ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 銀河英雄伝説1 黎明篇

    購入済み

    名将と愚将に道義上の優劣なし

    ●帝国軍「常勝の天才」ラインハルトと同盟軍「不敗の魔術師」ヤンを軸に描く宇宙戦記。●黎明編では、アスターテ会戦での両主人公の邂逅、難攻不落を謳われるイゼルローン要塞攻略戦、撤退戦に注目のアムリッツァ会戦が見所だ。第三勢力の経済大国フェザーンや怪しげな宗教団体「地球教」の動向も興趣湧き立つ。●また、名将と愚将に道義上の優劣はないとし、愚将が味方を百万人殺すのも、名将が敵を百万人殺すのも、大量殺人者として差がないとする。この物語は、こうした蘊蓄語りが多く、社会や人生を考えさせられる。

    #カッコいい

    0
    2024年05月29日
  • 皇妃エリザベートのしくじり人生やりなおし

    購入済み

    面白い

    史実とやり直し、途中出てくる実際のお城やお菓子屋さん、お菓子の画像を検索しながら読むことで、物語に入り込むことができました。オーストリアの歴史を知るきっかけになり、小中高生にもおすすめ。書籍でも購入して、歴史を学び始める子供のために家に保管しておきたいです。

    #じれったい #切ない #タメになる

    0
    2024年05月29日
  • 烏に単は似合わない【新カバー版】

    購入済み

    面白い

    1日で読んで作者様の全作品まとめ買いしました。壮大な世界観に圧倒されます。

    #切ない #ドロドロ #ドキドキハラハラ

    0
    2024年05月29日
  • 蜘蛛の巣の罠(上)

    購入済み

    毎回、どのような形でユレックが関わってくるのか気になっていましたが、今回は初めから作者が素晴らしい表現力でユレックに言及。
    その後すぐ、ヨーナの関係者の死亡事件が展開します。

    ヨーナのシリーズはどれもすごいのですが、今回はサーガが復帰し、フィギュアの謎かけなど、とにかく緊迫感あふれる流れでひたすら読みました。
    サーガがいると、ぐんと厚みが増して感じます。
    ヨーナを含め、登場人物の描写に深みも増し、私の中では最も凝縮した作品です。

    #アツい #感動する #ダーク

    0
    2024年05月28日
  • 猫を処方いたします。2

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    泣ける

    2巻はとても泣けました。メインはお兄ちゃんと黒猫ちゃんのお話しかなと思います。最後にどうなるのかは書かれていませんでしたが、少しでも彼らが穏やかに過ごせることを願っています。

    0
    2024年05月28日
  • 猫を処方いたします。

    匿名

    購入済み

    悩みを抱えた患者に猫を処方する

    とてもよかったです。タイトルの通り、悩みを抱えた患者に猫を処方する、オムニバス形式の小説でした。ファンタジーなのかミステリーなのか、ミステリーが好きな方はミステリーとして読んで、ファンタジーが好きな方はファンタジーとして読んでいいのだと思います。ひとつ気になる点は表紙が大きいサイズで見られないことです。

    0
    2024年05月28日
  • たいのおかしら

    QM

    購入済み

    読みやすい

    相変わらずテンポよくサクサク読めて面白い。なんてことない日常なのに言葉のチョイスがこれまた絶妙でそのときの光景や登場人物の気持ちがわかってしまうみたい。

    #ほのぼの #笑える

    0
    2024年05月28日
  • 成金令嬢物語~悪女だと陰で囁かれていますが、誤解なんです~

    購入済み

    斜め上の人たち

    シリーズ2作で幸せな大家族が出来上がっていくお話で、ほのぼのハッピーエンドですが、途中どの人も斜め上の勘違いをするところが笑えます。
    要はみんな不器用な人たちなのですね。
    皆そんなに器用に立ち回れるわけではないのです。
    私たち自身も考えてみると不器用で面倒なヤツかもしれません。

