関根康人作品一覧

  • 生命の起源を問う 地球生命の始まり
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    地 本書は、科学に興味をもつ者にとって、永遠の問いの一つである、「生命とは何か」「生命の起源はどこにあるのか」の本質に迫る企画である。著者は、東京科学大学の教授であり、地球生命研究所の所長である、関根康人氏。土星の衛星タイタンの大気の起源、エンセラダスの地下海に生命が存在しうる環境があることを明らかにするなど、アストロバイオロジーの世界的な第一人者である。  46億年前の地球で何が起きたのか? 生命の本質的な定義とは何か? 生命が誕生する二つの可能性などを検証していきながら、著者の考える、生命誕生のシナリオを一つの「解」として提示する。  我々とは何か、生命とは何か、を考えさせられる一冊。 主な内容 ◆世界最古の生命化石 ◆生命の定義と細胞の基本図 ◆生命を育む惑星の循環 ◆スノーボールアース ◆大量絶滅 ◆ミラーの実験 生命の起源をさぐる ◆原始の地球はどのような環境だったのか ◆オパーリンの化学進化説 ◆月の探査が原始の地球を教えてくれる ◆ジャイアント・インパクトの二つの可能性 ◆原始の生命とはどのようなものか ◆共通祖先LUCA ◆LUCA以前の原始生命たち ◆RNAワールド ◆さまざまな条件が交わる場所で生命は生まれた
  • 土星の衛星タイタンに生命体がいる! 「地球外生命」を探す最新研究(小学館新書)
    4.7
    タイタンのメタンの海に何が存在するのか? 2005年1月、探査機カッシーニから切り離され、土星の衛星タイタンに降り立った着陸機ホイヘンスからの映像に、研究者は驚愕した。空にたなびく雲、河川の跡には液体の浸食によって角が取れた丸い石、赤道には砂漠が広がり、北極には液体を湛えた数千もの湖や海──まるで地球である。違うのは、タイタンに存在する液体は、水ではなくメタンだということ。 最新の探査によって次々とベールをはがされる太陽系天体の姿から、我々とは異なる環境に生息する地球外生命を、多くの研究者が真剣に考え始めている。本書は、その研究の最前線に立つ著者が、タイタンはもとより木星の衛星エウロパ、土星の衛星エンセラダス、さらには太陽系外の惑星まで、宇宙は生命存在の可能性がある天体に満ちていることを考証する。

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