【感想・ネタバレ】コウノドリ(27)のレビュー

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Posted by ブクログ

「医療安全管理室」の特に後半、
泣かずに読めなかった。

ベストを尽くしても
助けられない命がある、原因が分からないこともある

やり切れない遺族がいる、何かのせいにしなければ
保てないことも

医者はそれでも次の患者は来る
遺族にも明日は来る

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2023年05月04日

mac

ネタバレ 購入済み

医療安全管理その一

・「突然、人が死んじまうなんて…ちゃんとした理由があると思ってんだろうな。
人間の体なんて、全部分かる訳ないのにな…医者なら原因が分かるはずだって思いこんでんだろ」
・「オレはもう一緒には楽しめないよ。何したって楽しくないからさ。
店も開けずに一日中、マコの写真を見てボーッとしてるんだ。
してマコとお腹の子が死んだのは、病院が悪いんだって自分に言い聞かせてる。
でもさ…マコを一人にしたオレのせいなんじゃないかって…どこかで自分のことも責めてるんだ。」
・「今回は…カルテや書類だってやましい箇所がある訳じゃないし、
むしろ証拠保全してくれてよかったんじゃない?病院(こっち)に非がないってことが分かって貰えるんだから。
胸を張りなさい。君が悪いんじゃないんだよ」
・「鴻鳥先生は…妊婦さんやその家族との信頼関係を何より一番大切にしてきたと思う。
裁判所から証拠保全に来たってことは、その一番大切なものが崩れてしまったってことかも」
・「…小野田さん夫婦はとても仲が良くて、二人で花屋さんをしていたんだ。
ご主人は奥さんのてんかん発作が、いつ起きても一緒にいられるようにって、会社を辞めて、
奥さんの夢だった花屋さんを始めたらしい。
ご主人は奥さんが亡くなってから、一か月以上経った今でも店を開けられずにいる」
・「子供を亡くしてしまうことは未来を無くし、パートナーを亡くすことは現在(いま)を無くしてしまう。
あのご主人は一度にその両方を無くしてしまったんだよな。
産科医としての小野田さんの治療にミスはないよ…でもね」
「でも、もう少し退院を遅らせていれば、彼女を救えたんじゃないかって…そう考えているのか?」
「うん…そう考えないと言ったらウソになるかな」
・「何が”全ての赤ちゃんを救ってやる”だよね。そりゃ四宮にバカみたいって言われるよ」
「…オレは”恥ずかしい”とは言ったが、”バカみたい”とは言ったことはない。
産科医なら誰だってお産の怖さを知ってる。だからそんなことは恥ずかしい…というよりむしろ
怖くて口にできないんだよ。ただな、サクラ…お前だけだと思うなよ。
どんな産科医だってみんな、”全ての赤ちゃんとその母親を救ってやる”って本気で思いながら
毎日出産と向き合ってんだ」

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2022年09月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

“あたしゃあの頃「妊娠・出産が安全なのが当然じゃないんだぞ〜」って声を大にして言いたかったよ”
小松さんの言葉。

妊婦さんのたらい回しとか、あってはならない事態。だけど、緊急性の高い妊婦さんを診る診療体制の整っている病院がどれだけあるか…。
妊婦さんを診たあと、赤ちゃんも…という状況ならさらに病院を見つけるのが困難に。
どうかお住いの都道府県の状況がどうなっているのかお調べくださいませ。その病院に行くには何分かかるか。その病院が地域から応援されているか(その体制を整えるには時間もお金もかかりますし、絶対的にお医者さんの数が必要…)。

お母さんにとって妊娠した瞬間から出血の可能性があるイベント。赤ちゃんにとって一番死ぬ確率が高い人生最大の生命維持の危険性のあるイベント。
最悪なことが重なったら…たまらない、苦行の一冊でした。

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2019年09月29日

Posted by ブクログ

テレビドラマ化もされた人気シリーズの第27巻。
モーニング本誌での連載は2020年5月で終了しました。コミックスもこのレビューを書いている時点で31巻まで既刊で、最終32巻は来月9月に発売予定だそうです。
残念ですが、8年近い歴史を積み重ねて、キリをつけるのにはいい時期だったかもしれません。

