理工 - 株式会社dZERO作品一覧
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-すべての道は「線虫」に通ず 著者は日夜顕微鏡と向かいあう線虫一筋の生物学者。 線虫は、ほかの生物が生存不可能な極限環境でも生き、ほかの生物に寄生するものもいれば、自活するものもいる。生殖のあり方も多様で、雌雄同体も。昆虫以上に種類も数も多い。人類の健康問題を解決するためのヒントや、人類が自然と共存していくためのヒントを線虫から得ることもできる。線虫には果てしない可能性がある。 3億年以上にわたって繰り広げられてきた驚くべき精緻な「生と死」の営み。この一冊で線虫のすべてがわかる。 【目次】 序 章 「気持ち悪さ」を超える魅力 第一章 地球上のあらゆる環境に適応 第二章 顕微鏡で見る生命ドラマ 第三章 どの生物グループに属するか 第四章 「生物の基本原理」に迫る 第五章 多様な性と生殖 第六章 進化をもたらした共生と競争 第七章 ヒトを宿主にした驚くべき感染サイクル 第八章 農作物の輸出入で問題となるリスク 第九章 線虫は感じている 【著者】 長谷川 浩一 1978年に三重県で生まれ、兵庫県、鹿児島県などで育つ。京都大学大学院農学研究科博士後期課程修了。専門分野は応用昆虫学、線虫学、遺伝学で、寄生・共生といった生物間の相互関係に関する研究や動物の環境適応性に関する研究を主なテーマとしている。主宰する研究室では線虫を培養し、その宿主であるゴキブリも10種類以上、数千匹飼っている。「線虫はすべての道に通ずる」という信念のもと、生物の根幹を知ることに力を注いでいる。2020年には、中部大学の裏山に生息するゴキブリの腸内から新種の線虫が見つかり「チュウブダイガク」と命名し、注目された。
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-SFファンの分子生物学者と楽しむ「生命の起源と進化」をめぐる思考実験 系外惑星で生命が誕生している可能性は? その生命はどんな進化を遂げる? ところで、地球人類の未来は? 地球外生命の起源と進化の可能性は、地球のそれらを手がかりに探ることができる。生命が誕生したのは、水のある地球が生まれたから。地球以外に生命はいるのだろうか。いるとすれば、どのような形をしているのか。SFに描かれるような知的生命はいるのだろうか。これから先、人類はさらなる進化を遂げるのか。SFファンの分子生物学者が、現在の科学的知識をもとに地球外生命の可能性や、人類の未来の可能性について思考実験を試みる。 【目次】 第一章 生命誕生のシナリオ 第二章 知的生命誕生の条件 第三章 天の川銀河での可能性 第四章 タイタンでの可能性 第五章 地球の生物に似ている可能性 第六章 最新科学で読むSFの想像力 第七章 地球人類のさらなる進化 第八章 SFが描く未来からの警鐘 【著者】 山岸 明彦 1953年、福井県に生まれる。東京大学大学院理学系研究科博士課程を修了。主な研究分野は極限環境生物、アストロバイオロジー、生命の起源と進化。ISS-JEM(国際宇宙ステーション・日本実験棟)で、宇宙生物学に関する実験研究プロジェクト「たんぽぽ計画」の代表を務めた。 著書に『生命はいつ、どこで、どのように生まれたのか』(集英社インターナショナル)『基礎講義 遺伝子工学Ⅰ』(東京化学同人)『アストロバイオロジー』(丸善出版)共著に『対論! 生命誕生の謎』(集英社インターナショナル)などがある。
