ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • アポロンの嘲笑

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    3.11か…
    私は、西日本なんで、直接、影響はなかったけど、テレビの映像を見ても、何か映画を見ているのか!フィクションやんな?って思うぐらい、すぐには現実を受け入れる事が出来なかった。
    阪神大震災の方は多少なりとま経験したけど、でも自身には、ありがたい事に何もなかった。まぁ、仕事が流れた程度。

    舞台は福島。
    殺人犯とされた彼も、被害者の家族も阪神大震災から立ち直るために、ここに。
    両者とも福島原発の曽孫請け、玄孫請けみたいな過酷な環境で働いてる。もう、放射能なんか気にしてたら仕事にならん!って感じで。現実もそんな感じって聞いた事あるし、その辺の人らみんなが、原発で働いてるから文句言えん。

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    2024年05月26日
  • 容疑者Xの献身

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    ◆感想

    ★★★★★じゃ足りない
    イッキ読みでした。

    ガリレオシリーズ1、2とは
    テイストが全く違う!

    今回は
    事件が解決するように湯川や草薙を
    応援したくなるのではなく
    Xの献身的トリックの効力が
    ずっと 効いてて欲しいと 思いながら 
    読まされてしまった 不思議。

    湯川が 容疑者や その隣人に接触すると ハラハラ ハラハラ・・・
    あっち行っててくれ〜 もう来ないでくれ〜  

    読み手は 犯人も 庇っている人も
    わかりながら読んでいるのに
    最後に ものすごい ごっつり 喰らうし
    ふぅ・・・
     
    自分の既読・東野さんの中では
    今 イチバンだな これ。


    ◆イメージ像

    今回から 私の頭

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    2024年05月26日
  • プリンス

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    とても面白かったです!一気に読み終えました。ストーリーも面白かったですが、そんな中で普段はまさに平和ボケで気にしたことなかったですが、民主主義というのはなんなんだとかとか、日本では当たり前の安全も結構危ういことなのかなとかいうようなこともちょっと考えるきっかけになりました。

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    2024年05月26日
  • 水車小屋のネネ

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    山下姉妹とヨウムのネネ、まわりの人達との日常のお話。入学金を彼氏に使ってしまった母親の元を幼い妹を連れて出ていくところから始まり、よくある毒親の話かぁ~と思いましたが全然!
    優しさが素敵なコミュニティとなり、親切の連鎖につながる。みんな良い人!よかったなぁ~優しい気持ちになれました。
    誰かが誰かを思って生きている。人はいなくなっても誰かの心の中で生き続けることができる。いつまでも忘れられない存在でいたいですね。最高の作品、本屋大賞はこっちでしょ!

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    2024年05月26日
  • 京都東山ネイルサロン彩日堂 ネイリストは神様のなりそこない

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    ある日の出来事。
    私「ハートクリニックって最近めっちゃ多いですねー」
    事務員さん「そやなー増えたなー」
    私「心臓病の方増えてるんですかね?」
    事務員さん「んー、どっちか言うたら心療内科関係ちゃうか?」
    なんと…


    小説ではハートクリニックならぬネイルサロンが舞台でした。
    そこは心に不安を抱える人が一度だけ訪れることができる場所。
    オーナー兼ネイリストは元神様見習いの方でした。


    登場人物たちの背景には、労働問題、婚活、推し活、臨終したてなどがあり、令和時代のリアルな闇をサラリと見せてくれています。
    さながら社会派ファンタジーといったところでしょうか。


    アイデンティティーの崩壊、トラウマ

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    2024年05月26日
  • 植物図鑑

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    恋愛小説、とてもきゅんとくるし、ライトノベルのように軽さで読める。
    そして山菜や日々のご飯や薄味のご飯の大切さなども感じる本。

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    2024年05月26日
  • 時をかけるゆとり

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    面白かった!
    普通に笑っちゃうので一人でいる時間を選んで読んだくらい。
    朝井さんとは年齢が近いのもあって、ちょいちょい挟まれる小ネタも楽しめた!
    バトロワとか…自分もハマってたなぁ…
    朝井さんのオリジナルのバトロワ小説、めちゃくちゃ読んでみたい。

    印象に残ってるのは地獄の100キロハイクと500キロバイク、好きな話は旅行を失敗する話(御蔵島ジャパン、青函トンネルは一般車通れない)かな。
    次作も楽しみ!

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    2024年05月26日
  • あなたが殺したのは誰

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    ネタバレ

    リンリン村の開発ストップの話は身につまされる思いだった。バブル時期はこんなことあったんだろうなと。
    後半まで全然現代パートと繋がらなくてドキドキした。
    1番不幸だったのは誰なんだろう。

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    2024年05月26日
  • ぎょらん(新潮文庫)

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    人とのつながりは、いつかまた、とか、当たり前ではないことを改めて思いました
    後悔しないように大切な人との時間を過ごしたい。
    あの時、こうすれば良かった、ではダメ
    母の最期が近づいていたときのことを思い出します。病床で母から言われた言葉、あの時私は別れが近いなんて考えもしなかった。
    だから余計に今でも忘れられない。
    ぎょらん、見つけたかったです

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    2024年05月26日
  • 成瀬は信じた道をいく

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    “コンビーフはうまい” やっぱり成瀬すきーーー!!!
    1作目は中学〜高校生。サクサク3日で読んじゃった。
    続編のこっちは大学生になってちょっと成長した成瀬。
    なんか大事に読みたくて、少し間を開けながらじっくり読んだ。いや、続きはめっちゃ気になったけども。笑
    うぉーまじで聖地巡礼したいー。お隣の県なのに!すぐ行けるはずなのに!ミシガン乗りたい!!!乗る!

