木造作品一覧

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  • ゆめのかよいじ
    3.8
    郊外の高校に転校した少女は古い木造校舎で女の子の「幽霊」と出会う。彼女と不思議な交流を重ね、過去から未来へ続く人々の絆を実感する…。
  • 読売クオータリー選集2014年秋号1 ・関東大震災の記憶を首都防災に生かす 堀井宏悦
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    今後30年以内に首都直下地震が発生する確率は30%という。関東大震災から91年経った今も、木造住宅密集地や超高層マンションの建設ラッシュなど、首都防災の課題は山積している。折しも、大震災の犠牲者を悼んで建てられた都慰霊堂の耐震補強工事が始まり、収蔵庫から当時の惨状を示す絵画の発見もあった。都慰霊堂を活用し、震災の記憶を今に生かす必要を指摘する。
  • よみがえれ!パイプオルガン
    NEW
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    1巻495円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 明治二十三年に建てられた、上野の東京音楽学校奏楽堂は、日本でもっとも古い木造建築のコンサートホールです。老朽化による取壊しを惜しむ声が強く、音楽家を中心に保存運動が実を結び、台東区が上野公園内に再建し、保存利用することになりました。この奏楽堂には、昭和三年、紀州徳川家の頼貞候によって寄贈されたパイプオルガンが備え付けられていました。このオルガンは大正九年、イギリスのアボット・スミス社により輸入されたもので、パイプ総数一四〇〇本近い、わが国最初の本格的コンサート用オルガンであり、音色も大変に美しいものです。そして由緒あるパイプオルガンなしでは意味がないと「奏楽堂のパイプオルガンをよみがえらせる会」は考えました。この趣旨に賛同して地域雑誌「谷中・根津・千駄木」が企画・編集・発行したのが本誌です。
  • 隣りのエッチ…覗いてたら濡れちゃった
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    午前零時過ぎ。古い木造アパートの隣の部屋から、今日もエッチな声が聞こえてくる。私は壁に開いている小さな穴を、息を殺してのぞき込んだ。 ココにペニスが入ったらどうなるんだろう。 処女の私は複雑な思いを抱え、二人の行為に見入ってしまう。 「希美、希美、もうイクよっ」 「あんっ、健太郎…、きてっ!!あたしもイッちゃう~」 彼の動きに合わせるかのように、パンティの中に入れた私の指の動きも次第に速くなっていった。

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  • リノベーションでつくる古さを生かしたレトロな家
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 既存の建物に手を加えていくリノベーションなら、うまくいけば新築では予算的に実現できないような住まいをつくることもできます!のんびりした木造の家も、無骨な鉄骨の家も個性を生かしておしゃれにリノベーションしましょう! 撮影:東秦秀、松村隆史、三村健二 主婦と生活社刊 【目次】chapter 01|戸建て物件の個性を生かした世界に1つのレトロハウス。 01)築38年の元クリーニング店をブルックリンのロフト風に(穴吹愛美さん) 02)築後15年住んだ家をアンティークブルーの似合う家に(佐野孝子さん) 03)築38年の田んぼのなかの一軒家をレトロスタイルの家に(石橋由紀さん) 04)築46年の素材のいい平屋を高原のコテージのような家に(松田かおりさん) 05)築22年の純日本家屋をレトロ&モダンな家に(岡本真葵子さん) 06)築35年の元歯科医院を京都の町家風の家に(後藤宏美さん) 07)築33年の昭和チックな家を古道具の似合う古民家風に(西林麻衣子さん) 08)築45年の小さなテラスハウスを昭和レトロなカフェ風ハウスに(丹所美奈子さん) 70年代不動産でつくるヴィンテージハウス~古さを生かしてカッコよく! case1)山科モデルハウスの場合(石川県)case2)愛岐ヶ丘モデルハウスの場合(岐阜県)chapter 02|マンションリノベでかなえた隠れ家みたいにレトロな家。 