アポロンの嘲笑

アポロンの嘲笑

715円 (税込)

3pt

東日本大震災直後に起きた殺人事件。原発作業員として働いていた被害者と加害者の間に何があったのか? 逮捕された容疑者の加瀬は、殺された男の親友だった。ところが彼は余震の混乱に乗じて逃走。福島県石川警察署の仁科は加瀬を、そして彼の生い立ちを追う。やがて、加瀬がある場所へと向かっていることが判明。彼の目的は何なのか? 浮上する驚愕の事実とは? 怒涛の社会派サスペンス!

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アポロンの嘲笑 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    3.11か…
    私は、西日本なんで、直接、影響はなかったけど、テレビの映像を見ても、何か映画を見ているのか!フィクションやんな?って思うぐらい、すぐには現実を受け入れる事が出来なかった。
    阪神大震災の方は多少なりとま経験したけど、でも自身には、ありがたい事に何もなかった。まぁ、仕事が流れた程度。

    0
    2024年05月26日

    Posted by ブクログ

    皆さんの星の数から、どうかなと思いながら読み始めましたが、とても考えさせられる小説だと思いました。日本人が安全神話を信じ込みたいと思い、見て見ぬふりをする横でアポロンの嘲笑が聞こえる。そんな話でした。

    ストーリー展開にところどころ無理があるな〜と思うところもありましたが、ハードボイルド小説の体もあ

    0
    2024年04月16日

    Posted by ブクログ

    中盤に入るくらいから一気に引き込まれました。
    某国についてはさておき、社会のあり方に対しても問いを投げかける作品として読みました。

    大きな光と、すぐ隣にある大きな影。
    ギリギリのところで護られない人の存在。

    絶望と希望。
    護りたいと思える人と出会えたことの幸せ。

    極限状態に追い込まれたとき、人

    0
    2024年01月26日

    Posted by ブクログ

    逃げる被疑者と追う警察官。ただの逃亡劇という訳ではなく、東日本大震災、原発事故、過去に起きた阪神・淡路大震災によって、様々な人の様々な心情がありました。
    中山七里さんは、話の構成が凄い上手だなと毎回思います。視点があちこち変わりますが、それによって頭が困惑することも無く、視点の切り替えによって飽きず

    0
    2023年05月12日

    Posted by ブクログ

    東日本大震災の混乱の最中に起きた殺人事件。
    逃亡を続ける容疑者。
    ラストまでハラハラが止まらず、ラストは号泣でした。

    0
    2022年04月02日

    Posted by ブクログ

    とても面白かった。
    中山さんの作品の中でもかなりの上位だと思う。数々の作品が映像化されているので、映像化されているものと思ったが、されていないようで、それは、震災だったり、原発だったりするからなのかなと思った。読んでいるだけで、迫力のあるシーンが容易に想像できる。

    0
    2021年10月24日

    Posted by ブクログ

    Value standards are standardized in a closed society.

    閉鎖的な社会の中では価値基準が画一化する。

    0
    2021年05月14日

    Posted by ブクログ

    “それは、街の死骸だった。”


    東日本大地震、原発と重い題材なのだが、テンポの良さとスピード感のある展開でページをめくる手が止まらなかった。

    とくに震災後の原発の描写は、作者が丹念に調べ上げて物語として落とし込んでいるのでほぼ真実なんだろうなと思った。

    震災が起こった場所で暮らしていたこと、原

    0
    2024年03月27日

    Posted by ブクログ

    2024年2作目の中山七里作品。
    震災から数日間の物語。
    まるでその場にいるような描写。
    最後はスケールが大き過ぎてびっくり、
    加瀬の幼少期体験が辛い。
    そりゃあ、働けどはたらけど楽にならないってやつだなと思った。

    護るものができた時かけがえのない宝になる。
    自分の命を賭してでも失いたくないと思う

    0
    2024年01月12日

    Posted by ブクログ

    殺人にいたった経緯が自分の思ってあるスケールをはるか越えて描かれていた。
    少し作者の思想?が表に無駄に出ていたように思ったため-1。

    0
    2023年10月31日

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