変わらずおもしろいです!
    マメ太郎くん、かわいい。最後のオチもかなり笑えた(67話)。
    わかってたけど、刺青すごい!(69話)。

    けっこうオタクくんも登場回数が増えてて、毎回ウケる。オタクくん、期待してますよ。

    #笑える #アツい #癒やされる

    0
  • MAO 10

    「さすがです、百火様」
    その通りでした!
    いつもやんちゃで、まおや菜花との掛け合いも元気でかわいかったけど、それだけじゃなくて、やはり強かったんですね。そして菜花を守った。かっこいい☆

    ゆらこの生い立ち、百火の活躍、中断できずにまたもや一気読みでした。

    #深い #泣ける #感動する

    0
  • 砂男(下)

    ヨーナの過去の核心に迫る作品の一つがこの「砂男」だという書評に納得です。
    早い展開と緊張に続く緊張の圧倒的な連続で、読みに読み続けました。
    星、何個つけてもつけ足りません。

    #泣ける #深い #ダーク

    0
  • 砂男(上)

    前作「交霊」(ハヤカワミステリー)は、後半からヨーナの過去に纏わる謎のエピソードが描かれ、ユレックの登場で終わりました。

    読みたくてたまらなかった続編。このシリーズ大好きだったので、むさぼるように読みました。北欧という神秘的なイメージ、ヨーナという人物に魅了されています。
    どの作品も、どこかしら奇想天外。残酷で悲しくて、繊細。重くて深くてふしぎ。

    ヨーナ以外の脇も魅力的。「砂男」、ヨーナシリーズで一番面白かったです。
    ヨーナとその宿敵との距離が縮まったせいか、深みに加え、ストーリーが直球勝負で展開が早く、読みやすさも加わりました。後半が楽しみです。

    #泣ける #ダーク #深い

    1
  • 極主夫道 6巻

    たっ君も良いけど、美久のファンです。
    素直でおおらか、自然体で飾らないところが好き。
    たっ君は寝巻き姿が一番かわいい(53話)。

    お馴染みさん達がコンスタントに出てくれて、パターン化してる面もあるけど、良い形でのパターン化。
    ポリキュアのお兄さん(49話)は相変わらず笑わせてくれるし、喫茶店のマスター(51話)も笑えた。
    出来のよい巻でした。

    #笑える #癒やされる #ほのぼの

    0
  • 高橋留美子傑作集 魔女とディナー

    スカイ、、、スカ井さんがとてもよかった!
    従順で穏やかなわんこの忠誠心が和みます。

    なんだか田舎の祖父を思い出し、お年寄りには優しく接しようとも思いました。

    全作品楽しめますよ。

    #ハッピー #笑える #ほのぼの

    0
  • 漂流教室〔文庫版〕 6

    ぎらついた目と痩せこけた翔達の形相がすごくて、危機迫るものを感じました。

    脇役なんかいなくて、誰もが必死。死んでいった学友達も、咲っぺもユウたんも、我猛君も大友君も。
    結末は予想とは違いましたが、味わい深く、翔のおかあさんの涙がよかった。

    続編が作れそうなラストだと思いました。

    #深い #泣ける #感動する

    0
  • 漂流教室〔文庫版〕 5

    ものすごい濃密、そして矢継ぎ早の展開でひたすら読み、読み、圧倒され続けました。

    特に、もう半分は人間でなくなっている美川さんが翔達を助けるシーン、後半の手術、翔のおかあさん、西さん。

    全ページ、気力ギリギリの世界です。ただその一言以外ありません。

    マンガの世界ではあるけれど、現実にも何が起こるかわからない。
    温暖化のように徐々に進む変化もあれば、コロナのように一気に押し寄せる変化もあります。

    翔達が命を、生活を慈しみ、死を賭けて闘っている姿は本当に尊い。

    #シュール #深い #泣ける

    0
  • 漂流教室〔文庫版〕 4

    異常に集中した巻でした。
    始まりの翔のおかあさん、ユウ君のおかあさんの登場から、翔のおかあさんの行動、それに野球選手へと続く流れ。

    大木選手も、まるで実話のように感じました。
    翔のおとうさんも、おかあさんに協力しています。全てが圧巻です。

    一方の翔達もみんな、目を覆いたくなるほど、命がけの闘いでした。
    「うさぎ追いし」の歌、美川さんと小山さんの語り合うシーンと別れ、

    これほど、「動」だけで一気に駆けつけてゆくマンガは初めてです。言葉では表現しきれません。

    #深い #シュール #泣ける

    0
  • 漂流教室〔文庫版〕 3

    次々起こる深刻な事態と展開の早さについてゆくのがやっとです。仲田君の死は悲しかった。
    「おかあさん」から始まる翔の日記でしょうか、激動の日々の記録を読むと、何事もない当たり前の日常へのありがたさを感じます。