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-気鋭の研究者がユーモアたっぷりに描く「寄生虫学」の引力! 寄生虫になったつもりで考えれば、未知の生態系が見えてくる。 虫嫌いだった少女はやがて寄生虫研究者となり、ひっそりと生きる「小さなものたち」の世界へ引き込まれた――。 世界中に存在する寄生虫は、研究者でさえ混乱するほどの多様性がある。その一方で滅びゆくものも多く、目にする機会の少ない貴重なものもいる。 緻密かつ巧みに設計された体内構造、機能美、そしてライフサイクル。ほとんど知られていない寄生虫の生態と研究方法を写真とともに紹介し、その独特な魅力を語りつくす。 【目次】 序 章 はかない生きざま 第一章 なかなか過酷な寄生生活――多様すぎるライフサイクル 第二章 見たことのない寄生虫を追う――寄生虫研究とはどのようなものか 第三章 誰にも気づかれずに生きる――陸上で生活する寄生虫 第四章 運任せの一生――河川や湖沼を利用する寄生虫 第五章 圧倒される個体数と多様性――広い海を回遊する寄生虫 第六章 絶滅から救いたい――自然環境と寄生虫の関係 終 章 減らないように、増えないように 【著者】 佐々木瑞希 1979年、宮城県に生まれる。北里大学獣医畜産学研究科博士課程修了。旭川医科大学助教を経て2023年に独立、寄生虫研究所の開設を目指している。専門分野は寄生虫学、獣医学で、主に鳥類を終宿主とする鉤頭虫類の生活史や、ロイコクロリディウム属吸虫、エキノコックスなどの条虫について研究している。寄生虫学を普及させるためにSNSなどを通じて寄生虫の様々な生態を発信するとともに、一般からも広く寄生虫情報を募っている。
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-定理無用、方程式無用。奥が深くて楽しい「数と形」の世界。 人狼×狼=怪人 この式の「人」「狼」「怪」には、それぞれ0~9が入ります。 それぞれどの数が入りますか。 算数と数学の大きな違いのひとつは、算数では文字や四則計算以外の記号は使わないこと。定理や公式の暗記も必要なし。 図や方程式を使っても解けない問題も。こうした問題の多くは特定の解法がなく、ひたすら試行錯誤を繰り返していく。 そんな算数に魅了された著者が、オリジナルを含むとっておきの問題を紹介し、解法を詳しく解説。「算数の楽しさ」全開の67問! 【目次】 Ⅰ シンプル、しかし奥が深い計算の世界 02[メイクテン]答えが10になる式を作るには? 12[概算]光は音よりどれだけ速い? Ⅱ 定理無用、試行錯誤の丸・三角・四角 14[マッチ棒パズル]マッチ棒でできる長方形の数は? 23[三角数]三角に並べた碁石の数は? 他 Ⅲ 方程式無用、解けるかどうかは工夫次第 29[割合]お店がつぶれた理由は? 39[約数]開いているロッカーの数は? 他 Ⅳ 見えない形、必要なのは想像力 42[展開図]展開前の立体を想像すると? 49[まわりの長さ]重なった正方形のまわりの長さは? 他 Ⅴ 数式マジック、カギは条件整理・規則発見 57[マジック]だれかの誕生日を当てるには? 58[和と積の規則]式の穴にあてはまる+-×÷は? 60[ダイヤグラム]2人がすれ違うのはいつ? 他 Ⅵ 明治・大正・昭和初期、時代を反映する算数 63[線分図]志願者の総数は何人? 64[割合]1ポンドは20シリング、費用の総計はいくら? 67[和差算]陸軍海軍の負傷者は、それぞれ何人? 他 【著者】 後藤卓也 1959 年、愛知県に生まれる。東京大学教育学部教育学科卒、同大学院教育学研究科博士課程修了。大学院時代から学習塾啓明舎(現啓明館)の講師として中学受験の算数・理科を指導。1988 年から3年間のドイツ(西ベルリン)留学を経て、啓明舎に復職。2022 年1 月まで塾長を務める。退職後、オンライン個別指導「GoToNext」を起業。小学生に算数・理科を教えるかたわら、新聞や雑誌などで算数や教育に関するコラムを執筆している。