01)築35年の3DKマンションをブルックリン&レトロをミックスした部屋に(勝間田アイコさん)02)築39年の2DKマンションをヴィンテージショップの趣に(桑畑瞳さん) 03)築47年3LDKの団地をフレンチカントリーな隠れ家に(服部由香さん) 04)築31年4LDKの団地を海外で見た名場面をちりばめた家に(佐藤萌さん) 05)築28年の2LDKマンションをレンガ造りのロフトのような家に(鈴木那央子さん)chapter 03|みんなの家で見つけたレトロな家に似合う家具と照明。furniture 家具 light 照明 chapter 04|プロに教わる! リノベーションを成功させる物件探しのコツ。
  • リライフプラスvol.49
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【好評連載】アンガールズ田中が行く!○○がすごいリノベ vol.3  銭湯がすごいカフェ&建設会社〈レボン快哉湯(かいさいゆ)&ヤマムラ建物再生室〉  広島大学で建築を学び、住宅番組のMCも務める人気お笑い芸人・田中卓志さん(アンガールズ)の好評連載。今回は東京の下町・入谷で明治時代から地元の人たちに親しまれてきた木造の銭湯をリノベーションしたカフェ&建設会社のオフィスを訪ねました。 【巻頭特集】コンパクトマンションをリノベして間取り広々! ■不動産のプロに聞く!後悔しないコンパクトマンション探しのコツ 【第2特集】猫と仲良く暮らすためのリノベ 【第3特集】「困っていること」が明確だから満足度が高い!持ち家リノベ・実家リノベ ■持ち家・実家リノベ成功のための10のヒント 【好評連載】 ■大平一枝「東京オアシス」vol.34 HANACHO ■建築家の自邸キッチンを訪問!vol.12 松田奈緒子さん ■それって正しい? 思い込み? 家にまつわるお金の話 ■マンション購入にまつわる素朴な疑問、プロに聞いてみました vol.3 定期借地権付きマンション ■弁護士に聞く!マンショントラブル相談室 第7回 クレーマー対応編 ■頼れるリノベーションパートナーガイド ※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
  • るるぶ飛騨高山 白川郷'25
    完結
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    古い町並での町歩き、散策しながら味わいたい名物グルメや町家ランチなど、レトロタウン高山の7つの楽しみ方をご紹介。また、ハイレベルなベーカリー、見た目も映える絶品スイーツといった、新しい高山の楽しみ方も提案しています。高山観光とあわせて行きたい世界遺産の白川郷、絶景露天風呂が楽しめる奥飛騨温泉郷、アニメの舞台としても人気の飛騨古川、日本三名泉の一つ下呂温泉などの情報も盛りだくさん。飛騨高山の旅に役立つ一冊になっています。 <主な特集内容> 【巻頭特集1】 古い町並7つの楽しみ方 着物でおさんぽ/名物おやつ/町家でランチ/レトロカフェ/映えスイーツ/素敵な和雑貨探し/伝統ある朝市めぐり 【巻頭特集2】高山タウン特集 食べたい!  飛騨牛/高山ラーメン/郷土料理/日本酒ダイニング etc. 買いたい!  愛されスイーツ/ご当地味みやげ/ベーカリー/酒蔵めぐり etc. 見たい!  高山祭/豪商の木造建築/高山陣屋/朝市 etc. 泊まりたい!  料理自慢の宿/温泉自慢の宿 【エリア特集】 高山タウンからひと足のばして  乗鞍岳/丹生川/清見・荘川/一之宮・久々野・朝日/高根/国府/飛騨古川 奥飛騨温泉郷/白川郷/下呂温泉 【特別付録1】 高山 古い町並 白川郷おさんぽマップ 【特別付録2】 飛騨高山ドライブ タウンマップ
