小林みちたか作品一覧

  • 死を喰う犬
    3.8
    インド最北部ヒマラヤの西のはずれにあるラダック。そこには決して怒らない人々が暮らしている――。その言葉に誘われるようにラダックを旅した著者の贖罪と再生を描いた私小説的旅紀行。ラダックの街の道端で見つけた凍りついた犬の屍体。徐々に明らかになっていく旅の理由。ラダックの荘厳な自然と現地の人々のおおらかさに包まれながら過去から解放されていく著者の姿が描かれる。2020年度「わたしの旅ブックス新人賞」受賞作。
  • やがてすべては旅になる
    -
    ある夜、突然襲ってきた死への誘惑。 その危険な衝動から逃れるために、著者は四国一周自転車の旅に出る。 途中、自転車が壊れるというアクシデントに見舞われてしまう。 壊れかけた自転車を漕ぎながら旅を続けるうちに、脳裏に蘇るこれまでのつらい記憶と旅の断片。 過去と現在が交錯していく中で、著者はこれまでの自分と真正面から向き合うようになっていく。 果たして無事に完走できるのか、そして、前向きな心を取り戻すことはできるのか―― 過酷だが自然豊かな四国路を舞台に、壊れかけた心の再生を綴った異色の自転車旅行記

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