    ペスト患者が出た過程では、コロナ禍の今と重なりました。
    漂流教室同様、本当は、世の中何が起こるのか、どうなるのか、わからないのだとしみじみ感じました。
    出てくる小学生、皆たくましい。

    #泣ける #深い #怖い

    0
  • 漂流教室〔文庫版〕 2

    翔や咲っぺ、学友たちも皆すごくてよかったけれど、翔のおかあさんもすごかった。
    楳図先生の描く女性は、独特な印象が多いです。

    とにかく息つく暇もなく、手に汗握るストーリーが激しく展開していきます。
    子供たちの素直さ、率直さに胸を打たれます。

    #怖い #泣ける #切ない

    0
  • 漂流教室〔文庫版〕 1

    「おかあさん、ぼくの一生のうちで」から始まる、初めから引き込まれ、次々衝撃的な展開になります。
    連載があった時代貧しくて、読みたくてもサンデーさえ毎号買えず立ち読みしたり、コミックも買えませんでした。

    未読のマンガで何が心残りだったかというと、時たま買え、多く立ち読みで我慢したこの「漂流教室」で、夢にも見ました。
    タイトルからして衝撃を受け、力強い緻密な描写の虜になった作品です。

    読みたくてたまらなかったその作品を、今回電子書籍で大人買い。とにかく、次ページどうなるかのハラハラ感でいっぱいです。

    #深い #ダーク #シュール

    1
  • 神の左手悪魔の右手 1

    楳図先生のファンでしたが、今回初めてこのシリーズ読み、真から衝撃的でした。
    こうしたストーリーを考えつくのもすごいですが、そのストーリーを最後まで描き通せた先生がすごいです。
    私だったら、怖くて、何かが起こりそうで絶対、思い付いても描けないです。

    想君が魔をよびよせていたのですね。
    とにかく圧倒されました。描写の細やかさも絶品です。

    #シュール #ダーク #怖い

    0
  • イアラ短編シリーズ(2)ドアのむこう

    どれか一つと言われても選べないほど、すべて良い作品でした。
    「傷」、「ほくろ」、「耳」、「ドアの向こう」、「こがらし」まで。どれも、読み進めるうちに、はっとするほどの重みと臨場感がありました。
    どうしてこれほど切なくて辛くて、時空さえ歪めてしまうストーリーができるのでしょう。
    道具立てのない生身の現実が、実際には無限に不可思議である事を感じさせてくれます。

    #深い #切ない #泣ける

    0
  • おろち 1

    「姉妹」もよかったけれど、「骨」に圧倒されました。自らの血を注いで人形に生命を与えようとするおろちの激しさ、気迫にも、腐って生き返った登場人物が記憶で辿った情念にも。

    おろちの他の作品では、どちらかというと、おろちに鎮魂に似たイメージを持った事があります。
    じっとおろちを見詰めていると、生きる事の慌ただしさの中で、癒されるというより、雑念が鎮められる気がするのです。

    でもそんなふうに見えて、おろちは命を賭けていたんですね。
    おろちシリーズ、もっと読みたかったです。楳図先生の最高傑作の一つ。

    #泣ける #深い #切ない

    0
  • 赤んぼ少女

    最初はタマミの容姿と行動の強烈さばかり目につきましたが、タマミの目に浮かぶ涙を見るとやはりかわいそうです。
    きれいになりたくてお化粧しているタマミの姿はつらい。

    楳図先生、アイデアにしてもイメージにしても、これほどインパクトあるものをどうすれば描けるのでしょう。

    初期(?)の傑作の一つだと思います。こういうのが少女マンガに連載されていたのですね。

    #泣ける #怖い #切ない

    0
  • おろち 4

    おろち、心に染みます。感銘深いです。完成度高く、まるで文学作品のようです。

    「血」では、おろちが百年に一度の長い眠りにつくことが描いてありました。
    目覚めたおろちが別の少女の中へ入って生きる過程は不思議。
    殺伐とした世の中で、独り淡々と現実の酷さをを見詰めるおろちのまなざしが圧巻。