    成瀬という1人の人物を、まったく関係のないバラバラの複数の他者目線で見られるのが本当に面白い。
    成瀬観察日記。で、その他社も少しずつ絡み合って行く…

    最後の章、もう声出して笑っちゃったよwwww
    あー!なるほどね!!!!って!笑
    オールスタ

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    2024年05月26日
  • 存在のすべてを

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    登場人物が多くて途中誰が誰だか分からなくなったりしたけど最後感動した!
    犯人探しのミステリー小説では無かった!

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    2024年05月26日
  • それからの僕にはマラソンがあった

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    良い本だと思いますねぇ…こう…松浦さんはアレですね、ストイックなんですねぇ…お酒も飲まれないようですし…社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    僕はそれほどアレですので、お酒も嗜むアレですので、松浦さんみたくストイックにはできませんけれどもまあ、ランはね、趣味としてこれからも続けて行こうと思いますよ…社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    まあ、そんなアレで非常に読みやすい文章でして、今後も何かへこたれそうな出来事が起きたたびに読み返したい本ですねぇ…ということになりましたね…。社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    さようなら…。

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    2024年05月26日
  • 龍神の雨

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    二組の兄弟のお話。終始雨が降り続いているような陰鬱な雰囲気で、話にのめり込んでいた。様々な謎が出てくるが、それが終盤に怒涛の勢いで回収されるのは圧巻だった。雨が降らなければ…と登場人物はもちろん、読者である自分も哀しくなってしまうほど感情移入してしまい、それも相まって結末は少し涙も出てしまうほど切なかった。最後の解説も秀逸なので、ぜひ読んでほしい。

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    2024年05月26日
  • 嘘つきジェンガ

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    「詐欺」がテーマの短編集です。

    しかし、騙しの過程や内容を読ませるのではなく
    そこは辻村ワールドです。

    騙す方と騙される側が物語中盤で反転するような
    感覚を覚える仕上がりになっています。

    結局、人生なんてその人の考え方次第でいかよう
    にも変わるのだということを思い知らされます。

    そう、ジェンガのように一つのピースで、崩れる
    時もあれば、うまくバランスを取るときもあるの
    です。

    「人の心」「心がけ」を深く考えさせられる一冊
    です。

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    2024年05月26日
  • とわの庭(新潮文庫)

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    複雑な気持ちになるストーリー
    ほのぼのした気持ちから可哀想な気持ち、応援したくなる気持ち
    母側の話がなく視線が統一されてるのも好き

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    2024年05月26日
  • 黄色い家

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    人が嬉しくて楽しくてたまらなく幸せだと思う時、他人と分かり合えず複雑な気持ちになった時、怒りで我を忘れそうになった時、そういう時、文字にして表すならこんな感じなのかと思うぐらい、作者の表現が上手かった。それが大きな共感と感動を引き起こし、私の中では衝撃の一冊となった。生きていくには金を稼ぐしかないという状況は、私にとって当たり前のことだが、ずいぶん遠く緊張感のないことだということをこの本を読んで思った。
    自分の体験と重なる部分があって苦しかった。花が責任という重圧から、桃や蘭や黄美子さんに強く当たるという場面。なんとかしないと、と思えば思うほど周りとの心が離れていく…花は苦しかったと思う。

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    2024年05月26日
  • カンガルー日和

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    ネタバレ

    短編でとても読みやすかった!
    特に「彼女の街と、彼女の緬羊」が気に入った。

    北海道の友人を訪ねる。友人も自分もお互い結婚しており、北海道と東京で別々の人生を歩んでしまっている。会話も弾まなかった。ホテルに泊まり、ビールとスモーク・サーモン・サンドウィッチをつまむ優雅で気楽な時間を過ごすが、どうしようもない退屈感に満ちている。テレビに映る田舎町の広報の女性は垢抜けないが、地味な暮らしへの誠実さがある。自分はそんな彼女に会いたいような気もするが、結局はその街になんか寄らずに東京に帰るのだと考える。

    人生への強い倦怠を感じる、好みの短編だった。
    一人前の大人になったが、昔の友人とも心が通わなくな

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    2024年05月26日
  • 光のとこにいてね

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    ネタバレ

    読んでいて何度も泣いてしまった。光のとこにいてねという言葉がとても綺麗だけれど儚くて苦しい気持ちになった。その分、ラストでは光がいっぱい降り注いでキラキラしている表現に胸がいっぱいになった。

    芳しくない環境で強く生きていた、一見飄々として見える果遠が「あしたが来るのが怖い」「大丈夫。何とでもなる。今までだってそうだったじゃない。」と自分に言い聞かせている場面が本当にしんどかった…

    一方結珠は兄の言う通り変わったなと思った。個人的には果遠に似てきたな〜と思った。

    果遠と結珠が惹かれ合ったのは、幼少期に互いの知らない世界で生きていた正反対の者同士が出会った衝撃故かなと思う。けれど、それが自然

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    2024年05月26日
  • お探し物は図書室まで

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    こういう司書モノのお話は与える側が何を伝えたいかということが書かれている印象が強かったが、本作はそうではなかった。実際の人生も直接何か大切なものを教えてもらうことより、何かを感じて行動することのほうが多いなと改めて感じさせられる作品でした。

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    2024年05月26日
  • 午後のチャイムが鳴るまでは

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    できすぎの感はあるけど、すばらしく青春のハッピーがあふれる連作短編集。
    そして各章題が都会のトムソーヤをもじっているとは!

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    2024年05月26日