ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 新装版 殺戮にいたる病

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    うえーん!グロいって聞いてたからネタバレ読んで済ませてたけど、結局買って読んだ。
    結末知った上でこんなにおもしろいなら、知らずに読んでたらもっと最高だったのに〜!!

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    2024年05月27日
  • 俺たちの箱根駅伝 下

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    めちゃくちゃ感動したー!!!

    選手たち、ひとりひとりが
    どんな想いでここまで来て、
    何を感じながら走っているのか…
    一区間ずつ丁寧に描かれ、とても感情移入。

    思うように走れなかった者。
    本来の力以上に発揮した者。
    箱根駅伝を機に陸上を引退する者。

    ひとりひとりの溢れる想いが強く伝わってきて、
    読みながら胸がじーんとしていた。
    帯にもあるように、これぞ「魂の継走✨」

    そして辛島さんの実況が素晴らしかった。

    ドキドキハラハラのレース展開は
    目の前で箱根駅伝を見ているような感覚になれた。

    『俺たちの箱根駅伝』というタイトルの意味も、心から納得。
    本当に最高に面白かった‼しばらく余韻に浸り

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    2024年05月27日
  • バージンパンケーキ国分寺

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    マージンパンケーキ、どう言う意味かと思ったらなるほど!
    不思議なお話しだけど,心温まるし,いってみたい!
    美味しそうなパンケーキもたくさん!

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    2024年05月27日
  • 桜風堂夢ものがたり

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    目線が少しずつ変わっていって,でもみんなが優しく誰かを見守っていて,あったかい気持ちになった。
    宇宙人?の老人、よかったなー

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    2024年05月27日
  • 神様の暇つぶし

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    かなり重かったけど文章が綺麗で読みやすかった。
    写真や食べ物の描写がリアルで自分で実物をみているような気分になります。
    全さんの沼な感じ好きだな〜

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    2024年05月27日
  • spring

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    恩田陸さんの書く「天才」が本当に好きだ。
    テーマについての知識がないとか、そういう理由でこの本を手に取ることを躊躇っている人がいるのならば今すぐ本屋に向かって欲しい。
    恩田陸さんという「天才」が、小説を書いてくれていることをとても嬉しく思います。

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    2024年05月27日
  • 白医

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    今まで無かった視点でした。

    安楽死を与える事は誰にとっての救いなのか?
    そして、救われた人と同じ数だけ苦しむ人が増えてしまう・・・

    下村さんの小説ですから 仕掛けが無いわけが無いと思い読み進めていくうちに、安楽死に関わる医師の少しずつゆっくりと蝕まれていく何かを少しだけ感じる事が出来ました。

    何処からが安楽死=犯罪で、何処までが医療行為に当たるのかにも疑問を感じました。
    安楽死を犯罪と定義しているのは法律で、法律は人の命が一番大事という前提で作られているため死に加担する行為を只々禁止しているだけであり、法律自体が人の尊厳を傷つけている可能性があるかもしれない・・・
    一方で医療行為ではある

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    2024年05月27日
  • アリアドネの声

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    ネタバレ

    めっちゃ面白かった!!
    最後のページで、まさか人を背負ってたとは思わなかった!
    とても感動した…
    あんな場面になっても他の人を気にかけることが出来るのがすごいと思う!

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    2024年05月27日
  • 黒い家

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    今自分が住んでいる辺りが物語の舞台であった為
    、文章からシーンのイメージを受け取りやすかったのもあり恐怖倍増でした^^
    作者様の【新世界より】を読んだ時にも思いましたが、追われるシーンの盛り上げ方が素晴らしく思わず「こわっ」と呟いてしまうほどでした。
    この作品の舞台は広くないですが、綿密な文章の積み上げ方が迫り来る恐怖を濃密にしているのをヒシヒシと感じました。
    久しぶりにいいホラーが読めました。

    ネコにシュレディンガーって名前つける恵ちゃんが素敵ですね。ペトロシアンの由来だけよく分かりませんでしたので誰か教えてください笑

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    2024年05月27日
  • ぼぎわんが、来る

