【感想・ネタバレ】ファインダーズ・キーパーズ 下のレビュー

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Posted by ブクログ

「ミスター・メルセデス」の続編です。
上巻はのんびり読んでいたのですが、下巻に入ったら案の定止まらず…!一気でした。
ああ〜面白い‼︎
今回、なんといっても、設定が面白かったなあ。モリスというのは、最低最悪のワルなんだけど、こと、好きな文学に対しての思い入れが異様に強い。それは、ある意味やっぱり「愛」ではあるんだけど、その歪み方というか…。ともかく酷いヤツなんだけどね。30年も経ってから少年ピートが
それを発見して・・・という流れとその後の展開が、ホントに読んでて映像が浮かびました。だ〜か〜ら、キングは映像化されるんだろうなあ。
そして、我らがホッジスたちの活躍につながっていきます。
しかもまだ、この続きがあるんですねえ〜!

毎度言ってる通り、キングの細かい細かい細かい描写が…クセになる(笑)一種の中毒ですね。
さて、次はこのまま、「最後の任務」にいっちゃいます(^^)

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2022年02月01日

購入済み

モリスの出所で、少年ピートが犠牲になるのか、家族が犠牲になるのか、展開がわかりませんでしたが、ホリーが素晴らしい名脇役になっていました。前作の後半からでしたが、ホリー、光っています。
下巻は筋のテンポが早く、集中しました。
キングならではのどんでん返しあり、緊迫感続きました。
モリスの最期! 圧倒されました。こんな事になるとは。
そしてさらに、最後の「かたん」で、鳥肌立ちました。ブレイディ。
脳組織の再配置をされたブレイディ。看護士の自殺。かたんと写真立ての落ちる音。

「一見したところ死んだような、だがその下に人と思われないようなものが潜んでいる」
キング流最高の終わりと、始まり。

本当に衝撃的で、キング的で、圧倒されました。

#深い #シュール #ダーク

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2022年09月30日

Posted by ブクログ

上巻で各登場人物ごとに同時進行していたお話が下巻で融合して一気に加速していきます。
この各パートの合体が早いのはキングにしては珍しいなと感じました。
あ、もうここで合流するんだ、みたいな。
その後多少の付かず離れずな展開はありますが、時系列も素直で読みやすかったです。
ちょっと綺麗にこじんまりまとまりすぎたな、という印象はありますが、それはここ最近のキングによく見受けられる傾向ですね。技巧的に成熟して、冒険的・実験的な要素は薄くなってしまいました。それでもやっぱり天才的に面白いんですよね。
やはり本書で特筆すべきは偉大な作家の幻の原稿を扱っているところ。
我々読者がキングにそれを重ねるように、キングもまた偉大な先人たちに思いを寄せて書いたんだろうな。そしてこのシリーズが三部作であることもまた興味深いですね。キングも原稿を隠してないだろうな、なんて。
少し間を置いて(自分の中で本作をじっくり寝かせて)最終作「任務の終わり」にとりかかろうと思います。

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2023年11月17日

Posted by ブクログ

3つの軸にどれも肩入れしながら読み進めた。
前作とは趣が違うけど、キングの文学愛がひしひしと伝わり結果面白く読めた。
難癖つけるなら、(前作同様)終盤の捜査・追跡が出来すぎてやしないか、とは思った。

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2023年06月11日

Posted by ブクログ

前半がなかなか進まないです。後半ホッジスが出てきてピーターと会うところまでがもう長くて長くて。上巻の後半でようやくホッジス登場、だけど2人が接触するのは下巻の後半だったかと。そのころまで行くと読むのが止まらなくなるのですが、そこまでがちょっとだらだらと長くて、うーんやっとか!という気がしました。個人的にはミスター・メルセデスに続きジェロームとホリーが活躍し、親しい友人のようにそこにいてくれたのがうれしかったです。ミスターメルセデス3部作、あとは任務の終わりのみ。ちょっとブレーキ踏んだ感じの第2部から第3部に向けて、楽しみです!!

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2021年09月21日

Posted by ブクログ

三部作の充実感、最高。あらためて、キングが執筆時に傾ける歴史、風土等博学な知識の泉に触れ、単なる文学でない奥深さを味わえた。

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2021年08月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

焼かれてしまった未発表原稿は、実はダミーで、本物は残っていた、とはならなかった。
その未発表原稿の魔力に取り憑かれた犯人像は、「ミザリー」の彼女を彷彿とさせるが、あっさり亡くなってしまったのはちょっと拍子抜け。
キングらしい偏執狂的な部分が抑えられた気がするのは、穿った見方かな。

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2021年02月27日

Posted by ブクログ

ビル・ホッジズ三部作の第二弾。内容としては、第一弾『ミスター・メルセデス』の続編というよりもスピンオフに近いかなと感じた。独立した作品としても楽しめるが、第一弾のネタバレを含んでいるので発表順に読むのが無難。

プロットや描写が期待よりも淡白だった点や、第三部で物語が疾走し始めるまでが長く感じられた点などは、他の方のレビューに同意せざるを得ない。ただ、第一部では他のキング作品でお馴染みの要素がいくつか含まれていて、長年のファンは楽しく読めるだろう。

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2023年03月31日

Posted by ブクログ

献辞にもあるとおりケープフィアーなお礼参りもの。ただし悪役はひたすら狂った殺人鬼。
話もシンプルで読みすすめやすいが、ねちっこさが物足りなかった。
ミスターメルセデスはこれからドラマで見ます!

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2022年01月02日

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