妖怪が見える少年・夏目が、祖母の遺品の「友人帳」を架け橋にして妖怪たちと心を通わせていく模様を描いた物語です。
妖怪をテーマにした作品は数多くあれど、「夏目友人帳」ほど優しい物語を、私は見たことがありません……!
祖母・レイコの残した「友人帳」は、レイコが妖怪たちと勝負をして、負けた妖怪たちがサインをしたもの。そのサインには契約の意味があり、契約の解除を願う妖怪たちに名前を返していくことにした夏目は、ボディーガードの「にゃんこ先生」と一緒に彼らと触れ合っていきます。
幼いころから、人には見えないものが見えていることで周囲から気味が悪いと言われていた夏目は、妖怪を避け、関与しないように生きてきました。そんな夏目が、友人帳を通してはじめて妖怪たちに向き合うことで、少しずつ、考え方を変えていく様子には、まるで自分の子どもが少しずつ友達を増やしていくような、そんなやさしい気持ちになって嬉しくなります。
名前を返したときに判明する真実は、ちょっぴり切ないことが多いですが、決して悲しい結末ではなく、じんわり心が温かくなるような、そんな物語ばかりです。
ぜひ暖かいお飲み物をお供に、じっくりお楽しみください。
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夏目に訪問されて、あたふたしている名取が可笑しい。的場にも見分けられ無いものを見破れる夏目の凄さ。名取と的場にモテモテなのも分かる。
西村と北本から見た夏目の印象が語られていて新鮮だ。優しい二人の事が、また好きになった。
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今まで的場が出てくる話は嫌な感じしかしなかったけど、今回は少し深く触れてあったせいか、違う印象も持ちました。
でもやっぱり好きにはなれないわ。私は名取派!←誰に宣言してるんだよ
それにしても、最近夏目はよくコスプレっぽいことをさせられてるなぁ。眼福。←
契約と約束という言葉。
似たような意味なのに、契約だと使い捨て、約束の方は大切なものを守りたいという純粋な気持ちがあると思う。
夏目は約束という言葉を使った。
厳しさではなく、優しさで強くなっていく夏目が良い。
Posted by ブクログ
夏目読み返し13巻。
的場さんが夏目を脅して、的場家に敵対する妖払いを追い払う「連鎖の陰」と、西村・北本それぞれと夏目が仲良くなっていく特別編2本の構成でした。
的場さんの長い手紙、ちょっと読んでみたかったんだけど、誰も読まずに、名取さんが破ってしまいました。
西村・北本と夏目は、読んでみるとなんか、時系列が少々おかしいような気もしますがまぁ、そこは愛嬌かな。
妖とのつながりの話よりはほろり要素というよりは、人間ドラマの方に重きが置かれていて、ちょっと私的には読みごたえが薄い巻だったといえる気がします。
Posted by ブクログ
最初は妖怪退治もの。手紙が気になるね。何が書いてあったんだろう。
残りは、友達のとお話しが2人分。こっちはほとんど妖怪も出てこず。2人ともいいやつでいい話。地味な話だけど。
Posted by ブクログ
的場さん大活躍。
黒スーツも似合うね。
名取さんの慌てっぷりにときめいた。
アニメでは濃い西村と北本(マンガではモブとしか思ってなかった初期)
マンガでじっくり書いてくれてうれしい。
二人とも鈍くていい人だなーと思ってたけど、それなりに色々あるんだね。
昔の夏目の色っぽさは最 高 だ !
Posted by ブクログ
的場さんと(あと名取さんも)、西本君・北村君とのエピソード。
本当に良い友人達だ・・・!
藤原夫妻といい、夏目君は素敵な人達にやっとめぐり合えてよかったと思います。
そして的場さんはあいもかわらずミステリアスです。今後、夏目君との関わりがどうなっていくのか楽しみ。
Posted by ブクログ
的場さん再び…!
あとは、夏目×西村、夏目×北本の出会い編収録。
夏目は、西村の世話焼きなところに救われることもあるんでしょうね。
ってか、お調子者のようでいて、西村も色々と家庭環境複雑なのね。
北本と夏目は意外とまだ付き合い浅かったんだねぇ。
でもミーハーの西村と比べると、夏目にとっては北本の方が通じる部分が多いのかなと。
北本の家も結構大変な家庭だったのね。普段そんなことおくびにも出さないけれど。
今巻で北本の好感度爆上がりだったw