平田俊子作品一覧

  • スバらしきバス
    4.1
    東京や福岡の路線バス、コミュニティバス、高速バス、ツアーバス……詩人である著者は、ふらっとバスに乗り込むと、外の景色を眺め、本を読み、ぼんやりし、バス停の名前から物語を妄想し、乗客を観察する。終点まで行って、また同じ路線で折り返す。そんなバスの中の時間は、楽しく、心地よく、ちょっと寂しい。ユーモアと叙情を湛えた傑作バスエッセイが増補文庫化。解説 大竹昭子
  • ピアノ・サンド
    4.0
    好きな男のすべてはいらない。……離婚して二人用の家具が居心地悪くなった頃、ピアノを預かることになった。100年前のフランス製、燭台付き。元クラスメートの槙野と親密になりながらも、執着はしない日々に、ピアノは変化をもたらすのか? 詩人で作家である著者が、ぎこちなく生きる女の愛しさを描いた、心の空洞を照らす、全2篇。

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