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    本作単体ではホラーミステリ小説というよりはホラー寄りという意見が多いようですが、いずれにしてもホラー要素とミステリ要素があります。加えて本作でのホラー部分では心理的恐怖と物理的恐怖があり、ミステリ部分ではイヤミス的な面もあります。どの部分も一定以上のレベルにあるので、ライトノベル的な読みやすさであらゆるジャンルの面白さを味わうことができます。逆に言えばそれぞれのタイプを読み慣れた人にとっては物足らなさを感じる可能性もありますが、本を読み慣れない人に色んなジャンルの面白さを伝えられる利点は貴重なため★5としています。
    “怪異がやってくる”というホラーの定番と、“若い女性の霊能者”というライトミス

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    2024年05月27日
  • ラブカは静かに弓を持つ

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    少年時代チェロを習っていた橘樹はとある事件をきっかけにチェロから距離を置く。
    時は流れ、音楽にまつわる著作権を管理する組織「全著連」で働く橘はある日上司に呼び出され、音楽教室へ潜入し、著作権法の演奏権を侵害している証拠を掴むことを命じられる。

    傷を負い不眠症に悩む主人公が音楽を通した人との繋がりで次第に心の傷が癒やされていく一方、潜入調査は佳境を迎え、悩み苦しむ姿がきれいな文章で描かれており秀逸。

    ラブカは妊娠期間が3年半の深海魚。サメの一種。

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    2024年05月27日
  • 月

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    映画とは異なっていた。映画は、施設で働く職員側(またその家族)からの視点で描かれていたが、原作の小説は施設に住む方からの視点で描かれている。

    重度の障害を抱える方が、どのようなことを実際に感じているか思っているかはわからないが、この小説で書かれてるような詩情的ではないにせよ、それに近いことを感じてるかもしれないなと思った。
    特に痛みの記載については、行動障害を抱える方の抱える痛みに近いものがあるとしたらと思うと、何とも言えない気持ちが湧き上がってきた。

    この本を読んで、障害を抱える方への支援について偉そうなことを思ってきたかもしれないと、反省させられた。

    何か結論やヒントが分かるわけでは

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    2024年05月27日
  • 彼は早稲田で死んだ 大学構内リンチ殺人事件の永遠

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    ネタバレ

    単行本はもちろん発売されてすぐに読んだ。
    ポリタスTVに出演された時の樋田さんの誠実で粘り強く、ジャーナリストとしては常に公正であろうとされていて、正義を追い求めるお人柄が滲み出るお話しぶりだったことに感銘を受けたからだ。
    映画ゲバルトの杜の上映後のトークセッションでも、思わず慟哭こみあげる様子を見せられ、本当に地道に真摯に取り組まれている、その中でなにより人間性、人間は自由に生きるべきであるということが感じられこちらも込み上げるものがあった。
    文庫では、文庫版のためのあとがきが追加されていて、とりわけ、代島監督の映画を観た後に読むと良いと思うし、当時のことを今も振り返り振り返り生きてこられた

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    2024年05月27日
  • ハイドラ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    夢中で読み切ってしまった。
    主人公の早希はきっと美人で独特な雰囲気がある異端な女性なのに、自信がなくて悲観に美徳を感じてしまうような不安定さがある。イケイケなバンドマンじゃなくて不完全な自分に肯定も否定もしないカメラマンを選ぶ...。1+1=2にならない感性。
    バンドマンと結ばれて欲しかったけど分かり合えない溝があるんだろうな。
    解説の瀬戸内寂聴さんの重みったらありゃしない。
    「ハイドラ」ってなに?

