日本印刷株式会社 出版・メディア事業部作品一覧

  • 感じる人びと
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    ベストセラー『最後の秘境 東京藝大 -天才たちのカオスな日常- 』の二宮敦人が、未知なる職業の世界をひもとく。 あなたの感性を磨く、AI時代の必携書誕生! におい、音、色、手ざわり、味……。私たちは、こんなにも「感じて」生きている。 五感をとことん使って働く10人のプロフェッショナルに、小説家・二宮敦人が迫った取材の記録。 ・悪臭の正体も世相の移ろいも鼻で感じ取る臭気判定士 ・香りに魔法をかける外資系投資銀行出身の香水クリエーター ・監督の意図を汲み、1600万の色を操るアニメーションの色彩設計 ・一瞬を逃さず、風景に隠された真実を切り取る写真家 ・研究用の岩石を千円札の3分の1の厚さにする音大出身の薄片技術者 ・物理学と生物学をもとに、手の感覚で人体の不調を改善する整体師 ・味覚を分析・言語化して究極の「おいしさ」を探求する料理人 ・毒と分かっていても食に挑む、卓越した表現力を備えた野食ハンター ・あらゆることを音楽と捉え、一つの音に魂を吹き込む舞台音響表現家 ・耳が聞こえない人のために「見える音」をつくるサウンドエンジニア 現代社会で働くすべての人に贈る、人間の五感を研ぎ澄ます全10編。 感じることで、世界が変わります。

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  • 記憶の海の渡り人
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    祖母が亡くなる間際から透明な魚を見るようになった少年、一ノ瀬和真。誰にも見えない存在とともに生きていた彼はある日、惹かれるように透明な魚に触れてしまい、現実と似て非なる世界に迷い込む。 記憶の海と呼ばれる場所で、和真は自身と同じように透明な魚を見ることができる少女、五十嵐朱音と出会う。 謎の失踪事件が頻発する中で、透明な魚が関係していることを知り、和真は朱音とともに真相を探ることに。海を渡り、さまざまな記憶に触れるうちに、彼らは自分たちと共通点を持つ者たちと巡り合っていく。 魚が存在する理由、透明なクジラと見覚えのある青年、幼き頃の朧げな記憶――。海の深層に導かれたとき、和真は自身の秘匿された過去にたどり着く。 すべての生命と記憶が還る海で紡がれる、命を繋ぐ現代異能ファンタジー。

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  • 深怪究明団
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    深怪究明団――現代に起こる怪異や不可解な事件の真相を追う若きグループ。吸血鬼退治、地球外生命体の暗躍、魔術儀式の阻止……数々の事件を解決してきた彼らは、結成1周年を目前に新たな危機に直面する。2023年5月24日、メンバーの秋山が謎のメッセージを残して失踪したのだ。残された小鳥遊と夜凪は、警察庁の羽川警部補から依頼された不可解な失踪事件の捜査に乗り出すが、それは秋山が最後に追っていた事件でもあった――。

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  • マントル海域観測所
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    急激な海面上昇と共に現れた巨大な深海魚、世界中のどの図鑑で調べても乗っていないその怪獣とも呼ぶべき存在には地上の兵器では殆ど傷をつけるすら出来ず、人類は成す術も無く大きくその数を減らしていき遂には海という大きなインフラを失う事になる。  このまま滅ぶのをただただ待つだけかと絶望の闇を心に落とした人類だったが、新たな海の支配者はある時突然深海へと沈んでいき、その後数十年に渡って姿を現す事は無かった。その間に人類は再び巨大な深海魚による再度の侵攻を事前に阻止する為に深海研究に力を注ぎ、世界中の深海に観測所を設置した。  しかし既に数年の間深海魚が現れなかった事で人類の心にはもうあんな怪獣は現れないのではないかという根拠の無い余裕が生まれ、深海特有の事故等による命の危険のある観測所へ観測員として着任する事を希望する者は徐々に減少する一方、このままでは再び巨大深海魚が現れた際には今度こそ人類は滅んでしまうと危惧した日本を始めとした国々が新たに法律として制定したのは『ある条件』を満たしている人物を全国民の中から無作為に選び、一年という任期を定めて観測員とするものだった。  不幸にも白羽の矢が立った、日々の中で小さな変化を見つける事を楽しみとしていた平凡な男は今日もコンビニで新商品と書かれたシールの貼られた変わり映えのしない商品を手に、いつも通りの筈の日常を歩んでいた。

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