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『枕草子』は、平安時代宮中に仕えた女房、清少納言が書いた随筆である。日本の古典の中で「徒然草」とならんで最もすぐれた随筆文学とされている。1000年の時を経てなお読みつがれる魅力、それは人間の心を深く見すえる目と、四季や風物に対するたぐいまれな感受性にほかならない。
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Posted by ブクログ
花や自然を題材にした話も多くしっとりした印象を受けました。貴族の恋愛話は読んでいて今も昔も好きだ嫌いだの気持ちは変わらないと思いました。151段のかわいらしいものなどはなるほどと関心させられました。全体を通して作者の観察力が光る1冊で当時の貴族の生活や文化を知るのにも最適です。是非一般向けの現代語訳...続きを読むも読みたいです。
賢いけれど少し性格の悪い方が書く現代のエッセイと違いがわからないほど、感覚が似通っている。 特に 第二十八段 にくきもの とか好き。 古典文学なんて小難しい呼び方に構えないで、まずは読んでみてってその辺の子に言いたい。 大好き。
沖方丁の「はなとゆめ」を読んでるうちに、元祖をも一度読みたいなーと思って、読み始める。全章ではないけど、有名な章を網羅し、空気を伝えつつ、響きやすい言葉を使って訳した読みやすい現代語訳でした。 改めて、千年経っても人は変わらないものだと思わせられる。美しさを愛でること。いらっとすること、いたたまれ...続きを読むないこと、カッコ悪いと思うこと。男女の機微。男と女がわかりあえないカンジ。権力争い。どれをとっても、根本的に大差なくて、面白い。なにもかも否定せずに、明け透けに、カラッと紡いでしまう潔さ。豪気な女がいたもんだ。やっぱり枕草子はいくつになっても面白いのがすごい。
「徒然草」に続いて、古典随筆の名作「枕草子」を読んだ。もちろん、現代語訳。。 徒然草と同じく、「島は」「虫は」「滝は」など、私には面白さが理解できない段は多くあったけれど、ここに出てくる固有名詞を見ると、その当時の貴族社会の狭さを感じることが出来た。 枕草子で面白かったのは、例えば「八十二段 頭...続きを読むの中将、藤原斉信さま」 清少納言と頭の中将のやり取りは、正に知能と知能のぶつかり合い。漢詩や和歌の知識を使って、ちょっとしたひねりも加えてのやり取りは興味深い。清少納言の知識の深さ、聡明さが感じられる。 紫式部は、清少納言のことを「偉そうに賢さをアピールする嫌な女」と言っているけど。。 偉いといえば、清少納言が仕えた中宮定子も聡明だったことがよく分かった。定子あっての清少納言だったのかと。 「徒然草」「枕草子」と読んだから、「方丈記」も読もうかな。。。
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