巷説百物語シリーズ作品一覧

  • 前巷説百物語
    4.4
    江戸末期。双六売りの又市は損料屋「ゑんま屋」にひょんな事から流れ着く。この店、表はれっきとした物貸業、だが「損を埋める」裏の仕事も請け負っていた。若き又市が江戸に仕掛ける、百物語はじまりの物語。
  • 続巷説百物語
    4.3
    不思議話好きの山岡百介は、処刑されるたびによみがえるという極悪人の噂を聞く。殺しても殺しても死なない魔物を相手に、又市はどんな仕掛けを繰り出すのか……奇想と哀切のあやかし絵巻。
  • 西巷説百物語
    4.4
    人が生きて行くには痛みが伴う。そして、人の数だけ痛みがあり、傷むところも、傷み方もそれぞれちがう……様々に生きづらさを背負う人間たちの業を、林蔵があざやかな仕掛けで解き放つ。
  • 巷説百物語
    4.1
    怪異譚を蒐集するため諸国を巡る戯作者志望の青年・山岡百介は、雨宿りに寄った越後の山小屋で不思議な者たちと出会う。御行姿の男、垢抜けた女、初老の商人、そして、なにやら顔色の悪い僧――。長雨の一夜を、江戸で流行りの百物語で明かすことになったのだが……。闇に葬られる事件の決着を金で請け負う御行一味。その裏世界に、百介は足を踏み入れてゆく。世の理と、人の情がやるせない、妖怪時代小説、第一弾!
  • 巷説百物語 1巻
    完結
    4.0
    どうにもならない憂き世のしがらみを、化け物仕立ての狂言で、八方丸く収める―――人気作家・京極夏彦のベストセラー傑作小説を、実力派漫画家・日高建男が完全劇画化し描破した話題作!! 戯作者志望の青年・山岡百介は、怪談の蒐集を楽しみとし、諸国を巡っていた。ある夜、百介は雨宿りで立ち寄った粗末な小屋で白装束の御行、垢抜けた女、年配の商人と囲炉裏を囲むが……。珠玉の四編を一挙収録!!
  • 後巷説百物語 一 ~赤えいの背中~
    完結
    3.0
    全3巻628~660円 (税込)
    行奉為(おんぎょうしたてまつる)―――― 怨嗟の声が闇に響き渡る刻あやかしの姿は必ず現世に現れる…… 妖怪仕立ての珠玉のミステリー、新シリーズ開幕!!時は明治―― 『ゑびすの像の顔が赤くなると島が滅ぶ』という文献を見つけた若者四人は、真偽を確かめるべく怪談奇談に精通する老爺一白斉の閑居を訪ねた。その昔“山岡百介”と名乗っていた老爺は伝承にまつわる自らの体験談を語り出す。 “又市一味”が関わった大仕掛けの顛末を―――

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