小説の検索結果
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ローマの、ごくごく普通の市井のひとたち。その一癖も二癖もある、バラエティーに富んだたくさんの登場人物を、 磨き抜かれた言葉で削ぎ落として描かれたショート・ショートのような短いストーリー。 原題“IL BALLO DEGLI INVISIBILI”(直訳は『見えないものの踊り』)としてイタリアでは2007年に発売された本作は、 ノーベル賞作家の名を冠した文学賞デレッダ賞を翌年に受賞した小説集です。 出版社サイト上で公開されている短編のダイジェスト[無料版] (「監修者あとがき」より) 僕が(あとがきで今さら言われても、という声も承知で)あえて提案したいのは、 これら物語の「服用」を、一日最大一話にとどめることである。速読や斜め読み なんてもってのほか。スローに行こう。いくら気に入った話があっても次に期待 して先を急がず、読み終えた内容を頭の中に入れたまま一日を過ごしてみてほしい。 あるいは夜を越えてみてほしい。そのストーリーの成分がじんわりと浸透するかもしれないし、しないかもしれない。物語というものが僕たちの心の薬だとして、 それが効く効かない、合う合わないは別として、一度に過剰摂取するのは よろしくないのではなかろうか。そんな調子で、この本をぜひ長めにそばに置いてみてほしい。
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皆さんからの投稿詩がメインディッシュ。詩壇の最前線にいるゲストも登場。素敵な詩をたっぷり楽しめます。 毎月読者から詩作品を募り、新鮮な抒情や、理論と方法論の実験に満ちた素敵な作品たちをていねいに編んでいます。その投稿詩は、秋吉久美子賞、いがらしみきお賞、YS賞への応募作とみなされ、3月に受賞者を発表します。 今月のゲストは、佐々木英明、野村喜和夫の2名。秋吉久美子、いがらしみきお、齋藤貢、編集部が選ぶ今月の詩 全65選、佳作集には47名の詩人が登場。毎号、投稿詩を中心に編集していく予定です。詩は楽しくて、深いものだと感じてもらえる編集に努めます。 【目次】 今月の1行 - 雲野くじら ★月刊ココア共和国目次 佐々木英明 - 映画館へ 秋亜綺羅 - 詩とAI論 いがらしみきお - いがらしみきおが選んだ10篇 佐名田纓 - 海 樫木佐帆 - 詩を、 佐藤ことひら - 積まれた皿 まだらめ三保 - 昔も 今も 田村全子 - 金婚式の朝 箭田儀一 - 故に 浬 - バター 眞夜中眞央 - 円 深田良 - 「祈り」 佐藤ノア - 勝ち負け 野村喜和夫 - なんでもポエジー、あるいは詩人になってしまった男のエレジー たばたま - アワ ヒミツ メイソウ 齋藤貢 - 齋藤貢が選んだ10篇 破廉恥 - 才木イチロウ シャッターを下ろす時間 - 森林みどり 地下世界のパラダイス - 吉岡幸一 駅までの数分 - つうママ 死語の世界〜五郎の場合〜 - 英田はるか ちょうどいい骨 - 三刀月ユキ なゐふる - 能美政通 まだらめ三保 - 墓石物語 秋吉久美子 - 秋吉久美子が選んだ10篇 包摂されてしまうということ、形而上学に。そしてこのうつくしい羊たち - 一朗 ただ、それだけのこと - シン 正体 - 近藤太一 またしても喜びの波に乗り - 滝本政博 午後のヒーロー - 瀧 音吉 優しさの形 - 海坂藤次 【著者】 秋亜綺羅 1951年生。詩人。宮城県仙台市在住。詩集『海!ひっくり返れ!おきあがりこぼし!』『透明海岸から鳥の島まで』『ひよこの空想力飛行ゲーム』『十二歳の少年は十七歳になった』。詩の絵本『ひらめきと、ときめきと。』(柏木美奈子共著)。エッセイ集『言葉で世界を裏返せ!』。第22回丸山豊記念現代詩賞受賞。「ココア共和国」 主宰。YS賞選考委員。 秋吉久美子 1954年生。俳優、歌手、詩人。静岡県富士宮市出身。徳島県日和佐町(現・美波町)、福島県いわき市育ち。