  • 恋愛撲滅隊コイスル
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    憧れの彼女と同じ高校に入学できた、と喜んだ矢先、見事に失恋した幸生。さらに運悪く「レンアイは人類を惑わす悪しき宇宙生物よっ!!」とかのたまうロリッ娘・未否と出会ってしまう! かくして未否率いる組織〈コイスル〉に引きずり込まれ、唯一の男性隊員として、恋愛撲滅のための怪しい作戦に参加する毎日が始まった。おまけに最近未否の可愛さに心揺れ始め……まさかこの気持ちも撲滅決定っ!? パワフルガールと不運少年の宇宙初(?)アンチ・ラブコメ・ライトノベル!! 電子版あとがきを追加収録。 ●葛西伸哉(かさい・しんや) 1965年、青森県木造町(現・つがる市)生まれ。92年『ソードワールド短編集 スチャラカ冒険隊、南へ』収録の「かくもささやかな凱歌」でデビュー。98年から本格的な作家活動を開始し、シリアスからコメディまで多彩な作品を手がける。岸杯也(きし・はいや)の名義で手がけた『しゅらばら!』(MF文庫J)は全11巻を重ねるヒット作。
  • 路面電車がみつめた50年 写真で振り返る東京風情
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    1巻2,376円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 AERA dot.人気の連載、待望の書籍化!AERA dot.に145回にわたって連載された「路面電車がみつめた50年前のTOKYO」が書籍になりました。 鉄道写真家・諸河久氏が50年以上にわたり撮影した路面電車を、豊富な写真とともに紹介します。 高度成長期の熱気に満ちた人の波、名建築と風情ある街並み。魅力あふれる東京の表情をお楽しみください。 【目次】 第1章 美しき街・銀座を走る 55年前の色鮮やかな「銀座」/混み合う銀座通りを走る都電が女性に“ご贔屓”にされた理由 昭和39年東京五輪の気運高まる「銀座」の元日/地下鉄に追いやられた都電の数奇な運命 いまとはまるで違う50年前の「銀座」/ひた走る路面電車と空を覆う架線 「君の名は」で全国区になった55年前の数寄屋橋と都電/「天下の銀座」が板張りだった理由 50年前の日本にたった1両しかなかった高性能路面電車「PCC車」/憧れの理由とは? 川がないのに「橋」の地名が多い東京/54年前「京橋」を走る都電と麗しき欧州建築群・・・・・ほか 第2章 山手の坂を巡る 車窓からの桜並木が鮮やかだった都電「番町線」/1964年東京五輪で真っ先に消えた顛末 路面電車は「坂道」こそ最大の見せ場!/50年以上前に都電がかけ上がった美しき名所 前回の東京五輪前「オリンピック道路」建設で総工事!/いまとはまるで違う58年前「青山通り」 東京タワーが「東京のタワー」だったと感じる53年前の西麻布/こんなにも見えた理由は? 「赤坂見附」のきつい上り坂に挑む59年前の都電/広大な丘陵地の前に現在そびえる建物とは 都心の渓谷「お茶の水」の坂道を走る51年前の都電/江戸期から続く名所の変貌・・・・・ほか 第3章 川の流れに沿って 55年前「浅草」を都電が独り占め?/古くは開通日に関東大震災が発生したことも…… 隅田川のレジェンド橋「新大橋」/関東大震災に耐えた名橋を渡る都電が向かう先は? これぞ昭和の渋滞!/高度経済成長期の50年前「千住大橋」がここまで混み合った理由 隅田川で最後まで残った57年前「佃島」の渡し船/知られざるその船内の光景とは? 「お茶の水橋」工事で突如現れた85年以上前の都電軌道/歴史的な遺構は撤去されるのか 神田川がぐぐっと曲がる「大曲」54年前”橋の上”停留所の都電/歴史的発見「お茶の水橋」と共通点?・・・・・ほか コラム① 都電で「最も長い距離」を走った系統は?/54年前ぎゅうぎゅう詰めの中山道を走る光景 コラム② 都電時代の「最も短い区間」はどこ?/70年前傷みながらも戦後東京を支えた木造車両
  • 忘れられない 祈りの聖地
