検索結果
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4.8古びた本のにおいに混ざる清潔で清廉なシャンプーの香り。かるく目眩がした、放課後――。 「静かに本を読める場所が欲しい」と願っていた楢崎は、ひょんなことから学内で有名な素行不良の生徒・寺島のお目付け役に抜擢され、二人きりで放課後の図書室の受付をすることになる。 初めこそ会話のない二人であったが、ページを繰る音だけが響く図書室で、楢崎は不思議な空気をはらむ寺島に次第に興味を持ち始める。 やがて学校は夏休みに入り、お目付け役もお役御免となるが――。
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4.7また巡り合って君と会いたい 狛犬と人間、センシティブな愛の軌跡 都会での生活に疲れ、田舎の山に越してきた伊月。 そこは昔から“妖怪が出る”と言われている場所だった。 迷信だと思いながらも裏山を探索していると獣の妖怪に襲われてしまう。 絶体絶命のその時、伊月を助けてくれたのは 犬の耳が生えた美しい青年・狛だった。 自分を狛犬の化身だと名乗る狛は「私の主人になれ」と言う。 断る伊月だが狛の寂しそうな姿に心が揺らぎ、 申し出を受け入れてしまうことに。 不遜な態度だが素直で尽くしてくる狛との 一つ屋根の下での暮らしに段々と安らぎを感じる伊月。 しかし狛にはある秘密があって……?
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4.6白く零れ落ちる、空っぽの愛だけをくれ 男娼と付き人――交わされる、声なき咆哮。 妹の借金を返済するため、ゲイ向けデリヘル「Rain」の人気男娼・シロの付き人として働くことになった信虎。信虎の顔と体が好みだと言い、セクハラを繰り出してくるシロに対して一線を引いて仕事する日々だったが、ある夜、客からの暴行で傷ついたシロの姿とふいの言葉が忘れられなくなってしまい……。 欠けて凍えた心の奥底には、愛への狂おしい呻きがあった。 新鋭・ナツメカズキの新境地が待望のコミックス化!