国内ミステリー - 都筑道夫 - 光文社文庫作品一覧

  • 朱漆(うるし)の壁に血がしたたる
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    逮捕された!? 殺人容疑!? 相棒・直次郎は、受話器の向こうで、助けを求めている。直次郎は、ある推理作家の依頼で、30年前の殺人事件を調べに能登(のと)に飛んだのだった。相変わらず、腰の重い太郎も、第二、第三の殺人事件が発生するに及んで、しぶしぶ能登へ。ご存じ、太郎・直次郎のコンビが、不合理な謎に論理で挑む傑作本格推理。
  • 絵の消えた額
    4.0
    かくれんぼで鬼から身体を隠していたら、いつの間にか消えてしまった子。恋人の声がして、目を凝らすと、別れた女房の顔がある。友人の危篤で駈け付けると、何もなく、首を傾げて帰宅したら、心臓発作の報が届く。ページをめくるごとに文章の妖しさに囚われていく。著者自ら名付けて、ふしぎ小説。掲載の12編は240冊の作品群から著者が厳選した、その神髄である。(『ミッドナイト・ギャラリー』改題)
  • 最長不倒距離
    3.5
    スキー場をかねた温泉宿からの「幽霊をまた出してくれ」との珍妙な依頼に、物部(もののべ)太郎が相棒・片岡直次郎と赴くと……。野天風呂で女性が裸のまま殺される騒ぎのなか、殺されたはずの女性からの電話!? 密室での新たな殺人事件、不可解なダイイングメッセージ……。『七十五羽の烏』に続き、太郎・直次郎の名コンビが活躍する、謎と論理のエンタテインメント。
  • 殺人現場へ二十八歩
    3.0
    28階のホテル『ハイライズ下町』が国際通りに華ばなしくオープンした。ロビーは従来と同じで、人間模様の縮図となった。掏摸も忍び込み、コールガールも現れる。果たせるかな開業早々、奇妙な事件が発生! ホテル専属探偵こと田辺素直元刑事の名推理が冴え、事件ごとに読者の期待を高めていく。浅草風俗も活写した名作!
  • 七十五羽の烏~都筑道夫コレクション〈本格推理篇〉~
    3.8
    平将門の娘・瀧夜叉姫の祟りで伯父が殺されます――まったく働く気のない心霊探偵・物部太郎のもとへ依頼人が来た。実際殺人事件が発生し、なんの因果か、難事件に巻き込まれてしまう。立ち塞がるいくつもの謎。名コンビ・片岡直次郎を助手に、太郎はその真相を推理する。(七十五羽の烏) 「なめくじ長屋捕物さわぎ」新作2編など本格短篇とエッセイも収録した、傑作セレクション。
  • 証拠写真が三十四枚
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    ここに展示された三十四枚の証拠写真は、いずれも重大事件のもので、一冊の本として、公開されるのは、今回がはじめてである。恐怖にみちた狂気の事件、しみじみとした市井の事件、笑いにみちたわが家の事件、みんなが知らない未来の事件、短編の名手ツヅキが撮ったショッキング・フォトを、あなたは見ずにいられるか。
  • 西洋骨牌(かるた)探偵術
    3.0
    鍬形修二はカード占いを生業とする。死んだ兄の書斎のなかにアメリカ製のタロット・カードと英文の解説書があったので、独学で〃にわか占い師〃をはじめることになったのだ。これが面白いほど当たる。客の相談事次第では、つい親身になって、私立探偵に早変わり……。ミステリーの名手が卓抜な着想を駆使し、読者を堪能させる!
  • 前後不覚殺人事件
    3.0
    自動車修理工場あとで、高校生が殺された! 死体は背中を刺されているのに、現場には凶器がない。おまけに、奇妙奇天烈、矛盾にみちた四重密室の中なのだ!? いまどき、ディクスン・カーなんてはやらない。熱血猛進探偵タミイは、主役の紅子以上に〃密室〃に興奮している。絶好調、滝沢紅子シリーズ第三弾。
  • 探偵は眠らない 新装版~ホテル・ディック・シリーズ~
    4.0
    国内外の観光客で賑わう浅草に聳える高層ホテル。その警備室に、不審な男から“殺人予告”の電話があった。悪戯とは思えないが、被害者も犯行動機も判らない。数時間おきにかかってくる予告電話だけが唯一の手がかりだった。応対する田辺は元警視庁刑事で、住み込み警備員として勤務していた。見えざる犯人との息詰まる30時間の攻防を描く傑作ハードボイルド!