    #じれったい #笑える #ハッピー

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    2024年05月28日
  • ルビンの壺が割れた(新潮文庫)

    匿名

    ネタバレ

    考えさせられた

    世間にはいろんな犯罪があり、
    人は生きていれば色んな経験をする。
    彼は自分の犯罪を薄めようとしたのだろう。
    周りにはこんなに嘘をつく人がたくさんいて
    自分はそれに翻弄されたんだと。
    だから我を失っただけで、自分が犯したことなんて本性でもないし、大したことない。
    むしろ自分は被害者なんだと。
    そんなの認められるわけない。
    あなたが犯した罪は1ミリも薄まらないし、消えない。

    大どんでん返しと言うには少し違うかな。
    命尽きる前の悪あがきと言ったところ。

    #深い #ドキドキハラハラ

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    2024年05月28日
  • 皇帝の薬膳妃 白虎の后と桜の恋慕

    Kao

    ネタバレ 購入済み

    ぐいぐい引き込まれます

    設定が良く、キャラも魅力的で読みやすいのであっという間に読み終えてしまいます。

    朱雀、青龍と続き、白虎の后が登場。
    とんでもないキャラのお方で。
    引っ掻き回され胃のおかしくなるような展開に。
    ややこしいことになるかと思いきや、強い味方、朱雀のお后さまさまのおかげで意外とあっさりでしたが。
    董胡の母の死の真相を知ると思われる人物が白虎にいるかもしれないとのことで、次巻は白虎行きとなりそう。
    レイシさまが董胡は女ではと気づき。
    白虎から帰ったらいよいよ皇帝にカミングアウトか?
    次巻も目が離せません。

    #ドキドキハラハラ

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    2024年05月27日
  • 「宇宙戦艦ヤマト」をつくった男 西崎義展の狂気

    購入済み

    海千山千?

    40年以上、ヤマトから遠ざかっていたが、改めて本書を読んで、またヤマトに会いたくなった。大変興味深い内容でした。

    #深い

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    2024年05月27日
  • 世界よ踊れ 歌って蹴って! 28ヶ国珍遊日記 アジア・中東・欧州・南米篇

    QM

    購入済み

    旅したくなる

    ナオトインティライミさんの”Brave”でその人の名を知った。自分も旅から帰ってきたばかりで、旅行記が読みたいなぁと思っていたところにこの本がおすすめに出てきた。その国の音楽を感じることや地元の生活に溶け込み関わり、自分を知ることをメインとした旅で、ナオトさんの人柄、勇気、行動力、強運などがひしひしと伝わってきて、だからこの旅は成り立ってるんだなと思った。どんな状況でもポジティブに捉えて自分も周りもアゲていくこの性格が本当に気持ちいい!下巻もぜひ読んでみたい。

    #アツい #アガる #笑える

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    2024年05月27日
  • 潮騒のアニマ 法医昆虫学捜査官

    購入済み

    潮騒のアニマ

    事実は小説よりも奇なりというけれど、この小説は予想の上を行く。早く結末が知りたいけれど、急いで読んでしまうのは話の面白さが全く消えてしまうので、やはりじっくり読む。今回もこんな風習が実際にもあったのかも?と思った。

    #怖い #ドキドキハラハラ

    0
    2024年05月27日
  • 変な家 文庫版

    Posted by ブクログ

    漫画の「試し読みサイト」で、最初の方だけ読んで興味を持っていた。書店に行った際に「2023年一番売れた話題の本」みたいなコーナーで平積みになってたので、思わず手に取って。

    電車で遠出するときに持って行き、行き帰りで一気読み。字が大きくてイラスト(間取り図)が多いので、本当にあっという間に読み終わった(^ ^

    内容は、なかなかにサスペンスフル。まさか→もしや→いやまさか→でも...と、ちょっとした違和感から憶測・妄想を経て疑惑が深まっていくのが、登場人物に感情移入できてハラハラドキドキ。そこへさらに思いがけない人物が絡んできて、疑惑はどんどん大きく深くなっていく。