    楳図先生さすがです。評価の☆マーク、いくつ付けても足らない。何度でも読み返せます。

    #感動する #癒やされる #深い

    0
  • おろち 2

    一話目はただ切なくて泣けました。まるで文芸作品を読んでいるようでした。そしておろちが素敵でした。

    二話目は、やはり最初は切ないストーリーかと思いましたが、途中から驚愕の急展開で、すごい迫力に戦慄しました。

    作品の年代を見ると、1960年代終わりから70年代初め。

    この時代には、生身の人間をこれほど露に描く名作があったのだという事を、しみじみ実感します。
    生きる事の光と闇に為す術もなく翻弄される人間にとって、おろちは一筋の清涼な息吹きのようにも思いました。

    #深い #泣ける #シュール

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  • おろち 3

    ストーリーとは関係ないのですが、描写のあちこちに昭和レトロな風情があって、新鮮。
    男は男らしく、女は女らしく、父母はそれぞれの役割を果たし、ひたむきで真面目で。子供は子供らしく。
    そこに口を開く重い不条理。

    まだ住まいにも心にも、今のように洗練された抗菌衛生処理が施されていなかった時代の匂いを感じます。

    人の心の闇を丸ごと受け入れるおろちの浄化作用、冷徹さが際立っています。

    #深い #怖い #シュール

    0
  • 蟲たちの家

    切なくて、過酷で、深いです。
    特に、ロウソク、夏の終わり、きずながよかった。ロウソクは本当に泣けました。
    泣けたし、時代性や人間の内奥をこんなふうに表現できる事がすごい。
    世の中には生い立ちに起因したやりきれない事件が沢山あるから、これが実話でないのがせめてもの救い。

    全作品どれも不思議な読後感で、いろいろな思いが湧いてきます。

    #切ない #深い #シュール

    0
  • 境界のRINNE 14

    魂をきれいに洗って輪廻させるコインランドリーみたいな魂の洗浄室とか、魂10ヶ入りの箱とか、これってリアル、と本当に感無量。留美子先生、毎回すごすぎ。
    魂子さんの時は洗濯板だったのですね!

    笑っていいのか、我が身を反省すべきなのか、このままでいいのか。

    節約とお金の大切さも毎回教えてもらい、いつも楽しく読んでいます。

    #シュール #笑える #深い

    0
  • MAO 9

    いろいろ、想定外が続いてびっくりです。
    夏野の過去や、かがりと菜花が会った事もそうですが、幽羅子と菜花がふつうに会って話をするとは考えていませんでした。

    幽羅子はまだまだ謎の存在で、まおや菜花と接するはずがないと思いこんでいたので、こんなふうに現れて生い立ちを語り始めるなんて、急展開。

    幽羅子の生い立ちがわかって、幽羅子のイメージが変わりました。水面に映った容姿も不憫に感じました。

    この先どうなるのか、次巻が待ち遠しいです。

    #深い #ドキドキハラハラ #切ない

    0
  • MAO 8

    どの巻も危機迫るものがありましたが、8巻もすごい迫力です。
    まおとなのかはもちろん、主要人物一人一人の個性に深みが増してきて、読んでいて引き込まれます。

    まおがなのかを洋食に誘うシーンは新鮮だったし、敵との闘いの間合いに、ちゃんと笑いもある。百火、よい。音弥君も、皆よい。
    大正の風情もよいです。そして夏野がかっこいい。
    大好きな作品です。

    #笑える #シュール #深い

    0
  • 境界のRINNE 10

    黒猫のくろす君、かっこいいですね。仕事中の礼儀正しさも。時間外労働不可の精神もよろしい。そして貧乏。
    そういえば、かいん君の家も大変なんですね。

    この作品は明るい貧乏が多い。りんねはいざとなれば大枚はたいて武器を買って、皆を助ける。
    明るくなれる作品です!
    私も電子書籍はクーポンで買います。助かっています、Book Liveありがとう!
    好きな時に読めるのはほんとに幸せです♪

    #癒やされる #笑える #ハッピー

    0
  • 愚行録

    殺人事件を巡って、知人達が取材を受けるというストーリー。
    文庫本が出た当時、書店で立ち読みしてみて出だしが面白そうだったので、買おうか迷った作品。

    今回電子書籍で読みました。
    ピークがいつ来るのか、クライマックスがいつ来るのかと思っていましたが、淡々と取材が続いていきます。
    最後に、ああ、こうなのか、と単調な結末に思いましたが、しばらくたつと、

