吉崎ヤスミ - マリーローズ文庫作品一覧

  • 嵐を呼ぶ花嫁
    4.4
    皇女リーゼロッテは政略結婚をするために隣国へ向かう途中で、それを阻もうとする一団にさらわれてしまった。 そこを助けてくれたのは雇われ剣士のヴェラン。王宮に戻る旅の間、リーゼロッテのわがままをきき、追っ手から守ってくれる頼りになる人。ヴェランを想う気持ちがだんだん大きくなってきたリーゼロッテだったが、ヴェランには想い人がいるらしいと知って……!?
  • おとこ姫、熱砂に恋わずらう  ~砂漠の王子は超! 暴君~
    3.0
    王女であることを隠し、男名前を名乗って他国に剣の遠征試合に出かけていくベネディクタ。男勝りなのは吟遊詩人に詠われるほど。そんなベネディクタも自国の危機によりやむを得ず隣国へ嫁ぐことに。だが国境に来たときに砂漠の王子ファハドにさらわれ、ハーレムに入れられてしまう。抵抗し、逃げ出そうとする度に甘いおしおきをされるベネディクタの体は快楽に溺れていき……。
  • 怪盗王子に奪われて
    3.5
    書物を好むおとなしい淑女のフィオナの最大の不幸は、美の化身とも言われた母親の美貌を受け継いでしまったこと。母親が稀代の淫婦で性に奔放であったために、フィオナも同じように思われ、夜這いにくる男たちをかわす日々だった。嘆くフィオナをよそに「淫らなフィオナ」の噂は広がる一方。その噂に興味をもった放蕩者と名高い第三王子にも目をつけられる始末。だが実は王子には裏の顔があり…。
  • 華麗なるプリンセスになる条件
    3.0
    貴族制度の見直しにより庶民の扱いになり、貧乏生活を送ることを余儀なくされていた元公爵令嬢のジーナ。金策に四苦八苦していたところ、突然王室からプリンセスに内定したという知らせが! だが王子には美貌の恋人がいるはず……。案の定、王子はジーナに偽装結婚を持ちかけてくる。どんどん王子に惹かれていくジーナは募る嫉妬とプリンセスとしての義務に揺れていき――!?
  • コートダジュールは甘い恋の香り
    3.0
    1950年代初頭。誰もが開放的になるリゾート地コートダジュールで、ひとりレベッカは憂鬱な気分に陥っていた。厳格な父親に命令され、野蛮なアメリカ人実業家と見合いせねばならなかったからだ。ついには耐えかねたレベッカは逃げ出すことにするが、世間知らずなためトラブルばかりが起こってしまう。そこを助けてくれたのはアッシュと名乗る軽薄で自信過剰な男で――。
  • 灰被り姫(しんでれら)異聞 ~愛の雅楽は消え去らない~
    3.7
    帝主催の会を竜頭船から見ていた大納言の娘・未散はふとした拍子に川に投げ出されてしまう。そこを助けてくれたのは二の宮の親王・鷹仁だった。たくましい腕が未散の体を抱き寄せ、形のいい唇が重なり息を送り込まれる…。一目で恋に落ちてしまった未散は少しでも鷹仁に近づこうと東宮妃である黎子の女房となる。だが黎子は鬼の宮様と言われるほどの意地悪で――!?
  • 月の少女は秘蜜に濡れて
    3.0
    父親の莫大な借金を肩代わりしてくれた大公の命令で、本来は大公令嬢のもとにきた政略結婚の身代わりになったヴィヴィアンは北の国の領主で「隻眼の悪魔」と呼ばれているデズモンドの元へ嫁ぐことに。大公令嬢の名前で呼ばれ分厚い化粧で本来の自分を偽る日々に不安を感じていたが、夫は怖い外見にも関わらず、意外なほど優しく接してくる。戸惑うヴィヴィアンだったが、やがて心が傾いていき……
  • 時を超えたらヴェルサイユ
    3.3
    父親とケンカをして家を飛び出した真理は、幸せな思い出のある高尾山へ。大雨の中、ひとりぼっちの真理の前に高尾の天狗が現れる。気が動転した真理は『時の歪』に巻き込まれ、一瞬で時空を超えてルイ14世が君臨するブルボン王朝のフランスへ飛ばされてしまう。しかも気がつくと煌びやかな伯爵の膝の上! 優雅で秀麗な伯爵に見惚れる真理だったが、伯爵は尊大で傲慢な男で…!?
  • みをこがし ~末姫の恋~
    3.6
    ちまたで美女と評判の姉に比べて、まだ裳着も終えたばかりで子供っぽい妹の澪。まだ殿方から文をもらったこともなく、世慣れた姉に憧れるばかり。そんな姉に親王との結婚話がもちあがり、澪も女房として付き添うことに。親王は「氷の君」と呼ばれるほどの冷たい態度を姉にとるが、澪と二人でいるときは優しく笑いかけてくる。澪は親王のことばかり考えるようになり、段々切なくなって……。

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