    最後の最後まで、「もやも

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    2024年05月27日
  • パラサイト・イヴ

    購入済み

    着眼点がすごい

    共生関係にある細胞の反乱。
    全く考えたこともなかった切り口から物語が語られ、とても面白かった。

    自分がどうやって「自分自身」を制御しているかわからないので、知らない間に別の何かに制御権を奪われたらと思うと言いしれぬ恐怖を感じた。

    これがデビュー作なのがすごい。

    それと個人的な話だが、この本の出版と私の出生が同じ年なので、何となく感慨深いものを感じる。

    #怖い #ドキドキハラハラ #タメになる

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    2024年05月27日
  • 俺たちの箱根駅伝 下

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    とてもよかった。甲斐、辛島の二人は作中では直接会話がなかったように思うが、とてつもない仕事をやりとげた。また、選手一人ひとりの人生が丁寧に書かれた。上巻では数多く登場する選手たち。下巻で個性をもって活躍した。もう一度上巻を読んでみたくなる。読み味はまた違ったものになるだろう。隼斗、友介はそれぞれ企業に就職した。彼らの企業ものとしての続編を期待してしまう。また、甲斐を中心にしたものを読んでみたい。

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    2024年05月27日
  • くもをさがす

    Posted by ブクログ

    すごいものを読んでしまった
    ズーンと胸に響いた
    良くも悪くも
    そして少しばかり不安にもなった
    今 生きていることに喜びも感じた

    西加奈子さん
    もともと好きな作家さん
    人柄が とても好ましくて
    そんな方が経験したこと
    辛くも 苦しくも 時に楽しく
    そして憤ったり…
    夢中で読んだ

    当たり前は無い
    他人事でもない

    私も自分を しっかりと
    生きようと思った

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    2024年05月27日
  • おしゃべりから始める私たちのジェンダー入門

    Posted by ブクログ

     恋愛相談を中心とする桃山商事で活動する著者清田隆之さんが、コロナ禍の3年間の生活を中心にしたジェンダーに関するモヤモヤを綴ります。また、過去の恋愛経験等をふり返り赤裸々に告白し、ジェンダー課題を学んだからこそ振り返り、内省するエッセーです。
     第1章では、「男」について考え抜き。第2章では、コロナ禍と双子育児と生活の限界。第3章では、ルッキズムの呪縛とエンタメによる癒やし。第4章では、心を開いて、清田くんでは、暴力とコミュニケーションが紙一重の領域で傷つく男性たちを、自信の苦しみと重ねて表現します。おしゃべりを通じて言語化していくなかで、ジェンダー問題を可視化し、日本国憲法の個の尊厳の重要性

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    2024年05月27日
  • 成瀬は信じた道をいく

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    前作に引き続き一気に読んでしまった。
    「…都市伝説じゃん」
    「赤ちゃんハイハイレースで…」
    で笑ってしまった。

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    2024年05月27日
  • JR高田馬場駅戸山口

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    ラスト30ページ、涙が止まらなかった。まさかこんなに泣くことになるとは。「待って、待って、」とずっと心で叫びながら読んでいた。

    郵便ポストのシーンはダメ押しでキツかった。胸が締めつけられて痛い。幼稚園でのゆたかくん、お布団で寝ているゆたかくん、ママと笑い合うゆたかくん、ママの自転車のチャイルドシートに乗っているゆたかくん、ママと手をつないで歩くゆたかくん、〈祖母に手を繋がれて突っ立っている〉ゆたかくん、いろんなゆたかくんの姿が思い浮かんで、ゆたかくんのかわいらしさが哀しみを増幅し、大げさでなく滝の涙。

    主人公は38歳の主婦、川瀬由美。夫のまさるは長野に単身赴任中、3歳の息子ゆたかを育ててい

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    2024年05月27日