ペルソナ総合医療センター」の産科を中心に、妊娠出産、赤ちゃんとお母さんを巡る悲喜劇と、主人公サクラ先生を中心とした群像劇が、綿密な取材に基づく圧倒的なリアリティと現場感を伴って語られます。
これまでも多くのキャラクターが成長の末、自らの未来を拓くべくペルソナを去って行きましたが、第22巻でとうとう四宮先生までが実家の病院に帰ってしまいました。爾来、自分は四宮ロスに悩まされています。

この巻は1冊丸々「医療安全管理 前編」が掲載されています。

冒頭で「大野病院事件」を例に挙げて医療、特に周産期医療を巡る医療訴訟の原状が話題にされます。
そして、訴訟リスクをあまり自分事とは考えていなかったゴロー先生が、クレームに巻き込まれたところに医療安全管理者の磯野エイキチという新しい医療職と新キャラクターが登場。舞台が整って、いよいよサクラ先生がこれまでにないトラブルに巻き込まれます…。

切迫早産で入院していた小野田さんは、無事35週になっていったん退院します。てんかん合併妊娠というリスクはあるものの、本人がきちんと服薬管理できており、ストレスの少ない自宅で陣痛を待つはずでした。
しかし退院して2日後、小野田さんが心肺停止の状態で病院に搬送されます。

サクラ先生にはもちろんミスはありません。
加瀬先生が「突然人が死んじまうなんて…ちゃんとした理由があると思ってんだろうな…人間の体なんて全部わかる訳ないのにな…医者なら原因がわかるはずだって思い込んでんだろ…」って語るとおり、今の医療でも人間の体についてわかっていないことは多く、医者が何とかできることは限られている、というのが客観的な事実でしょう。
だけど、さっきまで元気だった人、それももうすぐ母になろうとしていたその人が、突然亡くなって原因がわからない、という事実を小野田さんの旦那さん、シンイチさんは受け入れることができません…。
(そんなシンイチさんを責めることなんて誰にもできないでしょう)

そして、病院のミスを示唆する外野の声が方向を決めてしまいました。
「地獄への道は善意で舗装されている」。大野病院事件の後、「産科をなくした施設も増えたし…産科医をやめる医師も少なくなかった」のと同じ方向に事態は転がり始めます。
突然死が受け入れられず悲嘆に暮れていたシンイチさんの視線が、サクラ先生を向いてしまいました。
その視線を向けられたサクラ先生もまた、自らに手落ちがないことを誰よりも知りつつ、シンイチさんの視線を受け止めきれません。

誰かが悪いわけではないのに地獄へ向かって走り出した2人を止めるにはどうしたらよいのでしょうか…。

せっかくの新キャラ、磯野エイキチさんはカリカリ梅食べてウロウロしてるだけで、今のところ事態の解決に役に立って無さそうなのが気掛かりです。
余談になりますが、磯野エイキチさんは元看護師です。これまでこの漫画に助産師さんは沢山登場しましたが、看護師さんは初めてかもです。

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2020年08月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

病院のトラブル対応。元救急の看護師で優秀な人

てんかん持ちの妊婦。34週ぐらいで入院して出産前に退院した2日後死亡原因不明。元看護師の親戚が医療過誤と隠蔽と言い出してねじれ始める。

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2022年04月16日

購入済み

シンイチさん…サクラ先生を苦しめないでーと思いつつ
シンイチさんの立場に立ったらそりゃそうだよなぁ…。

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2022年02月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ずっとコウノドリを読んできているので、ペルソナの産科に悪質な非が無いのは分かっているんだけど、患者さんからすればそうはいかない。赤西先生はとても優しい人のように描かれているけれど、私はそう感じない事が多々あって。言葉は多いけれど、そこにどれだけの心があるのかな、と思う事もあったので、これを機にきっとシノリンの抜けた穴を埋める存在になってほしいなぁ、と。医師として。キャラとしては無理だけど。後半はより深刻な事態に。ただ思うのは、ちょっと経験した程度で、知った顔で中途半端な意見いうのはやめた方がいいなぁ。

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2020年08月25日

Posted by ブクログ

医療事故は、起こるものとしても、人の命に関わることでもあり、なかなか納得感を持てる結論には行き着きにくい。

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2019年06月27日

ネタバレ 購入済み

裁判?

サクラ先生が裁判沙汰?

医療裁判って、
Dr.や医療従事者の方々は、
ホントに一生懸命にして、
死因も分からずって
多いと思います。

自分自身は
どうしても、
医療従事者の味方をしてしまいます。

#深い

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2023年05月02日

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