    4.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 教会や寺院、モスクなどの建築物は、人々の祈りの場所としてその宗教と国、そしてその時代の技術や思いを表しています。その中には圧倒的な装飾を施したメキシコの教会「ウルトラバロック」や岩を掘り起こし作られたラリベラの岩窟教会をはじめ、遭遇したことのない、驚きに満ちた祈りの場所や建造物が多数あります。 本書はそのような祈りの場を57箇所紹介します。 はじめに 人間の根源を映す場所 祈りのことば サン・ピエトロ大聖堂/ヴァティカン市国 サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂/イタリア共和国 サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会/イタリア共和国 メテオラの修道院群/ギリシャ共和国 モルドヴィア地方の教会群/ルーマニア サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路/フランス共和国 モン・サン・ミッシェルとその湾/フランス共和国 ノートルダム大聖堂/フランス共和国 サグラダ・ファミリア贖罪聖堂/スペイン王国 イスタンブルの歴史地区/トルコ共和国 エルサレムの旧市街/イスラエル・パレスチナ カイロの歴史地区/エジプト・アラブ共和国 チュニスの旧市街/チュニジア共和国 ラリベラの岩の聖堂群/エチオピア連邦民主共和国 グアナフアトの歴史地区/メキシコ合衆国 サント・ドミンゴ聖堂/メキシコ合衆国 クエルナバカ大聖堂/メキシコ合衆 サンディエゴ教会/メキシコ合衆国 熊野御燈祭/日本 チャイティーヨ・パゴダ/ミャンマー連邦共和国 カトマンズの谷/ネパール連邦民主共和国 バラナシ/インド カジュラーホの寺院群/インド モントリオール・ノートルダム聖堂/カナダ キジ島の木造教会と集落/ロシア 血の上の救世主教会/ロシア 聖マリア教会/ポーランド共和国 ヴィースの巡礼教会/ドイツ連邦共和国 シュテファン大聖堂/オーストリア共和国 スクレの歴史都市/ボリビア多民族国 アクスムの考古遺跡/エチオピア連邦民主共和国 ジェンネの大モスク/マリ共和国 アスキア墳墓/マリ共和国 フェズの旧市街/モロッコ王国 ムザブの谷/アルジェリア民主人民共和国 イスファハーンのイマーム広場/イラン・イスラム共和国 トロオドス地方の壁画教会群/キプロス共和国 タオス・プエブロの伝統的集落/アメリカ合衆国 キトのサン・フランシスコ修道院/エクアドル共和国 ラ・メルセー聖堂/グアテマラ共和国 サン・フランシスコ教会/ブラジル連邦共和国 ブラジリア大聖堂/ブラジル連邦共和国 聖母カルメン教会/コロンビア共和国 エローラーの岩窟寺院群/インド サガルマータ国立公園/ネパール連邦民主共和国 ダンブッラの黄金寺院/スリランカ民主社会主義共和国 文化交差路サマルカンド/ウズベキスタン共和国 タキシラの都市遺跡/パキスタン・イスラム共和国 ボロブドゥールの仏教寺院群/インドネシア共和国 シュエダゴン・パゴダ/ミャンマー連邦共和国 カイディン帝陵/ベトナム社会主義共和国 ルアン・パバンの町/ラオス人民民主共和国 懸空寺/中華人民共和国 雲崗石窟/中華人民共和国 宗像・沖ノ島と関連遺跡群/日本 パン・ツェチュ/ブータン王国
  • 和の建築図案集
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 伝統的な日本の建築物に多く使われる、木造ならではの独特のデザイン・文様を集めた建築図案集。

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  • 和の庭図案集
