おとむらい作品一覧
-
-前作『父の戒名をつけてみました』で、父の葬儀、遺産「争」続、さらには現代の「弔い」についての考察を執筆した著者。あれから5年。現在は、父から相続した一軒家を、「葬儀会館」として貸し出している。貸している相手は、父の葬儀で出会った、霊柩車の運転手――。元・霊柩車の運転手が葬儀会社を起業、その人柄と経営姿勢に共感し、ビジネスパートナーとなったのだ。派遣僧侶、自宅葬、遺品整理、墓じまい、身よりのない人のお葬式……。変わりゆく葬儀とその周辺の今を、業界の最先端をゆく人びとへの取材・インタビューを軸に描き出す。
-
4.02016年12月に福士蒼汰、小松菜奈主演で映画の公開もされた、最高に泣けると評判の奇跡のラブストーリー『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』。『このマンガがすごい! 2015』オンナ編ランクイン作品『すくってごらん』『おとむらいさん』の大谷紀子の手によってコミカライズ! 実力派2人が描く今年度最高の奇跡のラブストーリー!
-
4.0幻想グルメをご堪能あれ。 ある日、比良坂半は旅先で奇妙な空間に迷いこむ。 そこで妖の少女と出会い、未知なる食の存在を知る。 それからというもの、どうにも変な場所、変な空間に迷いこむ癖ができてしまったようで、以降たびたびそういった場所や者や物と遭遇してしまう。 それは旅愁とか郷愁に訴えかける、ちょっと古い時代の景色のように見えて、正確にはそうではない。 例えば古書に語られるような妖怪と出会ったり、一見猫の額程度の藪の中で、うろんな器物に迷わされたり、あるいは山奥の奇妙な村落で、幻の沼地を巡る儀式に巻きこまれたり──。 妖の少女、妖姫はそんな青年と行を共にして、彼を救ったり救わなかったり。 そうして青年は、時々発作的に訳のわからない食欲を妖の少女に催したりもして──。 第一話:「風鈴ライチの音色」 第二話:「焼き立て琥珀パンの匂い」 第三話:「ツグミ貝の杯の触り心地」 第四話:「ホロホロ肉の歯ごたえ」 幻想的な旅と、奇妙な味覚の数々。 そして、二人の旅はゆるゆると、続く――。 レイルソフト所属の実力派ライター希氏がおくる、幻想奇譚に乞うご期待! ※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。