PHP研究所 - これでいいのだ 飯田史彦作品一覧
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4.3著者によれば、「世の中には、『これでいいのだ』と思うことのできる人々と、『これではいけない』と思ってしまう人々がいる」。そして、「最も悩み苦しむ人生を送るのは、何事においても、『これでいいのだ』と思うことのできない人々である」と言う。なぜならば、このような、「『これでいいのだ』と思うことができない人々」は、自己肯定することができず、悩みごとの底なし沼にいつもはまってしまっているからである。そんな、本当に真面目な人々に、もっと精神的に楽になって生きてほしいという著者の願いから、本書で著者は、「どのような苦しみや哀しみも、それをきちんと受け止めて、向き合いながら淡々と生き抜くための日ごろからの考え方」を、心の傷を拭きおとすように示唆してゆく。おなじみのダイアログ形式で、普段、本を読まない人にも読みやすく書き上げられた本書は、まさに、「辛さに満ちた人生を、読み込むほどに楽にしてくれる」漢方薬である。
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-吉田教授(筑波大学人間総合科学研究科)は、ある日、学生が大学の建物から落下する瞬間に遭遇し、教育の限界を感じる。自殺、引きこもり、いじめ、親殺し、子殺し――教育、子育てに関する様々な問題が起こるのはなぜか。それは現在の教育が「何のために生きているのか」「なぜ、自殺してはいけないのか」「なぜ、いじめてはいけないのか」といった子どもが持つ根本的な問いに、きちんとした解答を出していないからではないのか。現在の学校教育に疑問を持つ教育学者・吉田教授とベストセラー「生きがい論」シリーズの著者・飯田教授が、教育の新しい地平を切り開く可能性――科学的スピリチュァリティ教育――を探ったのが本書である。明るく愛の満ちた社会、学校を創造するために、子どもたちを導く道案内人である教師や親たちが、生きる意味を子どもにどう伝えたらいいか、そのノウハウを具体的に伝授する。生きがい教育指南の決定版。