『十六歳の戦争』『赤ちょうちん』『妹』など主演多数。アジア映画祭主演女優賞、日本アカデミー賞優秀主演女優賞、ブルーリボン賞主演女優賞、モナコ国際映画祭主演女優賞など受賞多数。映画、TVで活躍中。詩集に『いない いない ばあ』『C・U next tuesday』など。秋吉久美子賞選考委員。 いがらしみきお 1955年生。漫画家。宮城県出身。1979年に雑誌『エロジェニカ』に投稿した「80,その状況」で漫画家デビュー。その後、4コマ漫画『ネ暗トピア』が大ブレイク。『あんたが悪いっ』で日本漫画家協会優秀賞、『ぼのぼの』で講談社漫画賞、『忍ペンまん丸』で小学館漫画賞など受賞多数。『BUGが出る』『かむろば村へ』『I』など人気作多数。いがらしみきお賞選考委員。 齋藤 貢 1954年生。詩人。福島県在住。 詩集に『奇妙な容器』(詩学社・1987)、『夕焼け売り』(思潮社・2018)、『遠い春』(思潮社・2024)など多数。 第40回福島県文学賞、第37回現代詩人賞など受賞。
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女郎の身体に花が咲いたら、そらぁ綺麗でおますやろ。 白磁のような肌とはよう言いよりますけどな、血の通った柔肌言うんは、どないに薄う漉いた紙すら及びもつかんほど、透き通っとるもんです。そこに彫りもん入れたら、黒い墨で青い花が咲いて、朱い墨で赤い花が咲いて、そんな身体が艶めかしく床で悶えよるんですから、喜ぶ旦はんもそら多い言うもんですわ。 けどなぁ、もしもその柔肌から……ほんまもんの花が咲いたらどう思わはらます。 そういう彫りもんを彫る彫り師がおったんです。人の本性、ぜぇんぶ暴いてしまいよる彫り師。えろう見目のええ女やったぁ言う話ですけど……。
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「お前の望みどおりタナトスの影が覆い、鈴木健三には無残な死が訪れるであろう」。 SNSアプリ「リアリズム」に投稿された呪詛に死神からの予告が返信された。誰もがいたずらと思った矢先、実際に鈴木健三がビルから転落し、死亡。現場には投稿された呪詛画像のプリントアウトが貼られていた。この大胆な殺人事件に世間は沸騰。「リアリズム」内には殺害を依頼する投稿があふれかえった。25歳の女性会社員、静岡県の中年男性教師、イラストレーター・・・・・・都や県の垣根を越えて無作為に人間が殺されていく。殺害方法は様々でも、いずれも投稿画像が傍らに添えられていた。犯人は同一か、複数か。模倣犯は含まれていないのか。一課の警部補・虹ヶ谷礼太郎と女性刑事・音羽沙織は、翻弄されながらも粘り強く捜査を続けるが、事件の範囲は拡大を続けるばかりで――。 ラストの衝撃まで目が離せない。 著者プロフィール 1981年京都府生まれ。2014年『闇に香る嘘』で江戸川乱歩賞を受賞し、デビュー。数々のミステリランキングで高評価を受ける。15年「死は朝、羽ばたく」が日本推理作家協会賞(短編部門)、16年『生還者』が日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)の候補になる。2024年『同姓同名』がビブリオバトル3冠を達成し話題に。著書に『真実の檻』『黙過』『ヴィクトリアン・ホテル』『そして誰かがいなくなる』『全員犯人、だけど被害者、しかも探偵』『ネタバレあり 双紋島の殺人』などがある。
