国内文学 - 大庭みな子 - 講談社作品一覧

  • 海にゆらぐ糸・石を積む
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    「時」の制約のうちに生きる人間の命が、白く灼く炎ときらめく、その刹那の輝きの一瞬に、小説のありかをさぐる、大庭みな子。時間の変幻と永遠相が、虹のプリズムを通して綾なすさまを、旧知との交遊のはざまに見出して詩的に定着した『海にゆらぐ糸』川端康成賞受賞の連作と、人の命の収斂するときをいとおしんで描く短篇一作と、放送劇とを収録。
  • 枕草子
    4.0
    『枕草子』は、平安時代宮中に仕えた女房、清少納言が書いた随筆である。日本の古典の中で「徒然草」とならんで最もすぐれた随筆文学とされている。1000年の時を経てなお読みつがれる魅力、それは人間の心を深く見すえる目と、四季や風物に対するたぐいまれな感受性にほかならない。

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