    現実に肉薄している、現代社会の問題と虚ろに肉薄している、著者の挑戦を感じました。

    虐待された子は、また我が子を虐待するのか。
    それは誰にでも起こりうる事か。私には関係がない事か。育ちのせいなのか否か。

    知人達はそれをどう...続きを読む

    #切ない #泣ける #深い

    0
  • 境界のRINNE 9

    今回も一気読み。留美子先生は本当にネタが尽きない!
    荒河原シズカ君?? こういう手もあるんですね。

    十文字君のひたむきさもよかったし、「かえ魂」の、働きたくないりんねパパ、もうもう笑えました。
    とにかく、りんねパパ最高です。

    #ほのぼの #深い #笑える

    0
  • 境界のRINNE 8

    どんなジャンルの作品でもそうだけど、留美子先生は、笑えてほのぼのしているお年寄りの描き方が上手。
    そういうお年寄りが出て来るたびに、待ってました!、と、やっぱり笑ってしまいます。

    ちょっとボケたお年寄りや、がんこで意地っ張りなお年寄りも、皆良い個性を出していて、かわいい。

    ユーモアのセンスもピカ一。予想しない笑いの伏線が幾つも張られていて、先生の創造性って、縦横無尽なんだといつもびっくり。
    8巻も十分楽しめました。

    #ほのぼの #笑える #癒やされる

    0
  • 境界のRINNE 40

    最終巻はどんなふうになるのか、期待していました。
    後半は、桜ちゃんの微妙な表情の変化にどきどきハラハラ。その時々の風情があって、それにすごく可愛かった。
    留美子先生ならではのラスト。りんねパパおもしろすぎだし、ママ強し。
    大満足な最終巻でした。

    #アツい #深い #笑える

    0
  • 任務の終わり 下

    下巻、時間の許す限り一気読みしました。ブレイディがホッジスに入り込み、周囲を巻き込んでゆく最悪のシナリオも想定しました。

    何か、昔見た「ツインピークス」の映像と重なるイメージもあり、キングお得意の心理ホラーではありましたが、摩訶不思議な、私には忘れられない強烈な作品でした。

    三部作ともなると、登場人物にも親しみと愛着が湧いてきます。
    控えめな表現ながらも、ホッジス、ホリーの深い情緒に感動しました。
    ブレイディを通しても、人間存在の計り知れない深部を垣間見せてくれたと思います。ブレイディがどこに行ったのか、本当に謎。

    できればもっともっとホッジスとホリーのコンビを楽しみたい...続きを読む

    #深い #シュール #泣ける

    0
  • 任務の終わり 上

    ホッジスとブレイディの闘い、ホッジスとブレイディの念力の闘いに、最初からいきなりグイグイ引き込まれました。

    「ミスターメルセデス」が強烈すぎ、「ファインダーズ キーパーズ」で、ホリーの変貌ぶりに驚き、「メルセデス」の壮大に輝く残照のようなストーリーにわくわくしましたが、「任務の終わり」のキング流の展開、すごいです。

    どうしたらブレイディのような存在を描けるのだろう。
    ホリーのような女性だって、絶対どこかにいるはず。
    ブレイディはホッジスを乗っ取る?
    こういう事ってあるの? そう、あるかもしれない。

    そう思いながら引き込まれ続け、時間の許す限りひたすら読み続けました。後半...続きを読む

    #深い #怖い #シュール

    0
  • 夜がはじまるとき

    キングの短編はけっこう読んでいますが、この作品集では、なんとも言葉では言い表せない緊迫感でぐいぐい迫ってくる「N」が圧巻でした。
    ストーリーとしてだけでなく、本当にこの世のどこかにこうした現象が起こっているような気もします。「N」の場合にはギリギリ正気を保った良心的な登場人物でしたが。

    不可視のものを見つつ、危機迫る中、それをただの狂気や怪異でなく、高貴なまでの作品に仕上げてゆく、キングならではの作品。胸にズシンと響きました。

    「ニューヨークタイムズを特別割り引き価格で」もよかった。泣けました。
    こうした事も、想像だけではないのでしょうね。

    何度も読み返せる作品集です。

    #シュール #深い #切ない

    0
  • 境界のRINNE 5

    何がおもしろい、どこがおもしろいと言われても答えようがないのですが、とにかくひたすらおもしろいです。
    涙あり、笑いあり、たま~に出てくる昭和レトロなシーンも絶対ウケる。
    時代に迎合していない、まさにルーミックワールド全開。

    なぜかお金の大切さまで納得してしまう不思議本。

    #笑える #泣ける #癒やされる

    0
  • 境界のRINNE 4

    鯖人さま、おかしすぎ!
    3巻までも笑えたけど、この4巻も想定外のおもしろさで、
    留美子先生の発想力、いつもながらすごすぎて、ただ脱帽です。
    吸血火車、私も欲しい。

    たま~にちんたら読んで日頃の憂さ晴らしをと思っていましたが、やはり無理。こちらは想定内。ひたすら読みます!!

