村崎なぎこ作品一覧

  • 全米(あまた・まい)が泣いた
    NEW
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    全1巻999円 (税込)
    涙にこめられたマイの思い そのとき、おれは… 誇るものが何もない、おれ――中学1年生の衛藤駿(えとう・しゅん)に、まさかマンガの才能が!?編集者に認められ早速デビューかと思いきや、遠い村に修行に出されてしまった駿。そこで出会ったのは超クールな少女マイ。実はマイの喜怒哀楽が、あの有名なキャッチコピーに結びついていて……。駿のマンガはマイの心に響くのか!?そして2人の関係は!?心温まる本格「創作系」青春小説。
  • オリオンは静かに詠う
    3.9
    1巻1,683円 (税込)
    私は勝つ。聴こえない世界で、戦い抜く。  宇都宮のろう学校に通う高校1年生の咲季。重度の難聴である咲季は、他者とのコミュニケーションを避けがちだ。ある日行われた交流会で、聴者だが手話を使いこなす女子高生に出会う。しかし彼女が発したある言葉に、咲季はショックを受ける。落ち込んだままの帰り道、見つけたのは「おひとりさま専用」と書かれたカフェ。店に入った咲季を迎えたのは百人一首の歌を冠したパフェメニューだった。  競技かるたの読手でもあるカフェのオーナー・陽子に誘われるまま競技かるたを体験した咲季は、持ち前の負けん気と抜群の記憶力を発揮。そこに現れたのは交流会で出合った女子高生、カナだった。なぜか咲季に対抗心を燃やすカナも競技かるたに挑み、やがて二人はライバルに。  咲季が大会で戦うためには、読手が読む句を手話通訳してもらう必要がある。ろう学校の担任で手話通訳士の資格も持つ映美の通訳は、正確でタイミングも完璧。しかし映美は初めての大会直後、通訳を降りると言い出した。それにはある過去が起因していて……。  四人が抱える葛藤は計り知れない。しかし、かるたを通じ心を繋ぐことでそれを乗り越えていく。緻密な取材をもとに描き出した、著者渾身の青春小説。
  • ナカスイ!海なし県の海洋実習
    4.0
    1巻1,870円 (税込)
    栃木県立那珂川水産高校(ナカスイ)の食品加工コースに通う2年の鈴木さくらは、海洋実習が楽しみで仕方ない。というのも、実習先の茨城県立那珂湊海洋高校の関清斗に一目惚れしたから。 海のありなしをめぐり両校の生徒がしのぎをけずるなか、さくらは実習のダイビングや手漕ぎボートで猛アピール、関の両親がデパートの水産加工食品フェアに出ると知れば、自らも出店を画策。 ところがアフターコロナの経済難で、高校生活を脅かす危機が勃発。起死回生の策として、さくらはフェアの売上トップをねらい食品開発に奔走するが……。 実習に料理に大奮闘! 大感動の青春物語。
  • ナカスイ!海なし県の水産高校
    4.0
    1巻1,760円 (税込)
    青春してやる~! マニアックすぎる授業。キャラ爆発の同級生。 夢ふくらませた青春が、入学早々大ピンチ!? 「日本おいしい小説大賞」受賞の著者が放つ意欲作! 笑いと涙の青春グラフィティー。 この高校、濃すぎる――! 栃木県立那珂川水産高等学校(ナカスイ)は、内陸県にある日本唯一の水産高校。 “脱普通”をもくろむ鈴木さくらは、淡水魚専門の水産高校“ナカスイ”に入学。 青春を謳歌するはずが、鮎に恋する神宮寺先生、魚ファーストの小百合、アニオタの地元ギャルかさね、釣りバカの渡辺ら、くせ者ぞろいで大打撃を受ける。 水産実習では溺れかけ、おまけに少子化で学校は存続の危機。水没寸前のさくらの前に、あるポスターが……。 「求ム!地元食材&オリジナルレシピ&仲間 一緒に”ご当地おいしい!甲子園”を目指そう!」 ナカスイの未来と青春をかけて、さくらは大勝負に挑む!
  • ナカスイ!海なし県の水産列車
    4.2
    1巻1,870円 (税込)
    強くなれ、自分! かけがえのない仲間のため。 学校が統廃合の危機に!? 水産高校のプライドと命運をかけた、グルメ列車大作戦! 大人気「ナカスイ!」シリーズ、卒業のフィナーレへ。 栃木県立那珂川水産高校(ナカスイ)3年の鈴木さくらは、進路に悩んでいた。志望する食品加工学科のある大学に、学力が全然足りないのだ。 さくらは可能性があるという推薦入試に挑もうと、学校での実績作りに精を出すことに。 そんなとき舌鋒鋭い政治系ユーチューバーが定員割れのナカスイを「無駄」と切り捨て、廃校論が再燃。さくらは、人のまばらなローカル線に揺られながら怒り狂うのだが、妙案を思いつく。生徒会発案で、「ナカスイ水産列車」を走らせよう!目玉料理はあの高級食材だ! ところが生徒会選挙にチョウザメの採卵、鉄道会社へのプレゼンに受験勉強と、課題は山積みで……。 走り出したら止まらない!進路に迷走? 料理に奮闘! 人気シリーズついに完結!!
  • 百年厨房
    4.0
    第3回「日本おいしい小説大賞」受賞作! 石庭大輔は、宇都宮市大谷町にある元石材商の旧家に独りで暮らす公務員。ある日、家の庭に見知らぬ若い女性が現れた。アヤと名乗るその女性は明治時代の生まれで、亡くなった大輔の祖父のもとで働いていたと言う。友人の紫は「タイムスリップだ!」と騒ぐが、大輔は信じない。だが、アヤが作った冷やしコーヒーを口にして驚く。祖父が生前「もう一度飲みたい」と語っていた通りの味わいだったのだ。さらに大輔は妹の忘れ形見・ルナを引き取ることになり、アヤ、そしてなぜか紫をも巻き込んで奇妙な同居生活が始まった。 天涯孤独の身で食にも生活にも興味なく生きてきた大輔だったが、アヤの作る百年前の料理に次第に食卓を楽しむ気持ちが湧き上がる。しかし、あるきっかけから新たなタイムスリップが起きてしまい……。 壺飯、じんごろう焼き、源氏飯、チタケうどん、自家製れもんミルク、甘露梅、ベーキャップル、ミルクセーキ、クリームコロッケ、柚煎りなど、おなじみのメニューから現代では失われたレシピも登場。 さまざまな食が時間をこえて絆を紡ぎだす、郷土愛たっぷりの“おいしい”家族ファンタジー! ※この作品は過去に単行本として配信されていた『百年厨房』 の文庫版となります。

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