百年厨房

百年厨房

825円 (税込)

4pt

4.0

第3回「日本おいしい小説大賞」受賞作!

石庭大輔は、宇都宮市大谷町にある元石材商の旧家に独りで暮らす公務員。ある日、家の庭に見知らぬ若い女性が現れた。アヤと名乗るその女性は明治時代の生まれで、亡くなった大輔の祖父のもとで働いていたと言う。友人の紫は「タイムスリップだ!」と騒ぐが、大輔は信じない。だが、アヤが作った冷やしコーヒーを口にして驚く。祖父が生前「もう一度飲みたい」と語っていた通りの味わいだったのだ。さらに大輔は妹の忘れ形見・ルナを引き取ることになり、アヤ、そしてなぜか紫をも巻き込んで奇妙な同居生活が始まった。

天涯孤独の身で食にも生活にも興味なく生きてきた大輔だったが、アヤの作る百年前の料理に次第に食卓を楽しむ気持ちが湧き上がる。しかし、あるきっかけから新たなタイムスリップが起きてしまい……。

壺飯、じんごろう焼き、源氏飯、チタケうどん、自家製れもんミルク、甘露梅、ベーキャップル、ミルクセーキ、クリームコロッケ、柚煎りなど、おなじみのメニューから現代では失われたレシピも登場。

さまざまな食が時間をこえて絆を紡ぎだす、郷土愛たっぷりの“おいしい”家族ファンタジー!

※この作品は過去に単行本として配信されていた『百年厨房』 の文庫版となります。

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百年厨房 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    第3回日本おいしい小説大賞ということもあり、ユーモラスな料理がたくさん登場!
    無味乾燥な日々を生きる大輔。大正時代からタイムスリップしてきた女中アヤ、友人の紫、姪のルナが加わり賑やかな共同生活が始まる

    0
    2025年11月30日

    Posted by ブクログ

    昔の宇都宮市の様子が伝わってきて、よく調べているなと思った。
    主人公が人と関わり成長していく姿がよかった。自分のこだわりはあるかさけれど、捻くれていなくて、人に優しい主人公で応援したい気持ちになった。
    それぞれの視点からの話を読んでみたい。

    絵や図があると石を切る様子や宇都宮駅との位置関係がわかり

    0
    2025年04月10日

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