六尺ふんどしシリーズ作品一覧

  • 六尺ふんどし 1
    完結
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    戦争が終わって四年。おとやんの遺骨が帰って来た――漁港のある街で暮らす広海(ひろおみ)とその母・サキは漁師である父の戦死を受け入れられないでいた。父が帰ってこないからと言って漁船・明日香丸をずっと陸に上げておくわけにはいかない。二人は父の帰還を信じて船の手入れをするのだった。サキはその夜、漁業組合の寄り合いに初めて呼ばれる。夫の遺骨が戻ったことを受け、組合ではあとを継いでサキが正式に漁師になるかどうかの話し合いが行われたが、女を漁に連れて行くのを反対する声は多く、悔し涙を流すサキであった…戦後を逞しく生きる母と子を描いた傑作物語。
  • 六尺ふんどし (1)
    完結
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    太平洋戦争が終わって4年、田中サキの元に南方で行方不明になった夫・岳男の遺骨が届けられた。夫の死を受け入れられないサキは、岳男が戻るまで、岳男が残した船・明日香丸と漁場を息子の広海とともに必死に守るのだが……。土佐・久礼の雄大な風景とともに、巨匠・青柳裕介が揺れ動く少年の魂を鮮烈に描く!!
  • 六尺ふんどし①・青柳裕介純情コレクション9
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    1~2巻440円 (税込)
    終戦から4年後、土佐・久礼の港に一人息子の広海と暮らす田中サキの元に、南方戦線で行方不明になった夫・岳男の遺骨が届けられた。「これはお父ちゃんの骨ではない」というサキは、岳男が戻るまで、岳男が残した船・明日香丸と漁場を息子の広海とともに必死に守って行く決意を新たにする。一人の少年を通して、少年が男へ成長するまで―男の象徴・六尺ふんどしを締めるまで―の姿を描く。

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