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勝負心
この20年、将棋界は“羽生善治”という巨星を中心に回ってきました。今、その巨星に劣らない輝きを放っているのがこの男。史上4人目の中学生棋士としてプロデビューし、弱冠20歳で棋界最高位「竜王」に上り詰め、そのまま5連覇して「初代永世竜王」の称号を得た渡辺明さんです。1970年前後生まれの“羽生世代”に、一回り以上年少の渡辺さんが単身渡り合っている、という状況がもう10年ほど続いています。7割近い通算勝率を誇り、唯一、羽生善治と五分の星を残している彼の強さの秘訣はどこにあるのか? 「ゲンは担がない。将棋に運やツキは関係ない。すべて実力」と言い切る渡辺さんが、人間同士が対峙する将棋という勝負の厳しさ、奥深さ、そしてその一見ドライなスタイルの裏に隠し持った勝負を制するために必要な心構えを惜しみなく語り尽くします。 -
「ふつうの家族」にさようなら
中野信子さん(脳科学者)推薦!「家族法研究者 山口真由が明かす家族の本質」 「ふつうの家族」――それは聖なる呪いである。 家族も、親子も、夫婦でも――常に「スイッチオン」でなくていい。その関係は「点いたり、消えたり」でいい。 「”ふつう”を押し付けられたくない私は、”多様性”を押し売りしたいわけでもない。新しく生まれつつあるマジョリティの側にまわって、「空気を読まない」古臭い奴らをつるし上げたいわけじゃない。(略)これからの時代、私たちがすべきことは”違い”をあぶりだすことじゃなくて、”同じ”を探しにいくことなんじゃないか。家族のあり方が変わってもなお、昔と変わらない普遍的ななにかをその真ん中のところに見つけにいくことじゃないかと、私は思うようになった」(「おわりに」より) はじめに 第1章 親子 言葉を失った「卵巣年齢50歳」の衝撃 結婚じゃない! 子どもなんだ!! 精子バンクはオンラインデート 「フェミニストの希望の星」が残した宣言 他 第2章 結婚 親友の結婚話でヒートアップした私 同性婚を認めた感動的な判決 ジャネット・ハリーというロック・スター 権利と義務の束としての結婚 他 第3章 家族 謎だった「男のお母さん」 私が育った日本の家族 多様になりつつある日本の家族 「家があります。緑と白の家です」 他 第4章 老後 日本の「家」は会社だった? 現代社会における「家」の残り香 「家」か? それとも「個人」か? 他 第5章 国境 アメリカの「実子」、日本の「養子」 「結婚」なんて点いたり、消えたり 「親子」ですらも、点いたり、消えたり ステイタスとしての家族、プロセスとしての家族 他 おわりに 装画:赤 | aka 装幀:原田郁麻