あなたの幼いころの将来の夢は何ですか?もし叶わなかったのなら、その夢をあきらめたのはいつですか?「夢を持ちなさい。」、「夢を簡単にあきらめるな」と人は言うが、そう簡単に誰しも夢が叶うわけではない。一度現実を見てしまうと人は、夢を追いかけることを捨て「どうせ無理だ」とブレーキを踏んでしまうものである。
宇宙飛行士の弟・日々人を持つ兄・六太は、幼いころにした「二人で宇宙飛行士になる」という夢を果たせず、また一人先に宇宙飛行士になってしまった弟に対し嫉妬心を抱いている・・・。そんなある日、六太のもとへ新規宇宙飛行士選抜試験の書類審査通過の通知が届く。六太は兄として日々人に引っ張られることを嫌がりながらも、忘れたふりをし続けた「宇宙飛行士になりたい」という思いを抑えられずにいた。
立ちはだかる数々の試験を突破し、六太は無事宇宙飛行士になるという夢を叶えることができるのか!?挫折と苦悩が入り混じる、31歳無職の男の挑戦に目が離せない。
感情タグBEST3
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ムッタ、ビンス、ピコの想いが詰まった宇宙船リックが月面に無事に着陸。NASAを去ったヒビトの分まで頑張るムッタ。しかし、次のムッタのミッションはどうなるか。。
20巻、秀逸。
どの巻もよく練られたストーリーと個性的なキャラクターたちで、あっという間に作品の世界に引き込まれるのですが、20巻は特に秀逸。中年のアメリカ人のオッサンたちの人生をかけたチャレンジと夢がムッタとともに結実する瞬間を、センチメンタルになりすぎない素晴らしいバランスで描ききってます。
オッサンの友情に泣きました。予想を超えて気持ちをぐっと掴まれて、あたかもそのミラクルな瞬間自分も居合わせたような気持ちになります。
感動と祝福と鎮魂。めちゃくちゃ読みごたえのある巻。
この作者は、そこらへんにいそうな一見ダメな感じのオッサンを描くのが本当に上手い。彼らの背負っている人生を、重くなりすぎない絶妙なタッチで描いて、メインの物語に奥行きを与えていますね。
登場人物がめちゃくちゃ多いのに、ひとりずつのキャラクターの輪郭がはっきりしているし、人生の背景を丁寧に描いているので人がごちゃまぜになることなく、それぞれの人をとりまく群像劇のような面白さもあり、何度読み返しても違う角度で読めて楽しいです。
メインのキャラクターが魅力的なのはもちろん、次はどんなオッサンが出てくるのだろうかと期待して読み進めています。
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ビンスさんの奥さん、ベリンダさんが
無理にビンスに合わせる必要はない、
ただやるべきことだけを存分にやれば
そういう人に気づくから
という言葉が、旦那さんのことをよくわかっているんだな、という感じです。
マルコムたちから嫌なことを言われて、ムッちゃんが
日々人はNASAから逃げたわけじゃない
NASAが日々人から逃げたんだ
逃げ道ってのは甘えの道だ
誰でも楽に歩けるかわりどこにも辿り着ない
日々人はちゃんと険しくも楽しい宇宙への道を歩いてるよ
だからあいつの夢はいつも現実になるんだ
と返す言葉、彼らには酔っ払いの戯言と取られてしまいますが
ムッちゃんはただ事実を言っているだけなのですよね。
日々人のことをリスクが0ではない宇宙飛行士と決めつけて
リスクを負いたくないからと日々人から逃げたのはNASAの方です。
答えてやることない、と言ってくれるローリーも
外へ連れ出すビンスも優しいなと思います。
ビンスが初めて日々人を見た時、リックを思い出した
というのは中々ぐっと来る告白です。
今では君にもリックを感じるというムッタへの言葉は
すごく大事な言葉だと思うのです。
ムッちゃんと日々人に宇宙服の思い出があったように、
リック、ビンス、ピコにも宇宙船の思い出があった。
リックへの恩も償いも、夢を実現することでしか返せないと思っているピコとビンス。
今日のこの店は雑音がひどいという少ない言葉ながら
ビンスさんの熱い気持ちが伝わる気がします。
誓いのサインにムッちゃんも入れてもらえるのが
すごく胸が熱くなる展開です。
ミラクルのMというのも良いです。
日々人の中にある絶対に似たものが
私の中にもビリビリと伝わった、という
ムッちゃんのモノローグも素敵。
シャロンが、 寂しい役目が終わっちゃったと言うのが
こちらも寂しくなります。
そんなことはないし、そんな風に思わなくて良いのに。
せりかさんと絵名さんがISSのミッションにアサインされて
フロントナビとシャロン月面天文台のミッションが加わる次の月ミッション、
どう考えてもムッちゃんのいるジョーカーズが適任なのですが…。
中々順調に進まないのがもどかしいです。
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ムッタのMは温和なM、正解じゃない? ミラクルもそうだけど。ビンスの子供がパパそっくりになるのか違うか、すごく気になるわ〜。アマンティ、しばらく宇宙から遠ざかっちゃうのかな?
