暮らし・健康・美容 - 中村仁一作品一覧
-
-病気になったら、医者に任せるのが一番だ――こんな考えの人は要注意!いくら医学が進歩しても、病気を治す根本は自然治癒力。薬や手術で病気は治りません。しかし「注射を打てば」「手術をすれば」など、病院に行けば治ると信じていませんか?不確実性の医療に、過大な期待を抱いて安易に委ねるのではなく、あくまで、主体的に「命の主人公」をまっとうしてほしいのです。特に、死の場面での医療の関与が問題です。死ぬことを防ぐことは不可能なのに、「死は医療の敗北」と考え、治すための治療を徹底するほど、死から穏やかさを奪い、無用な苦痛を与え、悲惨な結果を招来することになります。本書は「治らない病気が圧倒的に多い」「大学病院はあくまでも研究機関」「“薬好き”の落とし穴」など、医療への過大評価を問い直す一冊。医療の「最善」が、ときに「最悪」の結果をもたらすこともあるのです。
-
5.0「大往生したけりゃ医療とかかわるな」という中村仁一医師の衝撃の『逝き方指南書』は大きな反響を呼んだ。行き過ぎた延命治療の現実に目からウロコが落ちた人も多いが、一方、目の前で親が倒れて苦しんでいるのを見て、家族は救急車を呼ばないでいられるだろうか? 食べられなくなった親に一切の栄養を与えないで、と言えるだろうか? 20年にわたって「在宅での看取り」をみてきた中村伸一医師との対論で、逝く当人、看取る家族の双方にとっての「理想の死」を考える実践の書。大量死時代を目前にし、「サヨナラの準備」は現代日本人必須の新マナーである。「生きて逝くノート」付き。