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    2024年05月27日
  • 波のうえの魔術師

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    ネタバレ

    石田衣良さんのPodcast番組でこの作品のタイトルを耳にしたので読みました。
    主人公は普通の大学を5年かけて卒業し、パチンコをしながら就職浪人をしていたチャランポラン。
    何故かトレードのプロである老人に見初められてトレードのイロハを教わる。
    老人はある銀行に恨みがあり、復讐するための右腕が欲しかった。
    イリーガルな仕手戦を企てて銀行に挑む。開戦までの過程が読んでいて楽しかったです。
    知らない言葉が多く、調べながら読んだので勉強になりました。

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    2024年05月26日
  • 塞王の楯

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    ネタバレ

     感動です。グッと心が熱くなりました。

     同じ「集団」の中にも「組」があり、「組」の中にも「山方」「荷方」「積方」ある。職人たちは、受け持った仕事をひたすらやり遂げる。つまり、山方の一職人が積方をすることはまずない。だが、主人公である匡介は組の頭としてすべてを経験しなければならない。玲次も超一流の荷方でありながら、石を積ませてもこなせてしまう。その先を知っているからこそ仕事が「できる」 配慮ができる。ここの描写が私自身の仕事に繋がる(そうありたいとおもえる)もので心が動きました。

     歴史小説を読み始めたのが最近で、数冊程度ですがおもしろい、歴史小説もっとよみたいという思いに拍車がかかった。

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    2024年05月26日
  • 正欲(新潮文庫)

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    すごい本を読んだという実感がある。寝る間を惜しんでまで一気に読みきるという読書体験を久しぶりにした。
    佐々木佳道や諸橋大也のことを、冒頭ではクソだなぁと思い、最後には可哀想だなぁと思うこと、勝手すぎる自分につくづくうんざりした。でも自分にとっての正しさなんてそんな範囲にしか存在しないもので、誰にもその人の正しさがあって、みんなそれぞれの正欲を飼いならしながら生きていくしかないのだと、ただそう思う。
    夏月と佳道がセックスの真似事をするシーン、ただただ美しくて涙が出る思いだった。忌避されがちな”性欲”というもの、こんなにも切実で、生きていけるかどうかに関わるものなのに、二十数年生きてきてそんなこと

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    2024年05月26日
  • 花屋さんが言うことには

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    ブラック企業に勤め、心身ともに疲れ果てた女の子がお花屋さんに転職することをきっかけに再起するお話。お花にまつわる短歌や花言葉も出てきて興味をそそられた。
    主人公の女の子が、友達や家族に勇気づけられる場面、人との出会いの縁や周りの人のありがたみに気付き感謝を言葉にする場面で、心を動かされた。
    自分の夢に向かって生きるのはリスクもあって怖いけど、ちゃんと向き合うことで後悔のない人生を送れるんだろうなと思えた。
    物語の最後に私は鳥肌がたった。

    ~素敵だと思った言葉~
    「大勢のひとに出逢えて、みんなが私を必要としてくれて、私もみんなが必要なんだって、気づくことができました。だから毎日毎日、生きている

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    2024年05月26日
  • ふれあいサンドイッチ

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    シリーズ3作目。
    ゆっくりゆったりと優しい気持ちになれる本。
    ねこまんま。。お味噌汁とご飯・カツオブシをご飯にのせて、お醤油ちょっとの両方の食べ方が好きだけど、トーストにカツオブシは思いつかなかった!
    そして、この本を読むとサンドイッチが食べたくなる。
    クロックムッシュおいしそうだったなあ。
    ちなみに、卵のせたらクロックマダムに名前が変わるの初めて知った。

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    2024年05月26日
  • 流星の絆

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    東野圭吾さんの作品は、江戸川乱歩賞を受賞したデビュー作『放課後』をリアルタイムで読んだのですが、正直あまり面白いとは感じず(特に、犯人の動機とラスト)、それ以降長い間読んでいませんでした。
    その後、読もうと思った切っ掛けは忘れましたが『仮面山荘殺人事件』がとても面白かったので、
    『容疑者Xの献身』
    『ナミヤ雑貨店の奇蹟』
    と読み進め、今回、本書『流星の絆』を読みました。

    文庫本で617ページと少々分厚いのですが、両親を殺された兄妹の犯人捜しと絆のストーリーに引き込まれて、「長いな」という印象は全く感じることなく、最後まで楽しませてもらいました。
    とりわけ、妹「静奈」と真犯人と目星を付けた男性

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    2024年05月26日