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アニメの続きから読みはじめ。原作は一話一話で、メッセージが明確なんだね。
めっちゃ泣ける。幼い頃に描いた夢叶えた男達泣ける。
一方シャロンさんに残された時間は少なく、、、。頑張れmiracleのエム。
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シャロンさん、とても切なくなる。ただ、計画が進み、シャロンの名が歴史に残るかもしれない。応援したい。ムッタは、着実に実力をつけている。味方がたくさんいるムッタなら、1日も早く月に向けて飛び立てるだろう。
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古本を購入。
ビンスさんの奥さんのアドバイスを元にビンスさんを観察し、彼の月面着陸を誘導する六太。
せりかさんと北村さんの宇宙行きも決まり、アマンティはおめでた。
シャロンおばちゃんの容態はいつの間にか悪化していたけれど、夢に向かって近づいてきている。
しかしそのミッションを遂行するクルーに六太は加われないのか?
・・・と、落胆するところで20巻は終わる。
六太の「M」は「Mildの“M”」と言ったり、相変わらずいい味出してる六太、好きだなー。
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冷静沈着なビンスは、その冷静さの裏に宇宙への情熱を秘めている。
彼の少年時代の狭い世界、狭い考え方の中では大人達は宇宙への夢を認めてくれなかった。
リックとピコという掛け替えのない友がいなければ、きっとここまでたどり着けなかっただろう。
ビンスに認められるまでに成長したムッタは、ビンス・ピコにリックの代わりを任され拳を交わす。二人と想いを共有したムッタは、ビンスの月面着陸を心から喜んだ。
シャロンの月面天文台が遂に実現する見込みとなった。シャロンに会いに行ったムッタはその病状の進行を知る。
何としてもそのミッションを自分の手で実現したいムッタは、誰よりも理解を深めようとする。
だが、そこにまた難敵が立ちふさがる・・・
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アニメ見てたんだけど漫画読んで一気にハマりました。大好き!
ピンズさんとムッタの間に出来てゆく信頼関係。読んでて気持ちいい。
医療用音声ソフトの、ムッタが試しに言った
「今まで言ったことないような台詞を言ってみてください」と言われていった台詞に
声を出して笑いましたw
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刺激が大きく、少し咀嚼したい、と思うほどにいろーんな読み方ができる本。さいきん、9歳の息子も宇宙兄弟を読んでいる。きっと彼が吸収できることはまだ少ないかもしれないけど、お互いに読み返してまたいろんなことを考えることができそう。
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リックの位置にいるムッちゃんの言動に泣かされた。
表紙からして泣けるし、幼い頃の約束が果たされてよかったなと思う。
シャロンのプロジェクトも動き出したし、ヒビトくんのこれからも気になるところ。
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ムッタの日々人を思う気持ちがぐっとくる。
ビンス達の子供の頃の話、この後リックは亡くなるんだよなと思いながら読んでしまうので、ちょっと苦しい。
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いつもアニメでみていた宇宙兄弟の、ちょうどアニメの先にあたる巻。
いままでずっと先を行っていた弟ヒビトがいなくなり、ムッタが自分の歩みで宇宙飛行士になっていく過程が描かれてます。派手さがなくても、頭がくりくりでも、ここぞという時に鮮やかに本質を掴むムッタは、間違いなくいい男!
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ビンス親子…無表情のままでゾンビ映画やら、お笑い番組やらを観たりするのだろうか?
どのキャラクターも個性的で面白いですね。
笑いがあるから王道の感動ストーリーも素直に良いと思えるのかもしれないです。
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#188RICK~#196頼むぜお月さん
ピコとビンス。そしてムッタ。
シャロン月面展望台建設ミッション、ムッタはアサインされるのか?
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やっぱりピコ、ビンス、リックたちのエピソードは改めて泣けるなぁ。ビンスがいいキャラしてると思った。さて、六太たちジョーカーズは果たして任務につけるのか。
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ビンスかわいくなったね(´ω`)うふふ~。
どんなに大変なことがあってもミッションで失敗することは許されない。苛酷だ。
そんでアレ。大体つまんない理由でいろんなことって決まっていくのよね。そーゆーのリアル。でももうスパーッと宇宙に行かせてほしいな…なんてね。現実はきびしいね!きびしいものさ!でもまだわかんないし!