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 神社、仏閣、数寄屋、城郭・・・。日本文化の象徴ともいえる伝統的な建築物がある。欄間、襖、障子、格子戸・・・・伝統的な日本の建築物に特有の部位がある。用途・様式は様々だが、そこには日本人の心を刺激し続ける、木造ならではの独特のデザイン・文様が散りばめられている。無駄を削ぎ落し、木材の特性を極限まで活かした和建築における図案は、美しく独特な文様をもっている。和テイストのデザインの可能性を広げる、そんな建築図案がここにある。

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  • 瀕死の林業 再生のカギは成長よりも持続性【WOP】
    6/7入荷
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    【WedgeONLINE PREMIUM】 瀕死の林業 再生のカギは成長よりも持続性【WOP】“ 「花粉症は多くの国民を悩ませ続けている社会問題(中略)国民に解決に向けた道筋を示したい」  岸田文雄首相は4月14日に行われた第1回花粉症に関する関係閣僚会議に出席し、こう述べた。スギの伐採加速化も掲げられ、安堵した読者もいたかもしれない。  だが、日本の林業(林政)はこうした政治発言に左右されてきた歴史と言っても過言ではない。  国は今、こう考えているようだ。 〈戦後に植林されたスギやヒノキの人工林は伐り時を迎えている。森林資源を活用すれば、林業は成長産業となり、その結果、森林の公益的機能も維持される〉 「林業の成長産業化」路線である。カーボンニュートラルの潮流がこれに拍車をかける。木材利用が推奨され、次々に高層木造建築の施工計画が立ち上がり、木材生産量や自給率など、統計上の数字は年々上昇・改善しているといえる。  だが、現場の捉え方は全く違う。  国が金科玉条のごとく「林業の成長産業化」路線を掲げた結果、市場では供給過多の状況が続き、木材価格の低下に歯止めがかからないからだ。その結果、森林所有者である山元には利益が還元されず、伐採跡地の再造林は3割しか進んでいない。今まさに、日本の林業は“瀕死”の状況にある。  これらを生み出している要因の一つとして、さまざまな形で支給される総額3000億円近くの補助金の活用方法についても今後再検討が必要だろう。補助金獲得が目的化するというモラルハザードが起こりやすいからだ。  さらに日本は、目先の「成長」を追い求めすぎるあまり、「持続可能な森林管理」の観点からも、世界的な潮流に逆行していると言わざるを得ない。まさに「木を見て森を見ず」の林政ではないか。  一方で、希望もある。現場を歩くと、森林所有者や森林組合、製材加工業者など、“現場発”の新たな取り組みを始める頼もしい改革者たちの存在があるからだ。  瀕死の林業、再生へ─。その処方箋を示そう。 月刊誌『Wedge』2023年 6月号(5月20日発売)特集「瀕死の林業 再生のカギは成長よりも持続性」の電子書籍版です。 PART 1 「森林・林業再生」の矛盾 再生した日本の森林を温存し“背伸びしない”林業を 中岡 茂 技術士(森林部門)、林野庁OB PART 2 「林業の成長産業化」を疑う 木材自給率が倍増しても林業が絶望的であるのはなぜ? 田中淳夫 ジャーナリスト Column 1 日本の森林・林業の基本 Interview 国の視点 課題山積の日本の林業 林野庁の見解とは 長﨑屋圭太 林野庁森林整備部計画課長 PART 3 林政の変遷 世界でも特異な日本の林政 政治決断で法制転換を図れ 泉 英二 国民森林会議 提言委員長、愛媛大学 名誉教授 Column 2 見れば納得 森林の世界 陣馬山から高尾山を歩く PART 4  篤林家の“声” 変革期にこそ求められる 速水林業当主の揺るぎない信念 編集部 PART 5 未来への布石 日本材の国際競争力強化へ 攻めのインフラ整備を 編集部 PART 6  打開策はあるのか 「最適解」は一つではない 芽生え始めた希望の動き 田中淳夫 ジャーナリスト PART 7  林業の出口戦略 持続こそ成長の源 “現場発”の変革目指す改革者たち 編集部

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