  • 髑髏島殺人事件
    3.0
    鬼才・都筑道夫が自信満々でおくる本格的な長編パズル小説。名うてのシェフが、古今東西の、ミステリィの謎を材料にブラック・ジョークで味付けして、グルメに差し出す豪華なフルコースといってもいい。話は呪われた推理小説をめぐる連続殺人事件に紅子と青年探偵団が、軽妙・脱線・逆転・恐怖と波乱に富んだ大活躍を――。著者15年(当時)ぶりの記念すべき書下ろし作品である。
  • 南部殺し唄
    3.0
    御無沙汰いたしました。滝沢紅子でございます。わたしと友人の春江さん、岩手県の遠野を旅していま盛岡にいるんです。父の用事も兼ねて、物見遊山にやって来たのに、座敷わらしが出るっていう旧家の土蔵で、お婆さんが消えてしまったり、殺人事件が起こったりで、もう大変! でも犯人は私たちが探り当てなくっちゃ……。
  • 秘密箱からくり箱
    -
    首のない男と女が激しくからみあったり、マンションのエレベーターが化けものだったり、死んだはずの女につきまとわれたり……。また見知らぬ婦人から預かった、奇妙な人形がまきおこす、多感な少年が体験した異常な世界。いずれも夢か幻か、はたまた妄想の産物か。凝った趣向と絶妙な話術で、あなたを虜にする恐怖小説集。
  • ベッド・ディテクティヴ
    3.0
    吉原のソープランド「仮面舞踏会」で働くシルビアの特技は、なじみの客や同僚が持ち込む難問、事件を見事に解決すること。きょうも、評判を聞きつけた客から相談が。妻がいつの間にか双子の妹と入れ替わっているのではないかというのだ。安楽椅子探偵(アームチェアディテクティヴ)ならぬベッドの中で推理するソープ嬢――奇才の自在な発想が生み出した異色作!(『泡姫シルビアの探偵あそび』改題)
  • 毎日が13日の金曜日
    4.0
    浅草に28階のホテル『ハイライズ下町』が開業して、早くも一年。ホテル専属探偵(ディック)こと田辺素直元刑事の仕事も板についてきた。だが彼は子供の扱いは苦手。というのに19階の女性客が、「7歳の息子が消えてしまった!」とわめきだして……。高層ホテルを舞台に次々と起こる怪事件。そのたびに勘が冴えるオムニバス・ノベル。
  • まだ死んでいる
    3.0
    メゾン多摩由良五階の空室に死体が転がっている。不動産屋と客が知らせに駆けつけるあいだに、なんと死体が消えていた。目の錯覚か。そうではない。死体は地下の駐車場で見つかった(!?)。以後、あちこちから死体が現れて、また消える。この奇妙な事件に滝沢紅子と青年探偵団が挑戦! 著者が死体消失の仕掛け(トリック)で読者を魅了。
  • 目撃者は月
    3.0
    ひどく酔っていた私は、ビルの谷間で見知らぬ男ともみあっていた。相手を突き倒し、落ちた免許証入れをひろって顔を上げると、きれいな三日月が。翌日、免許証入れを取り違えていたことに気づいた私は、夜のニュースであの男が殺されたことを知った……(「目撃者は月」)。なにげない日常に忍び寄る殺人の影。名手が巧みに紡ぎ出した傑作短編集!
  • 死体置場(モルグ)の舞踏会~西連寺剛の事件簿~
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    妻の依頼で不倫中の夫を尾行していた私立探偵・西連寺剛は、当の夫・桑原にあっけなく見破られて面食らう。そればかりか愛人のマンションに同行を求められ、その愛人は殺されていた。しかもそれは、妻であるはずの依頼人だった!(「砂時計」)。西連寺は、男と女の事件の真相をクールに浮き彫りにしていく……。ミステリーの名手の傑作探偵小説、ここに復活!

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