ヒビトもムッタもどう宇宙兄弟になるのか。吃驚する方向からうまーく話を繋げてくるもんな~次の巻もちゃんとお座りして待っとこう。
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ビンスとピコが新型月面着陸船につけた名前は亡き親友と同じ“RICK”。かつて3人で誓った夢はいよいよ現実になる。
そして六太もまた、ロシアにいる弟を信じ2人で約束した“未来”を目指す。突き進んできた宇宙の道の先にビリビリとシビれる奇跡が起きる!
ビンズ達三人の物語に感動(*´∇`*)シャロンの天文計画、是非ムッタに行ってもらいたい!!
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時間がぐっと経って、とうとう月に到着する。
むったがリックの替わりとして認められるなんて、おいおいすごいな。
誓いサインのところとか、リックを感じてるってセリフは、ぐっと来た。
こういう熱さは嫌いじゃない
再読追記2020
ムッタのMはミラクルのMとかかっこいいこと言いやがるな。
アマンティの旦那と出会った時のリアクションが面白い。
けど、シャロンおばさんはどんどん進行してて、悲しくなる
Posted by ブクログ
前巻に比べて大分進んだ感じがあります。
ビンスとピコの合図の強さがリックとの絆の強さ。
前に進むことを決意した男の子達はとても強いですね。
そして受け入れたり、受け入れられたりはやはり相手のゴキゲン伺いだけでなく、自分のまっすぐな努力があってこそ。
そんな当たり前で、なかなかできないことをいつも教えてくれる
この話が大好きです。
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手順書(フライトノート) ムーンワーカーの時代へ 2030年まで生きてごらん 逃げ道ってのは甘えの道だ_誰でも楽に歩けるかわりどこにも辿り着けない ”REAL“(現実)の”R“! サスペンションがヘタってんじゃねえか? 臨場感 ISSのミッションにアサインされた
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表紙が熱い…!
リックのとこにムッタがいる…!!
シャロンの月面望遠鏡がついに実現。
早くムッタを月に!ってワクワクしてたに
またお前かゲイツ…!!
Posted by ブクログ
もう21巻も出てるんだ…。
でも続きを読むのがこわい。
いや、絶対大丈夫。ムッくんは必ず約束を果たしてくれるはず!
…と、信じる気持ちと、もし本当にダメだったら…と考えて落ち込むことを繰り返している。
21巻はもう少ししてから読もう。
今読んでうまくいかなかったら、泣く。
ムッくんのお父さん、お母さんの登場がとても嬉しかった。
大好き。
お父さんの「うまいこといった」のどや顔が、とてつもなく可愛い♪
そして、真顔でスルーするムッくん。
笑ってはあげないらしい。
前は心待ちにしていたシャロンさんの登場が今は少しこわい。
変わらず大好きなのに。
Posted by ブクログ
いきなり一人前というか、すごく成長した感じのムッタから始まり、やっぱり最後は「ドーバの悲劇」てきな感じを匂わして閉じる。
今回はヒビトは名前だけ登場。たぶん宇宙へ行くために邁進しているんだろうな。
表紙のメンバーでの宇宙セッション。
ビンスさんの分かりにくそうな、案外わかりやすそうなところがいろいろ描かれていて、ある意味可愛い。奥様のべリンダさんのとの出会いとか、ちょっと聞いてみたいです。
宇宙へ行った父親のいぬまに禁止されていたもの全部食べたい! というアンソニーの発言が子供らしくてかわいい。
話はシャロン望遠鏡のターンへ。
ISSへアサインをされた女性組二人。
おめでたのアマンティ。
素敵なことも、不穏なこともごちゃまぜで次の巻へ。
シャロン望遠鏡は、シャロンがいる間にかなってほしい。難しいだろうけど。
Posted by ブクログ
夢に向かってまっしぐら!というパワーが半減して
おもしろさも半減でしょうか。
実際に夢に近づけば近づくほど
問題が見つかるもので、
リアルな展開だと言えるかもしれませんが。
子供時代や、
宇宙飛行士になるまでのタイミングと違い、
実際に働いている段階です。
私は夢を持ち続けることができるのか
夢に向かって進み続けることができるのか、
チャレンジしたい。
また私は一人で生きているわけではない、
ビンスさんの
必死についてこようと手をのばし続ける者にはこちらも手を差し伸べます。
これはとても大切なんです。
私は夢をつかもうと手を伸ばしつつけているだろうか、
手を伸ばし続けている者に手を差し伸べているだろうか、
手を伸ばし続けられるように接していってやれているだろうか、
感動して泣くものではなくなったが
リアル生き方を考えられる本です。
どんなモノでもとりかた次第だもんね、
今回はこんな感じで自分に役立てようっと。