【感想・ネタバレ】砂男(下)のレビュー

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砂男

続きが気になって、上下巻一気読みでした。
北欧の地理がわからないので、通りの名前や地名もピンとこないけど、なにしろ、主人公の2人の警部が恐ろしくタフなので、どんどん読み進められました。
最後、気になる〜、次回作期待します!

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2023年11月07日

購入済み

ヨーナの過去の核心に迫る作品の一つがこの「砂男」だという書評に納得です。
早い展開と緊張に続く緊張の圧倒的な連続で、読みに読み続けました。
星、何個つけてもつけ足りません。

#泣ける #深い #ダーク

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2022年09月30日

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13年間行方不明だった男ミカエルが現れた。ずっと監禁されていた場所から逃げてきた。妹フェリシアも監禁されている。ヨーナ警部は、閉鎖病棟にいるシリアルキラーのユレックの仕業だと考えている。しかし彼は何も話さない。フェリシアの居場所を探るために、考え出された作戦は、同じ病棟に患者としてスパイを送るという危険なものだった。

うーむ。第3作「交霊」を読むのを忘れて第4作を読んでしまったけれど、何も問題なかった。「羊たちの沈黙」以来震えるようなサイコスリラーをあまり読めてなかってけれど、久しぶりにガツンと来た。

ユレックはまるでレクター博士なのだけれど、動機や方法は違うし、どうやって人を騙すのかについては上手かも知れない。またスパイが投入されてからの緊張感はもの凄い。

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2020年03月24日

Posted by ブクログ

 連続してスウェーデン・ミステリに取り組む。

 「このヨーナ・リンナ警部シリーズは、当初より8作完結のシリーズで設計され、現にスウェーデンでは、最後まで書き継がれている様子だが、邦訳はこの後『契約』『交霊』の三作でストップしている。版元が8作までやり切るなら読者としてもつきあう気になるのだが、途中で投げ出されているのではどうにもならないね。残念!」

 とはヨーナ・リンナのシリーズ第一作『催眠』のレビューで自分が書いたもの。ファンはハヤカワ文庫の三作から6年間待たされ、今扶桑社ミステリで4作目を手に取ることができたものである。二作目、三作目を吹っ飛ばして、巷で評判の高いこの四作目に取りかかると、『催眠』も悪くなかったものの、催眠を使う医師とのダブル・キャストによりヨーナ・リンナという癖の強い刑事の特徴があまり出ていなかった。

 本書も、サーガ・パウエルという潜入捜査官とのダブル・キャストとは言え、ヨーナにとって因縁の事件がクローズアップされるとあって、シリーズ佳境という言葉が似合いそうなクライマックス感がたっぷりなのだ。おまけにサーガも凄く良い。

 それ以上に閉鎖病棟に収容されるユレック・ヴァルテルというシリアル・キラーが、かのハンニバル・レクターを想起させるサイコぶりで、小説世界を圧倒する。閉鎖病棟のシーンは一秒一秒(一頁一頁?)が息詰まる緊張感に満ちており、そこにややこしい変態新人医師が絡んでくることもあって、病棟全体が予測不能の時限爆弾の存在となる。

 一方で宇宙開発時代のソ連、またその支配下にあったカザフスタン、まだ移民を受け入れる体制になかったスウェーデンであれ、そこに亡命してきた移民の姿など、闇の歴史にまで遡る物語の深度と言い、作品世界の重層構造そのものにも驚かされる。

 意味深げなラストシーンも含めて、非常に人気のあるシリーズであることがわかる全体像となっている。是非、継続して翻訳を願いたいところだ。

 覆面作家であった著者は、その後、二人の別ジャンル作家夫婦によるものであることが判明しており、その筆力は本書でも相当に証明されている。今回のパートナーである美女サーガは、二作目から登場するらしい。遡って読まねばなるまいな。

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2020年02月28日

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まだまだ続く感。スンマとルーミはどこでどうしているんだろ?ヨーナはどこへー?
はやく続きを読みたい。

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2023年09月20日

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ハラハラしました

展開のリズムのよさに、どんどん引き込まれました。
サーガの行動にもドキドキしましたが、主人公のヨーナの思い切った行動の場面にも、ハラハラしました。
ユレックの気持ちも分からなくはないけど、と、少し胸が熱くなりました。

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2022年10月03日

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ネタバレ

ミカエルとフェリシアの父,レイダルの精神的疲労は限界に達していた。サーガは自分以外に何も頼れない状況で,自分自身のトラウマと闘いながら,ユレックから情報を得ようとする。ヨーナは閉鎖病棟の新人医師アンデシュと,アンデシュの前任者をあたりながら,サーガが情報を得るのを待つ。

サーガがユレックから情報を得て,ついにユレックの正体がわかり・・・というあたりはまだよいのですが,その後の展開が。ユレック&弟の思うつぼすぎ。ユレックが脱走するやいなやディーサに仕掛けに行き,さらにミカエルを拉致しに行き・・・っていくら何でも手際よすぎないかって気もするけど,すべて計画通りって思うことにします。
そしてラスト,ユレックが川に落ちたところで,これは生死不明展開だなって気はしたのですが,まさかのヨーナまで失踪。このシリーズ,続きはどうなってしまうのだろうか・・・。

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2020年09月06日

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下巻の流れる様な展開にドキドキさせられた。サーガの活躍は出来過ぎ感あるが、ゾッとする場面が多々あり、サイコものとしても楽しめた。

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2020年04月02日

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久々に、読み進めながら、ドキドキしたし、展開の速さと、二通りの場面に、圧倒された!
本のタイトルが、もっと響くと、良かったな!

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2020年01月17日

Posted by ブクログ

最凶のシリアルキラー・ユレックが収容されている閉鎖病棟に潜入したサーガは、小型マイクを仕掛け、ユレックの発言を音声分析チームに送る。彼の興味をひくことに成功したサーガは、「レミンスク」という言葉を引き出す。ヨーナは彼のルーツがそこにあると直感し、モスクワに飛び、その父親がスウェーデンに亡命したロシアの技術者だったことを突き止める。移民労働者用の砂利採掘場でフェリシアを救出したヨーナたちは血と復讐の環を知る。

確か第二作にもあったと思うが、後半はアクションに次ぐアクション。新年早々、読ませます。

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2020年01月03日

シリーズ作品レビュー

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