TL小説 - U子王子作品一覧
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3.9「君は私を好きだ、そうだろう?」 ■蝋燭の炎が揺らめく薄暗い閨のなか腕の中で身を捩る少女は可憐でありながら艶やかであり、男の手によって生み出される快楽を享受し、甘い嬌声を漏らす。美しい花を愛でるようにやさしく触れられながらも欲に濡れた艶めかしい眼差しで見つめてくる愛しいひと……。第六王女マリーは自然を愛していた。地学や天文学の教養を深めたいと富裕階級の平民が住むコーヴァン地区のサロンに足しげく通っていた。高貴な身分を偽るために名を変え、男装をして。自らを偽りながらも、サロンでひと際目を惹く青年フランツに出会う。フランツの正体は若き侯爵であり、社交界を謳歌していると噂のアルマニャック侯爵だった。身分を明かせない事情を抱えたマリーはひと知れず彼に惹かれながらも「遊び人」と比喩されるフランツに不安を抱えて素直になれない。誤解が誤解を生み、ふたりの恋の糸は複雑に絡まっていく……。不埒だけれど魅力的たっぷりな若き侯爵フランツと引きこもり王女マリーとの極上スイートロマンス!本作品は2014年12月から「ムーンライトノベルズ」に掲載、公開されたものに大幅に加筆・修正を加えたものです。※本作品にはイラストが収録されていません。(ヴァニラ文庫うふ)
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-「快感に溺れてしまうがいい。そして従いなさい。身も心もすべて私に捧げるんだ」 ■お仕置きと称し、初心な肢体を組み敷かれ、骨ばった手に柔らかな白肌を存分に蹂躙される感覚、ひそやかな花弁を愛でられるコルネリアはシーツの波を手繰り寄せて妖艶に踊る。初めて知る「女」としての悦びに今まさに花開こうとしていた。夜毎繰り広げられる甘い情事は、いつまでも終わらない――。祖国のためにも夫を虜にしなくてはならないのに身も心も彼に惹かれてしまい、はやる心臓の鼓動は隠せない。ベーレンス大公国世子に輿入れすることが決まったプレトリウス王国唯一の王女コルネリアだったが、大国の姫である自らの結婚相手は当然として身分の高い殿方と考えていたのに、生まれたときから定められた結婚相手はマリウス公子だと知らされ、身分が釣り合わないと不満を漏らすコルネリア。だが、国王である父からの密令を受け、嫁ぐ決意を改めるも、マリウスはコルネリアに冷ややかな態度を崩さない。内心憤慨しつつも婚姻の日に向けて準備を進めていたが、結婚当日にマリウスが元侍女と駆け落ちしてしまい大パニックに!? マリウスの父であるベーレンス大公国君主アルベルトが彼の代わりにコルネリアと結婚すると言いだして……。(ヴァニラ文庫うふ)※本作品にはイラストが収録されていません。
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-「何もしなくていい。ただ――感じていろ」 ルーベルト王国の第一王女であるリーラは十八年間、一度も部屋の外に出たことが無かった。ある日、侍従たちの目を盗み、リーラは生まれて初めて城の外に出てしまう。賑やかな城下町が夕刻になると、静まり返って――突然、リーラの体は宙に浮き、馬に跨った男に浚われてしまう!そのまま砂漠の国へと連れ去られてしまうリーラ。〈運命の乙女〉として若く逞しい砂漠の王・アルフレッドに求婚され、リーラは嫁ぐことになる。リーラはアルフレッドが国王になるための儀式として、真っ白な体を開かれ、純潔を奪われてしまう。毎日のように激しく求めてくるアルフレッドに女としての悦びを教え込まれ、心惹かれていくリーラだったが、ふたりを持ち受けていたのは愛欲の日々だけではなかった。数々の試練と双子の妹からの謀略に思い惑うシーラ。ふたりの愛の行方は……?
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