ジャン・ルノワール作品一覧

  • ゲー・ムーランの踊子/三文酒場
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    未成年シャボーとデルフォスはキャバレー「ゲー・ムーラン」で閉店まで遊び、売上金を盗もうと隠れていた。だが、二人は客の一人が死んでいるのを発見し、泡を食って逃げる。翌日の夕刊は、この男が柳行李詰めの死体として発見されたと報じた。ジャンは思いを寄せる踊子の部屋に行き、そこで昨夜の客が持っていたはずのシガレットケースを見つけて真っ青になる。外に出たジャンは大柄の男につけられていた…。「三文酒場」の舞台はパリとその郊外だ。メグレはサンテ監獄で、死刑が翌日に迫ったジャン・ルノワールという男と面会する。そしてまだ捕まっていない彼の共犯者が、三文酒場なるところの常連であると明かされる。メグレは《三文酒場》を探そうとするが…。
  • 素晴らしい映画を書くためにあなたに必要なワークブック
    4.0
    言葉で考える人間が、絵で伝えるものが映画だ。 言葉と映像との葛藤が劇を生み、脚本術こそが映画の核となる。 面白く、劇的な一冊だ。 ──大林宣彦(映画作家) 脚本は映画の地図、作戦計画書、そして魂。 ──犬童一心(映画監督) ハリウッド映画を知るためにまず最初に師事すべきシド・フィールドの、世界で一番読まれている脚本術、待望の邦訳第二弾! あなたのアイデアを傑作に変えるプロセスのすべてを指南する。 脚本術のバイブル『映画を書くためにあなたがしなくてはならないこと』の第二弾が登場。シド・フィールドが世界各地で行なったワークショップをベースに執筆された、より実践向きの内容となっている。本書では、脚本を書くまでの準備、そして実際の執筆にあたってのポイントを、順を追って丁寧に説明。アイデアはあるのだが何をしたらいいのかわからない読者に、脚本を書くためのプロセスを教えるwhat-to本である。長編映画でも短編でも、どんな映像の表現形態を制作するにしても必ず役に立つ。各章を読み、練習問題に取り組めばどの段階で何を書かなければならないかが即座にわかり、読み終わったら脚本が一本書けている仕組みだ。 脚本はシステマティックな技術でカバーできる部分が非常に大きいことを忘れずにいてほしい。 あなたは、思い描くようにうまくいかなくても、チャレンジし続けることができるだろうか。どうしようもなく下手くそなものを何ページも書き続ける勇気があるだろうか。怒りや不安に襲われても辛いだろうが、それで書くのを止めてしまったら何も学べない。試行錯誤を恐れず、どれだけ時間がかかっても書けば、必ず脚本を書くための技術やコツが学べる。 ジャン・ルノワールの言葉を読者に贈る。「完璧さは心の中にのみ存在するものだ。現実には存在しない」。最初から完璧を求める必要はない。すべては書くことから始まる。
  • フランス小説の扉
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    19世紀の極めつきの名作から20世紀の逸品、そして現在まで、小説の読みどころ、味わい方を語る。トゥーサンやジャン・ルノワールの名翻訳家による「フランス小説美味礼讃」。

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  • 無垢の歌 大江健三郎と子供たちの物語
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    1巻2,200円 (税込)
    全く新しい大江論にして、最良の“入門書”。大江文学のチャイルドライクな魅力を味わい尽くす一冊。 大江の描く子供たちは、なぜ印象的なのか? 『芽むしり仔撃ち』『洪水はわが魂に及び』から『治療塔』まで。物語に登場する子供に注目し、〈無垢〉への比類なき想像力にせまった、画期的な大江論。読まず嫌いのまま大人になった人へ。これから大江文学と出会う世代へ。 【目次】 第一章 チャイルドライクな文学のために 第二章 学生作家の栄光と不安 第三章 赤んぼうの敵 第四章 一九六九年のパーコーメン 第五章 鳥は歌い、鯨は叫ぶ 第六章 逆転また逆転 第七章 反時代的ゲーム 第八章 神隠し願望… 第九章 男たちよ! 第一〇章 「ただいま」と「お帰り」 第一一章 上品な人間 第一二章 未来の子供 あとがき 【著者】 野崎歓 1959年生まれ。仏文学者、翻訳家、エッセイスト。放送大学教養学部教授、東京大学名誉教授。2001年『ジャン・ルノワール――越境する映画』でサントリー学芸賞、2006年に『赤ちゃん教育』で講談社エッセイ賞、2011年『異邦の香り――ネルヴァル「東方紀行」論』で読売文学賞、2019年『水の匂いがするようだ――井伏鱒二のほうへ』で角川財団学芸賞受賞、2021年に小西国際交流財団日仏翻訳文学賞受賞。バルザック、ヴィアンなどフランス小説の翻訳多数。著書に『こどもたちは知っている』『フランス文学と愛』他。

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