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ヒトラーとは、何者だったのか。 完全なる独裁者はなぜ誕生したのか。 歴史小説の泰斗が描き出す、戦争の本質。 1918年11月19日。一人の上等兵が、陸軍病院から退院した。その名はアドルフ・ヒトラー。行くあてのないオーストリア人のこの男は、第一次世界大戦敗戦後も軍隊に残る道を選んだ。そして、自分の思いもよらなかった才能に気付いたヒトラーは、ある政党の集会に潜入することを命じられる。それをきっかけに政治家を志し、ついには政権奪取にまで至る――。 全3巻刊行開始。 第II巻「戦前篇」2026年9月28日配信予定。 第III巻「大戦篇」2026年10月26日配信予定。 【著者略歴】 佐藤賢一(さとう・けんいち) 1968年山形県鶴岡市生まれ。93年『ジャガーになった男』で第6回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。99年『王妃の離婚』で第121回直木賞受賞。2014年『小説フランス革命』で第68回毎日出版文化賞特別賞を受賞。他、小説に『ハンニバル戦争』『遺訓』『ナポレオン』(第24回司馬遼太郎賞受賞)『最終飛行』『チャンバラ』『釣り侍』等、ノンフィクション・随筆に『英仏百年戦争』『テンプル騎士団』『フランス王朝史』(全3巻)、『よくわかる一神教』『王の綽名』等、著書多数。
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週6日の練習で、目指せ全国大会! ――部活動って、そんなに頑張らないとダメですか? 部活動の顧問≒タダ働き、にもかかわらず、 学校の先生は「子供達のために」今日も残業地獄。 中高生とその親世代から、いま最も信頼される著者が、 教育現場の理想と現実に迫る、学校変革小説! 都内の公立中学校で、ひとりの音楽教師が過労死した。 働き方改革の命を受け、教育庁から赴任した新校長が掲げたのは、 「定時帰り」「部活動廃止」「完全週休二日制」。 同僚の訃報に「次は私かも」と怯える、英語教師の亜梨子。 勉強で負けても、部活では私立中に勝ちたいバレー部部長の一花。 子供達の青春の場を守ろうと、使命感に駆られる保護者会会長の優佳。 それぞれの立場から「学校」のあるべき姿を見つめ直す、再生の物語。 【著者略歴】 額賀澪(ぬかが・みお) 1990年茨城県生れ。2015年に『屋上のウインドノーツ』で松本清張賞を、『ヒトリコ』で小学館文庫小説賞を受賞しデビュー。「タスキメシ」シリーズ、「転職の魔王様」シリーズ、『天才望遠鏡』『さよならの保険金』『恋するブタハナ』『1冊目に読みたい小説の書き方の教科書』など著書多数。
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台湾出身で日本で暮らす思云(しうん)は、ひと月前に別れた恋人りさと共にエジプトを訪れる。手配がキャンセルできず、交際が終わった記念としての観光旅行だった。二人は、別れの原因となった事柄について言葉を交わすのだが・・・・・・(「地の果て、砂の祈り」)。 台湾に住む清猗(チンイー)と永真(ヨンジェン)は、小学生のとき一緒にRPGゲーム〈仙剣奇侠伝〉に熱中していた。大学生となった二人は、ミャンマー出身のツァイリーと三人でアパートを借りることに。卒業後、清猗と、ジーリーと名前を変えた永真は、それぞれに日本に向かった。そして、祖国に戻ったツァイリーと連絡が途切れたことをきっかけに再会し・・・・・・(「東京奇侠伝」)。 アイデンティティをめぐる思索と実践、恋愛と友情の多様なかたちを芥川賞作家が描く、連作中編小説。 【著者略歴】 李琴峰(り・ことみ) 1989年、台湾生まれ。作家・翻訳家。2013年来日。早稲田大学大学院日本語教育研究科修士課程修了。2017年、『独り舞』で第60回群像新人文学賞優秀作を受賞しデビュー。2021年、『ポラリスが降り注ぐ夜』で第71回芸術選奨文部科学大臣新人賞、『彼岸花が咲く島』で第165回芥川龍之介賞を受賞。2026年、『日本語からの祝福、日本語への祝福』で第15回梅棹忠夫・山と探検文学賞を受賞。著書に『星月夜』『生を祝う』『言霊の幸う国で』『シドニーの虹に誘われて』『月を見に行こうよ』他。
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