    輪廻という深そうなテーマをこれだけストレートで単純明快な笑いに変えられるのがびっくりです。

    #深い #笑える #ドキドキハラハラ

    0
  • MAO 7

    どの巻も出来がすごすぎて、さすがなのですが、この巻も新たな展開、夏野の登場がよかったです。かっこいい!
    そして真砂の魂おろし。どんどん話が進んでいきます。人物が皆、個性豊か、魅力的です。

    #感動する #ドキドキハラハラ #切ない

    0
  • 境界のRINNE 3

    トイレの花子さん、かわいかった!
    花子さんというより、花子ちゃんですね。留美子先生、発走力すごい。
    そして読みやすい。絵も言葉も、シンプルなところは徹底的に無駄を省いてシンプルに。それでいてわかりやすい。しかも自然体。こんな先生、他にいない。

    #癒やされる #ほのぼの #笑える

    0
  • ファインダーズ・キーパーズ 下

    モリスの出所で、少年ピートが犠牲になるのか、家族が犠牲になるのか、展開がわかりませんでしたが、ホリーが素晴らしい名脇役になっていました。前作の後半からでしたが、ホリー、光っています。
    下巻は筋のテンポが早く、集中しました。
    キングならではのどんでん返しあり、緊迫感続きました。
    モリスの最期! 圧倒されました。こんな事になるとは。
    そしてさらに、最後の「かたん」で、鳥肌立ちました。ブレイディ。
    脳組織の再配置をされたブレイディ。看護士の自殺。かたんと写真立ての落ちる音。

    「一見したところ死んだような、だがその下に人と思われないようなものが潜んでいる」
    キング流最高の終わりと、始...続きを読む

    #深い #ダーク #シュール

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  • ファインダーズ・キーパーズ 上

    前作ミスターメルセデスでのブレイディ、そしてブレイディとホッジスの対決があまりに強烈すぎたせいで、最初はモリスの個性が薄く感じましたが、小説と小説家を愛する異常な世界、ピート少年と、刑務所生活のモリスの世界の緊迫感に圧倒されました。
    すごい、スティーブン キング。小説を書き、小説に苦しみ、すべてを注ぎ込み、永久に小説を愛する作家の、これでもかという存在感。
    この醍醐味、これは他では読めません。後半が楽しみです。

    #深い #シュール #感動する

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  • 極主夫道 2巻

    町並みや家の造りの風情が庶民的でなごみます。龍君夫婦も飾り気がなく、庶民的で好き。

    一話ずつ完結で、面白さに少しばらつきがある事もありますが、どれも楽しく読んでいます。

    18話のお義父さん、笑えました。こういうお義父さん、絶対いる!
    おまけ漫画のお義父さんもよかったよ♪

    #ほのぼの #癒やされる #笑える

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  • 境界のRINNE 1

    テーマとしては、異世界、霊界通信。
    死者との交流や生まれかわりなどは、描き方によって好き嫌いが出てきそうですが、それをこんなに明るくあっけらかんと描ききってしまう留美子先生にただただ脱帽。
    こんな先生、他にいない。このにぎやかなパワー、この一人立つ揺るぎない世界観、どこから持ってくるんでしょう。
    生まれかわるなんてめんどくさいと思っていましたが、来世にも希望の光があるかな~。成仏しなくても、それなりにがんばれるのかも。

    って、全巻読破を決意しました。

    #ほのぼの #深い #癒やされる

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  • 極主夫道 1巻

    初め無料で読んだ時は面白くて、読んでいるうちにキャラが濃すぎてダメだと思ったのですが、、、
    暇になるとなんとなくその濃いキャラを思い出して見てしまい、ああ、やっぱり濃いなあと思いつつ、表情の違いに笑えたり、共感したり。
    その濃さにほっとしたり癒されたり。

    その繰り返しを経て購入。おまけ漫画も絶品だったのが、購入の理由です。

    #笑える #癒やされる #カッコいい

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