感情タグBEST3
Posted by ブクログ
キングの上巻といえばやや冗長で退屈すれすれなことも多いですが、本作は文句なしの面白さ。
続編ものというだけでも珍しいのに、比較的短期間で出版したのはよほど書きたかった本なのでしょうか。
前作の主人公がまったく出てこなくてやきもきする読者にニヤリとするキングの顔が浮かぶようです。
そしてそんなことはあっという間に気にならなくなるほど魅力的な今回の主人公。
なぜキングは毎回10代の少年をこんなにもいきいきとえがけるのでしょうね。
下巻への期待が高まります。
Posted by ブクログ
とにかく面白かった。前作、ミスターメルセデスは
中だるみがあって、中々読み進められなかったが
今作はどう展開していくのかが知りたくてドンドン
読み進められた。ホリーやジェロームも大活躍。
そこも嬉しい。前作の殺人犯もちょっと登場。それもかなり意味深な感じ。これが次回作へと繋がっていく。最後「その後」はゾクゾクさせられた。
これは次回作も読まずにはいられない。ドラマ化もされてるそうで是非とも3作まとめて見てみたい。
前作ミスターメルセデスでのブレイディ、そしてブレイディとホッジスの対決があまりに強烈すぎたせいで、最初はモリスの個性が薄く感じましたが、小説と小説家を愛する異常な世界、ピート少年と、刑務所生活のモリスの世界の緊迫感に圧倒されました。
すごい、スティーブン キング。小説を書き、小説に苦しみ、すべてを注ぎ込み、永久に小説を愛する作家の、これでもかという存在感。
この醍醐味、これは他では読めません。後半が楽しみです。
Posted by ブクログ
「ミスターメルセデス」の続編。
とはいえ、まず、有名作家が強盗に襲われて、それから30年後犯人が埋めたものを見つけた少年がいて…。
犯人が出所してきて、少年に迫っていくのだけど、まぁ、こいつが完全にいかれている。だもんで、少年には残酷が運命しか思えなくて、読むのが全く進まなかったよ。
って、それほどいかれている人物を描けるキングはやっぱりすごい。
いかれてるのだけど、へんに知的で、妙な純粋さもある。
が、めちゃくちゃいかれている。
生い立ちも語られているのだけど…。
両親が哀れだよ。
少年も色々大変で…。
って、通奏低音のように「ミスターメルセデス」の事件があるのが地味に怖い。
で、こう解決しますかって感じなのだけど、最後の最後で怖かった。
ホラーの帝王はぱない。
Posted by ブクログ
事件の発端は30年前。文学好きの青年の犯行。家庭環境にも恵まれず、貧しい暮らしの少年が見つけた物は……
私も、幸せでなければ… 現金は使うかもしれない。緊張感を持ち続ける生活と共に